図書ジョセイ ノ ケンリ ノ ヨウゴ000032472

女性の権利の擁護

サブタイトル1~10
政治および道徳問題の批判をこめて
編著者名
ウルストンクラーフト メアリ 著者/白井 尭子 訳者
出版者
未来社
出版年月
1980年(昭和55年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
408,9p
ISBN
462450027X
NDC(分類)
367.2
請求記号
367.2/W85
保管場所
閉架一般
内容注記
著者の肖像あり 【A vindication of the rights of woman. 2nd ed.・の翻訳】
和書
目次

タレイランへの献辞
全人類のために
フランスの社交界批判
女性の教育
女性の政治参加
女性は家庭に閉じ込められない
圧制の根絶
序論
不健康な女性
男女の差と同一性
上流階級の女性
人間性の獲得
美辞麗句の排除
近代女子教育の欠陥
男性的であれ
第1章 人類の権利とそれにかかわる義務を考察する
理性、美徳、知識
偏見と知的臆病
文明の病根
ルソーの誤り
理性は呪いではない
害悪の根源は権力と差別
国王批判
軍隊批判
聖職者批判
職業による性格形成
支配権の歴史的形成
第2章 女性の性格に関する通説を論じる
美徳における性差別
ミルトンの女性像
完全な教育とは
女性を弱くする教育論
自然の秩序の無視
軍人と女性の類似性
権力と盲目的服従
ルソーと低次元の恋
ルソーによる女性の奴隷化
男女の美徳は同一
恋愛の運命
グレゴリィ批判
恋愛から友情へ
苦難による向上
グレゴリィの処世術
優しさと隷従
賢明な女性は少数
女性が理性的になった場合
女性の尊厳
男性の隷従
第3章 同じ主題を論じる
天才と強い肉体
ルソーの女子教育論
デイの女子教育論
運動を禁じられる女性
女性と容姿
女性は本来は奔放
上流階級の女性とデリカスィ
権力による堕落
神の調和と人間の調和
神の諸属性の検討
欲望の対象としての女性
女性の進歩の限界
未亡人となった場合
ルソー的教育の末路
理想的な女性
第4章 さまざまな原因によって女性が陥った堕落状態を観察する
目前の享楽を求めることによる堕落
女性は理性を持たないのか
便宜的な教育と官能主義
概念を普遍化する能力
美徳の障害となる快楽
鳥篭の中の美女
ルイ一四世とチェスタフィールド
金持と女性の類似性
スミスの『道徳感情論』
貴族と国王の性格
玉の輿と快楽の追求
文明のもたらした悪徳
感覚の奴隷、知性の荒廃
自分に対して権力を持て
砂上の美徳
知性と家庭の義務
扶養される苦杯
家政の上手なだけの女性
麗しき淑女と恋愛
行動には厳しさが必要
若さは美しさか
一夫多妻は必然か
リチャドスンの『クラリサ』
ポウプの諷刺
恋愛と友情の矛盾
恋愛を美化する想像力
向上心を抱け
針仕事の弊害
さまざまな階級の女性
第5章 女性を軽蔑に近い憐れみの対象としてきた著述家たちに対する批判
ルソーの『エミール』批判
男女差別の教育
フランスにおける誤った教育
束縛に従う習慣
性格形成と理性
策略と巧妙さ
女性と肉体の力
女性と宗教
女性に許される知性
恋愛の永続性について
ルソーの感受性
偏見との闘い
追放すべきフォーダイスの『若い女性への講話』
か弱き白痴美人讃美
美徳なき天使
家内奴隷としての女性
グレゴリィの『父から娘たちへの贈物』批判
中世騎士道精神と女性
見せかけだけの振舞と策略
欺瞞の体系
英知の勧め
偏見に基づく権力との対決
男性の論法を用いるピオッツィ
ルソーを讃えるスタール
両親への服従を説くジャンリス
偉大なシャポウンとマコーリ
チェスタフィールドの『書簡集』批判
世俗の知恵を子供に教える弊害
子供は自然に社会を知る
子供と個人崇拝
この世の幸福と不滅の魂
情欲は規制すべきではない
上流階級のためのパントマイム
経験が生み出す寛大な感情
早まった早期教育と偏見
バークと偏見の流行
経験無視の教育
宗教の基盤も理性
第6章 幼い頃の観念連想が性格に及ぼす影響
天才と即時的連想
女性と習慣的連想
低次元の恋愛
未来の恋愛の姿
有害な観念連想の結果
第7章 慎み―女性特有の美徳としてではなく、男女双方の美徳として考察する
慎み、謙遜、内気
理性に基づく慎み
女性意識の克服
物神崇拝といんぎん無礼
欲望との闘いと慎み
寄宿学校の害悪
品位、清潔、自制
美服よりも清潔
慎みと恋愛
第8章 良い評判に重きを置く、という性差別意識によって損われた道徳について
道徳と世間体との混同
評判を重んじるルソー
美徳は世評を正す
『道徳感情論』批判
謙譲な心から生まれる人類愛
女性の純潔
人間愛に基づく行動
自然の尊重
男女双方の美徳
第9章 社会に根を下ろした不自然な差別から生まれる有害な結果について
害悪と悪徳の根源は不平等な財産
愛情と義務の結びつき
感動的な家庭
軍人と政治家の不道徳
女性の奴隷状態
戦争批判と女性
妻の経済的独立
女性の参政権擁護
女性が進出すべき職業
労働する女性の価値
第10章 親の愛情
親の愛情は専制支配の口実
良き母親と精神的独立
第11章 親に対する義務
慣習による親考行批判
災厄の原因は親の怠惰
娘に対する親の抑圧
親の理性と気紛れ
幼時の習慣の影響
第12章 国民教育について
遊び仲間の重要性
寄宿学校と私教育批判
学校の宗教儀式批判
パブリック・スクールの暴君
家庭的な愛情が重要
私立学校の弊害
女子学生に対する束縛
男女共学の必要
家庭的な愛情と審美眼の喪失
主人を騙す奴隷
共学の国民教育計画
早婚の利益
道徳の向上と政治的関心
富者の教育と同輩による処分
肉体の美しさと精神の美しさ
動物愛護と国民教育
男女共学と家庭
テレーズ批判
男女の平等性と相互性
女性の知識に対する嫉妬
無知の子供への影響
母性と不屈の精神
第13章 女性の無知が生む愚行の例、および女性のマナーに革命を起こせば当然生み出されると期待されるあ
占いに通う上流階級の女性
占いとキリスト教徒
催眠術師の非科学的治療
神の摂理への冒涜
センチメンタルな小説の害
小説を読まなくても堕落する
歴史書の勧め
無知に基づく衣裳愛
絶えず競争する女性
女性の排他的な愛情
七歳以前の教育が重要
召使に対する侮辱
理想の母親像
知性と美徳
男女間の正しい愛情
解説・索引あり