一九四五年―慟哭の満州
1 かすれゆく記憶をたどって―日本人孤児からの手紙(橋本カツ子訳)
付鳳芝(黒竜江省佳木斯市)
馬秀英(吉林省長春市)
劉徳領(河北省天津市)
劉富(黒竜江省方正県)
王淑琴(黒竜江省チチハル市)
薛樹群(黒竜江省安達県)
杜桂蘭(遼寧省撫順市)
張景林(吉林省敦化県)
梅笑連(黒竜江省チチハル市)
陳桂栄(吉林省長春市)
王玉芳(黒竜江省寧安県)
趙有徳(吉林省樺甸県)
于広徳(黒竜江省林口県)
胡桂蘭(黒竜江省牡丹江市)
王起元(遼寧省営口市)
宋春巧(遼寧省瀋陽市)
楊復興(遼寧省瀋陽市)
寧文彬(黒竜江省海林県)
王淑雲(黒竜江省鶏東県)
李淑琴(遼寧省阜新市)
王桂芳(山西省太原市)
ソ良(黒竜江省方正県)
康玉忠(黒竜江省チチハル市)
宋景烈(山東省済南市)
斑秋英(遼寧省旅大市)
朱桂琴(黒竜江省甘南県)
文景竜(黒竜江省五常県)
張国華(遼寧省錦西県)
李今声(黒竜江省方正県)
楊子学(遼寧省瀋陽市)
王家義(遼寧省開原県)
鄒麗栄(黒竜江省勃利県)
曲桂芳(黒竜江省宝清県)
謝桂英(黒竜江省ハルピン市)
李学漢(吉林省敦化県)
トウ明世(黒竜江省鶏西市)
田富(黒竜江省方正県)
張秀琴(黒竜江省方正県)
張源財(黒竜江省方正県)
黄恒〓(黒竜江省通河県)
呉桂蘭(遼寧省遼中県)
王景泉(遼寧省撫順県)
李文玉(吉林省吉林市)
潘慶順(遼寧省瀋陽市)
李桂芳(遼寧省台安県)
肖桂芝(遼寧省瀋陽市)
李桂琴(遼寧省阜新県)
テキ来玉(黒竜江省チチハル市)
潘素生(内蒙古呼和浩特市)
劉文徳(現在地不詳)
尚桂琴(黒竜江省鉄力県)
柏建誌(遼寧省撫順市)
趙桂苓(山東省益都県)
高淑勤(黒竜江省伊春市)
孫貴林(黒竜江省依蘭県)
苗秀蘭(遼寧省瀋陽市)
王志山(黒竜江省海林県)
王玉華(黒竜江省寧安県)
申樹森(遼寧省瀋陽市)
甄延軍(黒竜江省ハルピン市)
孫有君(黒竜江省大慶市)
房徳利(遼寧省瀋陽市)
崔文杰(吉林省敦化県)
李麗(遼寧省撫順市)
王喜財(吉林省吉林市)
顔淑琴(黒竜江省大海林)
金利(黒竜江省依蘭県)
袁世忠(遼寧省瀋陽市)
劉玉斌(黒竜江省ハルピン市)
王家鰲(遼寧省瀋陽市)
李菊梅(遼寧省清原県)
王慶忠(黒竜江省樺南県)
姜少秋(遼寧省撫順市)
殷来鳳(黒竜江省ハルピン市)
趙唱(黒竜江省訥河県)
王暁霞(黒竜江省佳木斯市)
喩徳海(吉林省吉林市)
楊文学(吉林省吉林市)
韓国勲(黒竜江省ハルピン市)
姓名不詳(現在地不詳)
隋秀蘭(遼寧省北鎮県)
周玉芹(吉林省敦化県)
張国英(黒竜江省阿城県)
高広学(吉林省楡樹県)
蘇雲祥(遼寧省西豊県)
徐素琴(遼寧省撫順市)
王金珠(黒竜江省ハルピン市)
回登昇(遼寧省瀋陽市)
張殿閣(遼寧省撫順市)
劉俊栄(黒竜江省チチハル市)
