図書センソウ オ カタリツタエル タメニ000032524

戦争を語りつたえるために

サブタイトル1~10
編著者名
平和遺族会全国連絡会 著者
出版者
梨の木舎
出版年月
1993年(平成5年)8月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
325p
ISBN
4816693041
NDC(分類)
916
請求記号
916/H51
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

1 戦線拡大、太平洋戦争開戦へ
母に伏せた兄の死(東京都中野区 関口弘)
アジアの犠牲者とその母親の苦しみを想うとき(北海道砂川市 町田千春)
一坪に砲弾二屯撃ちこみし沖縄(神奈川県横浜市 津波古勝子)
2太平洋戦争開戦から四五年初めまで
アッツ島で渇き、戦死した父(北海道札幌市 井上喜美)
アジアの人との出会いを通じて学んだこと(神奈川県城山町 水谷信栄)
「天皇のため国のため」に死んでいった者たちへ(神奈川県横浜市 佐藤アイ)
行動の軸を被害者から加害者に(静岡県浜松市 本村春海)
悲惨な戦場を体験して(北海道滝川市 新井万蔵)
アジアにも戦死者がいて、家族がいて、生活があった(北海道旭川市 高田君)
平和憲法を海外に向かって知らせる努力を(神奈川県横浜市 菊池幸弘)
石だらけのところに蒔かれた民主主義を消してはならない(静岡県細江町 岡村欣一)
無謀な戦争と知っていた兄(神奈川県横浜市 湯川貞子)
戦死者を「英霊」と褒め讃えさせてはならない(島根県大田市 菅原竜憲)
国策に翻弄されて(北海道札幌市 黒木あい)
兄を侵略者と認めるのは辛い。だが……(静岡県浜松市 溝口正)
再び遺族つくらぬために(埼玉県坂戸市 酒井宏子)
揚柏保部落集団虐殺事件(神奈川県横浜市 飯田正吉)
負ける戦争と知っていた父(東京都多摩市 加藤郁子)
アジアの人々を殺した戦争を忘れてはならない(静岡県竜洋町 大手美千代)
不幸な結婚だった(神奈川県相模原市 石田初枝)
紙一枚の空の遺骨箱(東京都世田谷区 内田愛子)
なぜ?(静岡県浜松市 佐藤叡子)
いま、アジアの人々にしたことを恥じずにはいられない(東京都杉並区 石川ふさえ)
戦死者の姪として考える(静岡県浜北市 小塩愛子)
十九歳で志願した兄(ドイツ・ベルリン 小池創造)
肉親の戦争責任を引き受けなければならない(埼玉県志木市 三浦永光)
ノー・モア靖国合祀(東京都清瀬市 尾形憲)
忘れらないフィリピンの情景(北海道江別市 太田結子)
夫は日の丸のために死んだ(故人・中島静恵)
3 一九四五年初めから敗戦まで
父不在(静岡県浜松市 根来泰治)
不幸な父も一日本鬼子一の例外ではなかったろう(神奈川県横浜市 秋葉繁夫)
私たちの手で戦争責任を追及したい(北海道札幌市 海野みゆき)
はじめて息子に語った母と兄の死(岩手県盛岡市 菅原勝子)
アジアの人々に再び銃を向けてはならない(静岡県袋井市 中村浪子)
母のお骨は……(沖縄県那覇市 中村文子)
惨禍を繰り返さないために(神奈川県逗子市 石崎キク)
一木隊の全滅と弟敏雄の出征(北海道旭川市 山下秀雄)
夫は二十二歳で死んでいた(岩手県東和町 高橋サツ)
どんな「戦争」を遺すのか(広島県広島市 築田哲雄)
平和こそ遺族の願い(静岡県細江町 鈴木まさゑ)
なぜ反対できなかったか(岩手県花巻市 島豊子)
語り継ごう書き継ごう戦争体験(沖縄県北中城村 安里要江)
戦争とは百パーセント人災である(沖縄県東風平町 川端光善)
敵を知らず、己れを知らず(神奈川県川崎市 玉代勢秀子)
私の平和運動の原点(北海道札幌市 地蔵幸信)
夫の抗い―白紙でだした答案(神奈川県横浜市 島袋園子)
夫・高明の戦死まで(兵庫県神戸市 吉馴ひろ)
戦争体験者の傍らで(東京都大田区 塩田明子)
戦争責任のある父と戦後責任のある私(東京都杉並区 井上健)
父から託された碑の建立(北海道滝川市 石川乙女)
4 敗戦・一九四五年八月一五日から
「軍人が政治をとったら平和国家にならない」(北海道音更町 口川シズ子)
失明軍人も戦争を罪悪とは語らなかった(静岡県浜松市 大内三良)
四〇歳で召集されて(神奈川県横浜市 大町竜子)
学徒通信隊・十六歳で死んだ兄(沖縄県豊見城村 大城勲)
「誰が不義をしたかい」(北海道砂川市 谷内栄)
何がまちがっていたのか(北海道浦臼町 村上寿雄)
アジアの全遺族の連帯を(神奈川県城山町 小川武満)
戦争には、いかなる理由があろうとも「正義」などはない(静岡県浜松市 源馬瑠璃)
何も報われることなく(福岡県飯塚市 高城尚子)
歴史の方向を正す存在として(群馬県前橋市 水元千枝)
兄の青春は二十五歳で終わった(岩手県東和町 関根千鶴子)
5 アジアの人々は、遺族は
連行されたまま帰らぬ父(韓国釜山 慎大晟)
夫はいまだに帰ってこない(韓国ソウル 金恵淑)
日本という国(韓国春川 金景錫)
日本鬼子(中国北京 玉霄峰)
戦争は本当に終わったのか(中国無順 班忠義)