レイテの雨
- サブタイトル
- 佐倉連隊の最後
- 編著者名
- 千葉日報社 編者
- 出版者
- 千葉日報社
- 出版年月
- 1973年(昭和48年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 150p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/C42
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 歩兵第五十七連隊
- 昭和館デジタルアーカイブ
“武神の誉高く”誕生
重責背負って出発
酷寒のソ満国境へ
遂に米英と開戦
南方の悲報続々
比島派遣に変更
出撃の時きたる
絶好の機会逸す
輸送船団に爆撃
尾根の敵に迫る
激戦、高地奪う
前後に迫撃砲弾雨
両大隊長を失う
切込み寸前に後退
突撃寸前で崩壊
相次ぐ幹部の死
砲弾下に仮眠
物量戦法の火ぶた
軍旗上海を発つ
軍旗無事安置さる
感涙にむせぶ対面
前線へ行軍開始
敵に重機の集中火
行軍の列に砲弾
ただ今到着
激烈、敵の砲撃
敵戦車に肉薄攻撃
背後を敵に脅かさる
敵の猛攻に耐えかね
夜もやまず敵砲火
「夜暗を利して攻撃せよ」の命令
困難極める前進
突撃へ集中砲火
数十名の部下不明
勝山分哨に連絡
目をおおう友車の死体
飢餓、疲労の行軍
雨に苦しみ抜く
敵の一個中隊に数名で対抗
タコツボつぶされ生埋めに
勝山高地失う
鉄に肉の突撃
空腹でふらつく
最後の死に場所決める
陣地強化の敵、猛砲撃を再開
十二月八日に“かける”将兵
山容も変る猛砲撃
勝山高地を死守
すさまじい火炎攻撃
重傷の二人、壕を脱出
激痛に耐えて
残兵も風前の灯
脳裏に焼き付く戦友の死顔
兵糧受領隊全滅す
存在不明の病院目ざし
敵中静かに進む
死に物狂いの前進、乱れる隊形
歩けぬ戦友救えず
休息場求め後退
師団長招致命令伝達さる
苦難の脱出に成功
折り重なって絶命する軍医
母の名を呼ぶ傷兵
負傷者前に無力感
急迫を告げる前線
時は刻々と移る
四キロ進むに二十四時間
生芋かじり行進
遂に星兵団が到着
敵の追及は遠のく
間一髪“直つたぞ”
飛び来つた敵観測機
自活自戦、徹底抗戦
血生臭い空気漂う
戦友は次々死へ
独自の行動、自決
原隊いずこへ!
密林抜け草原越え
あれを越えれば
目を血走らせ
月が消え真つ暗
そこここに遊兵
やせ衰えた肉体
ようやく原隊へ
さながら“山賊”の姿
セブ島へ転進命令
残置者、暗い予感
ルソン上陸を許す
ついに転進命令
出動命令が延期
紙一重の生と死
友軍の装甲艇出現
悪夢の激闘回想
“レイテ”最大の悲劇
九死に一生を得る
悲劇!永久の残留
小舟で劇的な脱出
残留者は百十五
いよいよ窮地に
米軍、セブに上陸
総帥、南海に消ゆ
第一師団に新任務
大隊砲吹つ飛ぶ
内山少尉が戦死
転進後最大の損害
スソ河畔で戦果
川上中尉、最後遂げる
片岡師団長、信条を披歴
第四九連隊が全滅
敵ルイヤング上陸
原爆、広島を廃虚に
ついに聖断下る
終戦も知らずに
祖国の敗戦確認
潔く敵の軍門に
淡々とした心境
米軍へ軍使派遣
軍旗焼くに忍びず
奉焼式も寂しく
勝者、敗者の明暗
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