戦後ファッション盛衰史
第1章 戦後の混乱から立ち上がる
昭和20~24年
敗戦の日々―モンペと更生服とパンパン・ガールと
ディオールのロング・スカートと洋裁学校旋風
戦後初めて登場した服装雑誌と外遊デザイナー狂騒曲
第2章 朝鮮動乱を機に戦後ルネッサンスを迎えるファッション界
昭和25~27年
アメリカン・スタイルの全盛と職業デザイナーの誕生
「食の時代」から「衣の時代」へ
戦後初めてのファッション・モデル誕生
第3章 戦後ファッションの躍動期
昭和28~34年
戦後ファッションの原点―服飾文化の世界化と大衆路線の確立を2本柱に出発
ディオールのアルファベット・ラインと大衆社会状況の序幕
スタートした大衆社会時代と新しい欲望の台頭
新合繊の登場と'60年代消費革命の前夜
第4章 合繊メーカーの流行づくりと大衆消費時代の到来
昭和35~40年
スタートを開始した高度大衆消費時代
華やかに展開したメーカー主導型の“流行づくり”
曲がり角にきた合繊メーカーのキャンペーン
不況の嵐吹きすさんだ合繊業界とヤングマーケットの出現
第5章 ミニの完全勝利とパンタロンの登場
昭和41~44年
若者優越時代を象徴するミニ・スカートの完全勝利
華やかな昭和元禄を謳歌するヤング・パワー
'70年代の先駆的なファッションの実験が随所に現われる
第6章 '70年代の幕開きとともに離陸したファッション・ビジネス
昭和45~48年
'70年の幕開きとともにスタートしたファッション・ビジネス
新しいコミュニケーション・メディア、ジーンズの登場と流行
台頭してきたジーンズ・ジェネレーション
日本の服飾産業界に一大衝撃を与えた石油危機
第7章 石油危機以降、新たな試練に立たされた服飾業界
昭和49~54年
石油危機以後、変化より持続、カッコよさより品質に目が向けられる
低空飛行を続けるファッション界のさなかに
スポットライト浴びる日本人デザイナーの国際舞台での活躍
買い物も本物志向を強めてきたファッション業界
「不確実性の時代」で視野の定まらないファッション業界
カジュアル化路線をひたはしりに走り続けた'70年代のファッション
第8章 ファッション界'80年代の“心のビジネス”“文化の時代”に入る
昭和55~59年
ファッション界'80年代の“心のビジネス”の時代に入る
衣服の購入にインベストメント・クロージングの声、大きく高まる
戦後最大のパンツのバラエティ時代を現出
「コムデ風」「ワイズ調」という時代の潮流をつくった川久保玲と山本耀司
業界はニューメディア、ハイテク時代に突入!
第9章 日本の国際化、成熟化に向かって大きく飛翔するデザイナー達
昭和60~62年
国際化時代のなかで東京ファッション・デザイナー協議会が発足
DCブランドとメンズファッション・デザイナーの登場!
年表あり