日本兵の詩

詩篇
我等は戦士
つはもの
分列式
暗影
平和
輝かせ皇道日本
邁進せよ
軍旗祭に歌ふ
山越え
興安越
馬占山に寄する
動哨
天竜川の夜
漕舟風景
三台子にて
帰営
行軍日記より
山砲に送る
僕の足
あかしや
はつあき
週番の日
行軍
昼の射撃場
風景
浴槽
防空演習
森の木蔭
馬と共に
愛銃の歌
初冬
氷解くる日
春
冬・春・軍人
二月の言葉
たそがれ
贈り物
春風に乗る
緑
郷に帰りて
寄る秋
春近づく
春は窓から
青春礼讃
満洲から
懐しき古里
悲しき凱旋
戦友の霊へ
友を想ふ
戦友を偲ぶ
病の春
散る時を待つ
小唄篇
夜明け
塹壕小唄
銃後の花
国の花
風は男だ
同じ散るらら
病兵の歌へる
開け満蒙
守備兵さん
国境守備
守備兵小唄
満洲を守れ
熱河攻撃
鉄の兜
砲兵行進曲
満洲建国の歌
弾丸はつきても
昨夜の宿
衛兵交替
特射風景
背嚢下して
雨
初年兵を待つ
宿営の日
廠舎の庭に
望郷
或る兵に寄せて
母を懐ふ
友と別れて
亡き戦友
大陸の夏