福井静夫著作集 第1巻
- サブタイトル
- 日本戦艦物語 Ⅰ 軍艦七十五年回想記
- 編著者名
- 福井 静夫 著/阿部 安雄 編/戸髙 一成 編
- 出版者
- 光人社
- 出版年月
- 1992年(平成4年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 349p
- ISBN
- 4769806078
- NDC(分類)
- 556.9
- 請求記号
- 556.9/F76/1
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 栄光を築いた設計者たち
世界一の造船力を育てたもの
忘れえぬ恩師
国産をめざした明治の開拓者
戦艦設計の四偉人
第2章 巨艦時代の前夜―戦艦前史
戦艦と戦列艦
近代軍艦の誕生
バトルシップの誕生
戦艦史をかざる四人の造艦設計者
第3章 甲鉄艦建造への夢と憧れ―日清戦争の主力艦
初代扶桑の建造
“鎮遠”恐るべし!
鎮遠の捕獲と戦艦種の制定
第4章 日露戦争の主力艦
富士・八島の建造
臥薪嘗胆と大建造計画
新鋭巨艦への期待
日露開戦に備えて
列国海軍の勢力くらべ
第5章 日露戦争における両国海軍の戦艦
破天荒の大移動
連合艦隊の危機
世界第一流の戦艦
日本戦艦の特長
大和より厚い甲鉄
待望の装甲巡ついに到着―日進・春日
日露戦争におけるわが主力艦
轟音、佐世保港をふるわす
第6章 日露戦争が主力艦におよぼした影響
おとずれたド級艦時代
日本海軍を襲った“パニック”
目をみはる英の新鋭艦
悔恨をのこした用兵理念
日露戦争のロシア戦艦
日本海海戦
第7章 主力艦国産化への道
日露開戦前夜の緊急計画
イギリスが救いの手
国産準備に着手
香取・鹿島の建造
新戦艦ここに到着す
致命的損失
筑波型の急速建造
模倣時代からの自立
日露戦争前後の主力艦建造計画
筑波型に見る建艦政策の卓見
海軍工廠の拡充
かげに一士官の熱血
筑波型建造の絶対命令
空前の二隻同時建造
進水式当日の大椿事
史上に残る小幡博士の偉功
安芸・伊吹の設計変更
成功をまねいた不動の自信
戦艦薩摩の建造
第8章 弩級時代の到来―英戦艦ドレッドノートの衝撃
世界史を変えた強力艦
画期的な造船計画
ド級艦を設計した人物
一挙に無力化された世界の主力艦
第9章 大艦巨砲主義の興隆
ド級艦が投げた列国海軍への影響
激化した各国のド級艦建造競争
列強海軍のド級艦設計思想
英海軍に対抗した諸国
かくてむかえた高速戦艦時代
米国のド級戦艦ミシガン型
第10章 巡洋戦艦の出現
“装甲巡”の発達
巡洋艦の戦艦化
インヴィンシブルの建造
大口径砲への願望
ドイツ海軍の対応
第11章 巨大化する主力艦
出現した理想の鋼材
巨艦と巨船
死命を制する巨大ドック
有利だった新興海軍
戦艦に迫る巡洋戦艦
第12章日露戦争後の日本戦艦
日本主力艦の危機
異種口径主砲を搭載した日本戦艦
河内型の建造
第13章 金剛型の建造
日清、日露の体験が生んだ八八艦隊計画
世界軍艦史にその名をのこすライオン型
新巡戦を英へ発注
日英合作の“金剛”
優秀だった民間造船所
金剛に注目した列国海軍
四主力艦同時建造体制なる
榛名完成直前の担当技師自決事件
呉に期待された大工事
両次大戦に活躍したライオン型
巡戦金剛の特長
金剛のまき起こした波紋
第14章 戦艦扶桑型の建造
老朽艦隊に加わった新鋭艦
連合艦隊編成の危機
はじまった巡戦時代
金剛型に対応した超ド級戦艦の建造
扶桑と大和の共通点
四隻編隊の大戦艦
世界第四位からの脱出
三五種にのぼった設計案
第15章 戦艦伊勢型の建造
米海軍の躍進に対抗して
技術陣の自信が生んだ“伊勢型”
不幸が変じて“幸い”に
扶桑をしのぐ強艦をめざす
気にかかる新艦の居住性
第16章 日米海軍主力艦の建造競争
巨砲をめざすヤンキー気質
“ミシガン”のかくれた殊勲
米国初の超ド級艦の独創性
実を結んだキアサージ型の成果
砲塔配置に苦心した米国技術陣
勢ぞろいした一流戦艦
米国グレート・ホワイト・フリートの来日
米戦艦の主砲開発
日米建艦計画競争
一六インチ時代の到来
日米の戦艦勢力
わが八八計画の勝算は?
大和型でみせた先見の明
ライバル海軍“因縁ばなし”
富める海軍の堅実な一面
第17章 米戦艦の技術的特長
砲塔艦の元祖は米国だった
背負式砲塔の採用
欧州海軍から始まった三連装砲塔
米海軍の三連装砲塔
特長あるアメリカ式主砲塔
米海軍が考案した“篭マスト”
戦艦ミシガンの奇妙な外見
篭マストの利点と欠点
ふたたび生かされたアイデア
現代にも尾をひく米国流
日米艦艇の艦橋くらべ
テイラー少将の船型研究
米戦艦船型の特長
採用された“商船”の長所
第18章 戦艦のマスト
日英米の戦艦王国が築き上げた三つの典型
なぜ米戦艦は篭マストを採用し破棄したか
スタイルできまる得失
造艦技術の粋をこらした“檣楼”
戦艦とは大変なもの
目表あり
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626