無抵抗の抵抗
- サブタイトル
- ハバロフスク事件の真相
- 編著者名
- 石田 三郎 著者
- 出版者
- 石田三郎
- 出版年月
- 1976年(昭和51年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 343p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/I72
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
一.事件発生の遠因
この上なき卑劣な給与
奴隷的労働
堪忍袋の緒が切れる
死に追い込む作業量
賃金の搾取と収容所の独立採算制
営外作業のからくり
営内作業の強要で欠損の穴うめ
ソ連盲従の浅原グループと暗黒な所内
日本議員団の来訪で狼狽
医務関係への圧迫
体位低下と病人の激増
我ら戦犯なりや
一般ソ連囚人の待遇
二.事件発生の端緒
病弱者まで作業に追い出す
交渉決裂、残された道はただ一つ
三.請願斗争に入る
作業拒否の決意を示す
長弁説で営庭点呼の引き延し
無から立ち上った日本民族の集団
素朴そのものの声明書
猿真似口調のソ連将校
交渉代表部発足、密通者を監視
「健康で祖国の土を踏む」を合言葉
四.ハバロフスク地方検事長の来所
勝利者は万能だと本能を現わす
ソ連人の約束ほど儚ないものなし
モスコー中央に解決を懇請
五.長期戦体制を固める
中央をたてて現地をたたく
青年防衛隊の結成
”ベリヤ的管理を止め”マ大佐に公開状
東洋人との固き握手
共に被圧迫者と語る下級職員
実行行使阻止の楯となる青年防衛隊
焦りからくる敵の陰謀と弾圧
六.現地交渉より中央請願へ
人間としての作法をわきまえよ
”健康で祖国に帰る”の目標を貫く
協力者のみ小包支給する卑劣な態度
感激にむせぶ昭和三十一年の正月
七.モスコー委員会と民族意識なき浅原グループ
ソ連に身売した浅原一派
一般日本人と浅原グループとの相剋
浅原グループの営外撤去
撤去後の部屋に肉弾戦兵器を発見
浅原グループにとって変わったソ側職員
八.ソ連主権に立ち向う第三分所
堂々と裁判不正や刑の不当に反抗
保養収容所設置の裏面秘密交渉
九.戦線膠着状態
請願書で詰問攻め
請願書斗争すでに一ヵ月
新陣営で画期的な対内文化活動
十.請願書による一大攻撃
策戦にひびく日ソ交渉の成否
果敢な攻撃の開始
再び現われたモスコー委員会の親玉
現場長三浦君の堂々たる論舌
解決への熱意と能力のない少将閣下
作業出動命令をける
ウ閣下直轄の全権を派遣せよ
赤十字社機関を設置し解決を図れ
真実を伝える報道機関たれ
掠められた紙ノート代金二千ルーブル
所長、病院長の更迭
十一.しのぎを削る”斗いの記録”
反ソ・べリア時代の暗黒管理を止め
管理範囲の最大限拡大とは
着々と強まる組織の蓄積
マーカロフ一味の悪刺な暗躍
十二.人質政策の極み
帰国者に託した祖国への密書
日本政府と国民へ望む
第二回懲罰命令
十三.集団絶食請願に突入
絶食決行の準備にかかる
積極的攻勢か黙殺持久戦か
秘密裡に態勢できる
絶食宣言書を収容所長に手交
絶食断交、ロシヤ人入るべからず
ソ連内務次官の武力弾圧
十四.武力の前にも屈せず
監獄にぶち込まれる
旧態依然の強迫裁判
監獄風景
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