図書ショウネンダン ノ レキシ000032449

少年団の歴史

サブタイトル1~10
戦前のボーイスカウト・学校少年団
編著者名
上平 泰博 [ほか]共著
出版者
萌文社
出版年月
1996年(平成8年)4月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
350p
ISBN
4938631520
NDC(分類)
379.3
請求記号
379.3/U36
保管場所
開架一般
内容注記
少年団・ボーイスカウト略年表:p325~335
和書
目次

序論 近代日本の少年団とボーイスカウト(田中治彦)
少年団とは何か
少年団・ボーイスカウト研究の課題

第1部 英国におけるスカウト運動の発足(田中治彦)
ベーデン-パウエルとスカウト運動
ベーデン-パウエルとボーア戦争
ボーイスカウトの構想
ボーイスカウト運動の発足
ボーイスカウトの理念と方法
「ちかい」と「おきて」
パトロール・システム
シートンとウッドクラフト
第一次世界大戦とスカウト運動
ガールガイドの発足
第一次世界大戦下のスカウト運動
スカウト運動の分裂
スカウト運動の路線転換
軍事訓練か市民教育か
ベーデン-パウエルと「日本」
『少年のための斥候術』の中の日本
スカウト運動の日本への伝播
郷中起源説について

第2部 少年団運動の形成と発展(中島純)
日露戦争後における少年団体の組織
文部省調査にみる草創期の少年団体
小柴博と精神教育幼年会
鈴木利貞と座間幼年会
山本滝之助と少年団
沼津少年団の旗揚げ
ボーイスカウト訓練法の受容と伝播
精神教育幼年会から東京少年軍へ
ボーイスカウトの伝道師たち
少年団訓練法をめぐる諸議論
少年団日本連盟の結成と「健児教育」
全国少年団大会(静岡)の開催
第一回日本ジャンボリー(東京)
初代総裁後藤新平
ボーイスカウトへの啓蒙
少年団日本連盟中央と地方加盟団の対立

第3部 戦時体制下の少年団(上平泰博)
少年団の国粋思想と国防支援出動
二荒芳徳の「聖義国家」思想
永田鉄山の戦争論と国家総動員論
教化総動員運動における少年団動員
「満州事変」に出動する少年団日本連盟
「校外生活指導」に関する訓令と少年団
軍部強圧策による少年団日本連盟の動揺
文部大臣訓令二二号の予告と反応
文部大臣訓令の背景および意図
少年団日本連盟の政治的抵抗
社会教育局長通牒の本旨と政治的対応
学校少年団の奨励と帝国少年団協会の発足
帝国少年団協会創立の経緯と文部省
帝国少年団協会役員の特徴
少年団統合に向けての政治社会動向
少年団日本連盟役員人事の特徴
大日本少年団連盟と名称変更した理由
教学刷新評議会にみる少年団の位置
国民精神総動員運動下の少年団指針
大日本少年団連盟のドイツ、イタリア派遣
日独青少年団交歓派遣と青少年団の統合気運
大日本青少年団の統合と解体
ヒトラー・ユーゲントの影響と学徒隊構想
青少年団統合に関する五団体首脳協議と教育審議会
決戦下における国民学校少年団錬成の行方

結章 戦後のボーイスカウトと少年団(田中治彦)
占領下のボーイスカウト再建
占領下の社会教育政策と青少年団体
結びにかえて―少年団とボーイスカウト
少年団・ボーイスカウト略年表・索引あり・写真あり