図書目録ニホン キンダイシ ノ キョゾウ ト ジツゾウ資料番号:000032127

日本近代史の虚像と実像 4

サブタイトル
降伏~「昭和」の終焉
編著者名
藤原 彰 [ほか]編
出版者
大月書店
出版年月
1989年(平成1年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
310p
ISBN
4272501348
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/F68/4
保管場所
閉架一般
内容注記
付:参考文献
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

1 日本敗戦は条件つき降伏か(栗屋憲太郎)
無条件降伏政策の核心
日本の無条件降伏

2 昭和天皇はなぜ退位しなかったのか(岡部牧夫)
明治憲法の論理的矛盾
昭和天皇の在位と日本の国益
おそすぎた決断
責任の自覚と回避

3 東京裁判は勝者の復讐劇だったのか(住谷雄幸)
東京裁判の概略
東京裁判は「勝者の裁き」か
「平和に対する罪」は事後法か
東京裁判の法的性格
裁判官の任命
天皇の不起訴は政治的判断

4 日本国憲法は押しつけられたのか(古関彰一)
「押しつけ」といわれる根拠
明治憲法改正の必然性
民間草案と幣原内閣
GHQ草案を手交した意味
GHQはなぜいそいだのか
GHQ案の翻訳ではない
対立があった米政府とGHQ
世論は支持した
改正の機会はあった
「押しつけ憲法」といわれだした動機

5 二・一ストはなぜ強行されなかったか(三宅明正)
一貫して共産党がしくんだのか
一〇月闘争
全官公庁共闘の結成と全労懇
倒閣運動の高揚
全闘とゼネスト計画の具体化
GHQの介入
スト中止へ

6 吉田茂は戦後日本の繁栄の功労者か(宮崎章)
吉田評価の変遷
吉田内閣の政策と実態
吉田茂とアデナウアー

7 練習曲としての帝銀事件(和多田進)
「戦後」という名の風景
記録された帝銀事件
ごく初歩的な疑問について
未遂事件と帝銀事件○体
捜査を挫折させた「力」
「四等国」国民のむかしと今

8 朝鮮戦争はどんな戦争だったか(三浦陽一)
朝鮮戦争のあらまし
朝鮮戦争の影響
朝鮮戦争の戦争責任
日本の責任

9 日本に中立の道はなかったのか(荒敬)
中立論の隆盛とその思想的特徴
全面講和運動と片面講和
鳩山一郎内閣と日ソ国交回復

10 安保闘争は挫折だけを残したのか(荒川章二)
「ミッチーブーム」から反安保時代へ
自衛隊出動せず
たたかいおわって
民衆運動が生みだしたもの
国民意識

11 「日本人は金持ち」か(加藤哲郎)
世界一の「金持ち」国家日本?
「福祉超大国」ニッポン?
くみかえられた「福祉」の概念
国際的な「福祉超大国ニッポン」
公認とその実態
世界システム的格差構造のなかでの「金持ち」の意味
「金持ち国日本」の格差構造と「豊かさ」の偏在
「ゆとり」と「豊かさ」実感の欠如

12 日本はアジアの友人か(林博史)
告発される日系企業の公害輸出
ベナンの詩人のなげき
「顔のない」関係
アジアを解放した戦争だったのか
ゆがんだアジア・イメージ
日本はアジアの友人か

13 戦争教育は成功したか(山住正己)
戦後教育改革の原点
天皇に対する不変の姿勢
戦後教育の基本精神の浸透
「動員される」のではなく主体的参加を
「平和時代の遊戯」に終わらせないように

14 「昭和」はどんな時代だったか(藤原彰)
戦争は軍部の独走か
平和をもたらしたのは天皇か
戦後の繁栄は天皇のおかげか

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