図書アカイ ユウヒ ノ マスノガハラ ニ000031779

赤い夕陽の満州野が原に

サブタイトル1~10
鬼才河本大作の生涯
編著者名
相良 俊輔 著者
出版者
光人社
出版年月
1978年(昭和53年)5月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
332p
ISBN
NDC(分類)
913
請求記号
913/Sa16
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

第1章 雄飛
命も要らず名も要らず
芽生えんとするもの
豪放なるかな大作
大馬賊へのあこがれ
密命をおびて大陸へ
成都に翻える日の丸
「おれは日本人だ」
第2章 雌伏
怖るべしロシアの野望
河本大作の達見
“札つき連隊”へ
第3章 狡猾
大川周明の理論
馬賊の仲間に投じて
満州の帝王といわれて
第4章 内乱
未来をはばむものへ
「おらが大将」の卓見
張作霖の最も良き日
五月二十七日の出来事
張作霖の野望ふくらむ
「敵は奉天にあり」
ついに長蛇をいっす
第5章 決意
日本の強硬態度固まる
『田中上奏文』の怪
爾霊山に英霊の声あり
第6章 計画
中国大陸の戦火やまず
北京を去る日の張作霖
天津駅途中下車の真相
陽の目を見る河本書簡
練られた暗殺プラン
熱血東宮大尉の登場
第7章 暗殺
意外な火薬置き場
二つの発火ボタン
大の虫と小の虫を
角田市郎中尉の手記
吹っとんだ第八号車
狂いだしたプログラム
躍らされた報道陣
関係者たちの証言
第8章 追及
血ぬられた誕生日
軍事顧問団と寄生虫
あらわれた生き証人
“満州お菊”のこと
東京での査問委員会
入りみだれる思惑
第9章 暗転
執拗な憲兵隊司令官
石原莞爾という男
ふたりの異端軍人
学良をめぐる覇道無残
閉ざされた某重大事件
田中首相、挂冠と死と
第10章 薄氷
もう一つの生きかた
廃帝溥儀からの密使
「桜会」に集う面々
クーデター「三月事件」
陸相宇垣一成の変心
『最後の殿様』の手記
第11章 使命
野人河本大作の述懐
歴史の霧のかなたに
満州国誕生の前夜
あらたなる密命
“河本の首を刎ねろ”
「東洋鬼来了!」
第12章 開花
ある華麗なる挿話
五族協和も夢ならず
くずれゆく建国の理想
最後の花ひらく
運命の日、来たる
太原城の上空に逝く
終章 永訣
参考引用文献あり