図書目録ワガ セイシュン ノ サカリバ モノガタリ資料番号:000033063

わが青春の「盛り場」物語

サブタイトル
編著者名
福富 太郎 著者
出版者
河出書房新社
出版年月
1995年(平成7年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
253p
ISBN
4309009751
NDC(分類)
673
請求記号
673/F84
保管場所
開架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに

第一幕 銀座
きれいごとだけで銀座の歴史を語れるか
どうせ焼けるなら東京中焼けてしまえ
銀座の喫茶店に勤める
中華料理店もモグリ営業
開店前夜に街娼婦を呼ぶ
馬肉も使った当時の中華料理
客が残したら食べてみて反省
ダンスホールで一晩に給料全部を使う男
泥棒男の頼みを拒みとおす
不思議と縁のあった悪いやつ
6階と8階は雲泥の差のダンスホール
上海帰りや満州引揚のダンサーも
盗みで儲けた客
銀座の兄貴分と渡り合った客
喧嘩ぐらい自分達でおさめろという警察
モグリ営業の鮨を食べ、賭博にも手を染める
止められたがバクチに首を突っ込む
バクチで儲けて店を持った男
二度とバクチはやるまいと思ったが…
バクチの金は結局カタギの懐に入る
少年の私を助けてくれた神父と判事
ヒロポン中毒で死んだ男
築地・八宝亭事件

第二幕 新宿
銀座の店が池袋に進出したのでヤミ屋になる
糞尿まみれで新宿時代が始まる
二丁目の喫茶店で経営者に疎まれる
抜群の人気だった二丁目の赤線
田辺茂一の「絶対に人に言えないこと」
ドスを持って暴れ込まれても動じない男
路上のトバクにはサクラ
口クマの口上に話術を学ぶ
女のヒモになった男達の末路
女たちの恨みのこもった土地
進駐軍兵士のオンリーといわれた女
はじめて店を休むハメになる
男を食い殺す女
誰もが「早く別れろ」と言うのだが…
二丁目の赤線にいた”魔性の女”

第三幕 渋谷
渋谷周辺の不良少年たち
女生徒にモテない園芸学校生
渋谷のテキヤと初めて本格的な喧嘩
渋谷で対立した安藤組と力道山
台湾人闇屋の集団が渋谷警察を襲う
土性っ骨のある男でないと務まらない宇田川町
女の誘惑をひたすら拒絶
「給料を払え」「いや、慰謝料をはらえ」
客をキャッチする店と警察のイタチごっこ
殴られても平然としている男
ヤブを突っついて蛇を出してしまった男
座ると鋲が刺さる椅子に大騒ぎ
大幹部の服が本人のそばで盗まれる
客を泥酔させて身ぐるみ剥ぐ店

第四幕 新橋
”バブル”でふくらんだ新橋のヤミ市
新橋ヤミ市を取り仕切った松田組
生き延びるのヶ精いっぱいだった時代
”いい思い”をしたくて噂も飛び交う
戦後の復興を象徴したダンスホール「フロリダ」
復興が早かった日の当たるヤミ市
バー「メッカ」殺人事件など
ヤミ市跡の真ん中につくった「新橋ハリウッド」
ヤミ市跡につくったニュー新橋ビル

第五幕 上野・浅草
敗戦後の東京を象徴する上野
盛り場としての浅草の弱点
ネズミを甘いもの泥棒の犯人に仕立てる
詐欺師とオカマ相手に奮闘
行きがけの駄賃に敷布でワイシャツをつくる
キドシンからの売上金をごまかす
アル中になって死んだキドシン
支配人がついに詐欺師に騙される
青線に売られた女達を救出する
経営者への不満と反感から店を辞める
女の恩返しと裏切り
三木英義の「事業家」としての意欲

第六幕 厚木・町田
進駐軍相手の商売
進駐軍兵士と付き合った女たち

付・昭和26年頃の盛り場案内図

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