張治国(黒竜江省ハルピン市)
杜広振(遼寧省撫順市)
田玉芬(遼寧省撫順市)
項淑珍(吉林省長春市)
蔡秀英(黒竜江省ハルピン市)
袁桂珍(遼寧省撫順市)
張淑珍(遼寧省瀋陽市)
高万喜(黒竜江省牡丹江市)
沈玉鳳(遼寧省撫順市)
尚宝慶(遼寧省瀋陽市)
張福田(吉林省長春市)
王殿昌(黒竜江省佳木斯市)
李雲芝(遼寧省撫順市)
郭継光(遼寧省撫順市)
楊淑珍(黒竜江省佳木斯市)
張来柱(遼寧省撫順市)
周喜鳳(遼寧省旅大市)
韓在喜(黒竜江省チチハル市)
東玉華(遼寧省瀋陽市)
田風英(吉林省延寿県)
張秀珍(遼寧省撫順市)
温学忠(遼寧省撫順市)
王汝生(遼寧省旅大市)
姜徳順(遼寧省撫順市)
馬桂珍(吉林省県名不詳)
竜風雲(黒竜江省ハルピン市)
馬兆介(吉林省長春市)
李永財(遼寧省瀋陽市)
孟桂蘭(吉林省長春市)
張有財(黒竜江省佳木斯市)
楊宝君(吉林省吉林市)
王桂琴(吉林省通化県)
邵丕興(遼寧省瀋陽市)
ミシロマサキ(遼寧省瀋陽市)
趙恵茹(黒竜江省ハルピン市)
関大宝(黒竜江省チチハル市)
王淑華(黒竜江省尚志県)
張蘭桂(吉林省延吉県)
劉金義(吉林省敦化県)
張秀英(黒竜江省尚志県)
賀春天(黒竜江省佳木斯市)
曹桂山(黒竜江省依蘭県)
李宝金(遼寧省瀋陽市)
関淑栄(黒竜江省勃利県)
劉亜光(現在地不詳)
平井和子(吉林省吉林市)
徐美玉(黒竜江省ハルピン市)
薫玉琴(黒竜江省寧安県)
張素郷(黒竜江省佳木斯市)
王桂華(黒竜江省通河県)
金淳成(黒竜江省阿城県)
馬紀才(遼寧省瀋陽市)
周鳳英(黒竜江省ハルピン市)
2 忘れられない記憶のなかの洋子―ある母の手紙(尾形かほる)
3 夢うつつにうかぶ悲しみの日日(1)―肉親たちの聞き書(橋本カツ子)
涙が枯れるというのは、このようなことか(加藤ひささん)
生き別れた長女と死に別れた四女(阿部フミエさん)
残してきた幼い弟たちよ(菊地和子さん)
わたしが母であることも知らないあの子(鶴岡久乃さん)
せめて元気に育っていますように(富田文さん)
唇をかみしめてこらえていたむすめの顔(金堂隅子さん)
あの夜のことが、つい昨日のよう(国副スエさん)
4 夢うつつにうかぶ悲しみの日日(2)―肉親たちのインタヴュー(戦争の証言編集部)
肌身に抱きしめてきた一枚の写真(田村登米五郎さん)
ようやく妹の消息がわかった!(小林吉一さん)
「つらかった……」亡くなった父の胸のうち(萩原英子さん)
5 一九四五年「満州」の悲劇とその歴史的背景(戦争の証言編集部)
引き裂かれた肉親のきずな
「満州移民」が意味したもの―「王道楽土」と「五族協和」の末路
「人の道スデニナキヤ」―飢えと死にさまよう難民の群れ
まっ先に逃げた関東軍と為政者たち
「無告の民」の声
訳・編者あとがき(橋本カツ子)