図書センソウ ト ヘイワ ノ ホウ000032268

戦争と平和の法

サブタイトル1~10
フーゴー・グロティウスにおける戦争、平和、正義
編著者名
大沼 保昭 編者
出版者
東信堂
出版年月
1995年(平成7年)6月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
604,72p
ISBN
4887132085
NDC(分類)
329
請求記号
329/G88
保管場所
閉架一般
内容注記
巻末:参考文献
和書
目次

序(大沼保昭)
第1章 歴史的背景―グロティウスのネーデルラント―(山下泰子)
はじめに
ネーデルラント独立戦争の原因
ネーデルラント独立戦争の特質
ネーデルラント連邦共和国の国家構造
ネーデルラントにおける宗教的対立
第2章 グロティウスの方法―プロレゴメナを中心に―(田中忠)
問題の所在
法の弁証
法学の構築
プロレゴメナからの構図
第3章 法の概念(田中忠)
Jus
自然法と意思法
法のうちそと
諸法の交錯
第4章 戦争(大沼保昭)
定義と合法性
正当因
主体
第5章 国家と支配権(田中忠)
国家
最高権力(最高支配権)
抵抗権および従属統治者
第6章 所有権・支配権(柳原正治)
所有権の発生と人間に共通の権利
有体物に対する権利の原始取得
人に対する権利の原始取得
承継取得
諸国民の法上の取得
所有権・支配権の消滅
所有権から生じる義務
第7章 合意(大沼保昭)
問題の所在
合意の拘束力の観念に関する前史
グロティウスの約束・合意理論
『戦争と平和の法』の合意論―位置づけ・評価―
第8章 刑罰(古川照美)
刑罰一般
刑罰戦争
第9章 戦争法(奥脇直也)
位置づけと構成
自然法の規則
諸国民の法の適用範囲
諸国民の法上の効果
不正な戦争における内的正義の要請
第10章 テンペラメンタ(田中忠)
問題の所在
不正な戦争
テンペラメンタtemperamenta
諸国民の法、内的正義、愛の法
グロティウスと「戦時国際法」
第11章 諸国民間の合意―条約、敵との間の信義―(木村実)
条約と準条約(公的合意)
敵に対する信義(=誠約)
信義と平和への説論
第12章 結語―「愛とソロバン」の伴奏で舞うプリマドンナ「法」―(大沼保昭)
実践的目的に仕える書としての『戦争と平和の法』
『戦争と平和の法』における戦争の現実―自立的諸権力の主体性と私戦・公戦の連続性―
規範主義的方法
重層的規範構造
正戦根拠の「体系的」提示
『戦争と平和の法』の国際法史上の地位
年表、参考文献、ラテン語索引、人名索引、事項索引あり