図書センジン ソウワシュウ000031684

戦陣挿話集

サブタイトル1~10
つはもの叢書 9
編著者名
陸軍省 編者
出版者
つはもの発行所
出版年月
1934年(昭和9年)6月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
132p
ISBN
NDC(分類)
159
請求記号
159/R42
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

(1) 珍談・奇談
死に真似の手品
シヨツパイ石
歓迎旗=残飯旗
ミーカーターウーチースールーナ
犬殺し命令
小便入りのお茶
餌は鉄兜
煙草取りゲーム
チヤンをバラす
護符で防いだ敵弾
糧秣を支給する敵
金米糖の様な瘤頭
煙草の夢
師団参謀長叱らる
カイゼル髭の正体
蚊の追ひと飯の食ひ手
突撃する戦死者
敵兵を抱寝して御通夜
小便の効用
約束を破つた万歳
守兵を導く中隊長の亡霊
射撃する屍
父子同じ箇所に敵弾を
成田山のお守り
五円二銭五厘の羊羹
お尻を石で
死骸だけは返へしてやるぞ
水菓子の恩恵
握り飯で負傷した娘子軍
又面会か
戦場心理
防寒覆面に弾痕三十二箇
杵の音、砲の音
征露丸
中隊長の睾丸
露兵と黒パン
肺の貫通銃創と鼻糞
乾麺麭が防楯
敵から射たれた敵の捕虜
嘗めたシヤンパン
懸け声を揃へて突撃
嬶アこの時ぢや
床尾鈑でコツン
愛人の写真を抱いて
酒かと思つたら香水
牛刈頭で集合
シヤンパンで手を洗ふ
大事にし過ぎた握飯
ヤア町田!
絹の草鞋
粉にしてふりかけた慰問のビスケツト
頓智の落語
(2) 壮話・悲話
命がありましたら後日手術を
血染めの握飯
弾の尻ぽが少しばかり
山砲よ軽くなれ
受取人の無い手紙
まだ左の眼があります
念願の突撃喇叭
按摩と跛以上の難協同
第一線で高鼾の沈著ぶり
たゞ一人で突撃
銃剣術の名人
愛国機日毛号の最期
これが実戦的教育である
必勝の信念
喇叭を聞かしてくれ
まだ口が利ける
名誉の餓死
病気と戦争は別だ
主の無い背嚢
負傷兵を踏み台にして
中隊長は此処に居るぞツ
寝たまゝ手を合せて遥拝
死んでもよくありますか
木曾の水が飲みたい
死んだら骨を頼むぞと
不用の靴下
その剛気その友情
口惜しいんです
日の丸の鉄扇をひらいて
死守
重傷を負ふて申送を果たす
墓標を負ふて突撃
根占曹長の遺言
我が身を掩体として射撃せよ
高い山から戦さの見物
俺の軍服は牛屋の前かけ
(3) 美談・佳話
長イキシテ下サイ
国民と共に前進
飛行機を拝む
南京虫に食はせない
最後の孝養
死に面して家人を戒む
乳児を抱いて突撃
満洲事変に戦死した最年少士官のたしなみ
靖国神社でお目にかゝります
花も実もある将軍
写真代金の心配
鉄帽を繞つて
トランプの供物
せめて此の花を
情けの勇士
勇敢すぎるぞ
一等兵と支那馬夫
友情
念仏を唱へて
糞をして居られるので
詩の本を一冊
親父に面会
今那須の興市
俺の傷は浅い、先づ小隊長殿を
一円十三銭借金がある
死んでも銃は持つて行く
富久娘
防禦工事は不得手
鞭声粛々夜渡河
負傷兵が戦場で銃の手入れ
浜松節
線香代りの巻煙草
一個の梅干を譲つて三日に及ぶ
新聞紙片の肖像を祀る
寒夜互に外套を譲る
肌身離さぬ三苫曹長の手牒
臨終の一刹那改めて射撃の姿勢を
負傷せる敵兵に水を与ふ
軍旗に敬礼して殪る
写真の裏に父の訓戒
弾丸こゝに在り
軽傷の戦友に手当を譲る