図書キンダイ チ ノ アルケオロジー000031992
近代知のアルケオロジー
サブタイトル1~10
国家と戦争と知識人
編著者名
子安 宣邦 著者
出版者
岩波書店
出版年月
1996年(平成8年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
253p
ISBN
4000027549
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/Ko97
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次
第1章 一国民俗学の成立
彼は「旅人」ではない
内なる観察者
新しい「お国学」
平民の日常への視線
「国民」を主題とする学
「国語」の将来
方言への視線
一国言語学の成功
民族の内なる心意
「固有信仰」という語り
第2章 近代知と中国認識―「支那学」の成立をめぐって―
湖南と『支那論』
『支那論』の視点
「支那学」の成立
仲基と湖南
〈不確かなテクスト〉と〈確かなテクスト〉
文献的ニヒリズム
第3章 「国語」は死して「日本語」は生れたか
「国語」か「日本語」か
「日本語問題」の生起
東亜共通語・日本語
〈国家内〉的な言語・「国語」
〈日本語進出〉をめぐる言説
「日本語」の支持者たち
第4章 日本の近代と近代化論―戦争と近代日本の知識人―
戦争と知識人の自己認識
彼らは何をしゃべり、しゃべらなかったか
「世界史的立場と日本」
隠れた主題「支那」
東洋の抵抗と近代
非アジアとしての日本
近代的思惟の未成熟
日本社会の構造的病理
第5章 〈隠蔽〉と〈告発〉との間―戦争の記憶と戦後意識―
秘匿された過去〈再説〉の要求
歴史の〈修正〉要求
隠蔽する国家と戦後意識
〈告発〉の修辞法
事件の〈再説・語り直し〉
〈隠蔽〉と〈告発〉との間
第6章 書かれたものと書きえぬこと―歴史表象と死者の記憶―
「書かれたもの」と「書きえぬこと」
「記念館・記念碑」と歴史表象
ダッハウとヒロシマの記念館
「記念碑的歴史」とは
「負の遺産」としての過去の歴史表象化
初出一覧あり