図書センジンロク000031021

戦塵録

サブタイトル1~10
編著者名
木下 静雄 著者
出版者
昭和文明研究会
出版年月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
351p 図版
ISBN
NDC(分類)
391.2
請求記号
391.2/Ki46
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

「戦塵録」について(三島由紀夫)
ともに戦かいし英霊に捧ぐ
昭和十九年十二月台湾に進出
初陣
多数の戦死者―眠られぬ夜
空戦また空戦
戦闘を重ね自らの成長を認む
昭和二十年
死を飾りたかった一輪の花
リンガエン湾攻撃作戦
進んで求める出撃交代
負傷、密林に不時着
六日五晩、ジャングルの苦闘
台湾海軍病院、入院治療
東京陸軍第二病院に転療
病中十五歳となりぬ
台湾原隊に復帰
白矛作戦
敵新兵器FM-2
全戦に亘り苦戦す
敵も人なり「早く飛び降りろ」
朝食共にあれど、夕べ永遠に帰らず
ラオスからマレー半島―ビルマへ
チッタゴン飛行場急襲に成功
カルカッタ進攻作戦の大爆撃
一〇対一の空戦、五機を撃墜
支那作戦に五分の二を失へり
クアラルムプールに転進
スマトラ、パレンバンに転進
第三段作戦開始
硫黄島の玉砕
作戦成功か? 犠牲大なり
攻撃目標サイパンに移す
損失の上に補充機皆無
練達搭乗の一機は未熟の五機に優る
整備員、俸給全額を飛機に献納
ジャワからプノンペンへ
初恋、マドレーヌ嬢
湖底に沈める聖書の好意
愛すればこそ受けられぬ
米軍沖縄本島上陸作戦開始
制空権奪回さる
特攻隊の成果? 未熟故に
訓練任務、沖縄戦局はどうなる
成増に着還
四月七日、軍曹に昇進
本土防衛、成層圏戦闘訓練
源田参謀より賞讃さる「攻撃訓練第一級」
本土空襲苛烈なり
防衛強化策意見具申
航空燃料使用の厳重制限
出撃停止に憤懣あり
総司令部に意見具申
戦雲益々急迫す
ヒットラー総統の自決
天号作戦復帰に歓呼、指宿基地へ
沖縄戦線に
戦果の陰に犠性また大なり
ガソリンが欲しい
神風特攻隊、陸続突入 われにガソリンの配給なし
坐して自ら窮地に入る
熊井中尉戦死、愛せし雲雀を放つ
少数でも戦果は挙げ得るガソリンが欲しい
沖縄空挺隊全滅す
敵の物量攻勢
沖縄をあきらめるのか?
沖縄あきらめぬ、命令無視の襲撃敢行
沖縄絶望的、全員血書署名特攻攻撃を志願
仏印プノムペンに移動
湖水に恋の告白
戦闘機搭乗員は貴重な消耗品
沖縄の玉砕
語らぬ別離の定め、忘名草
マドレーヌ嬢と別れの一時
軍司令部通達「飛機ノ補充見込ナシ」
奪戦するも衆寡敵せず
大本営電令「沖縄制圧作戦」
わが戦爆部隊、陸攻編隊全滅す
零戦部隊全員戦死
叩いても、叩いても敵は補給あり、味方は減るばかり
精神力と技術
ポツダム宣言伝単
作戦停止命令 意見具申―沖縄が死場所
血書嘆願再燃、大本営宛の打電
源田参謀より「決号作戦」下達、拝島へ
宿願達成、特別攻撃隊「尚義隊」と命名
特別攻撃戦法の研究、訓練
広島に原爆投下
意見具申の三式空中破裂弾の成果あがる
ソ連交戦、不可侵条約の無視
釜石の艦砲射撃
阿南陸軍大臣訓示
女学生より血染めの日の丸鉢巻き
特別攻撃の編成発表 尚義・神武・皇華・神桜隊発進
八月十五日「日本で一番長い日」
降伏、ポツダム宣言の受諾
自爆は許さぬ「俺を殺してから行け」
阿南陸軍大臣、割腹自決
わが部隊三四六名残るは五人
われ愛機と共に 四十九機の撃墜記録に終る
航空機の焼却処分命令
佐々木軍曹愛機と運命を共に
本日までの自決五十六名
部隊長「国家再興を頼む」の訓諭
加藤部隊長、今村大尉の割腹自決
世界史に残る第一級の敗残兵
復員解散式
わが部隊残り三名「何の顔あって帰れるか」
略歴表あり