評伝田中義一　上巻

はじめに

日清戦争について

田中のルーツ

日露戦争ー戦略の枢機に参画して

天皇制（宗）中興の使徒ー承諾必謹の体現者

卓抜な着想！
陸軍の頭脳・田中中佐ー国防方針の策定
異色の連隊長・田中大佐ー良兵即良民の提唱と実践
非凡な組織者・田中軍事課長ー一石三鳥！帝国在郷軍人会の創立
大隈伯の「歩三」参観の演出・田中旅団長ー「軍民一致」のデモンストレーション
大正政変の原動力・田中軍務局長ー型破りの政治軍人
小閑と大患・再度の旅団長ーいわゆる田中構想の総仕上げ

変貌する参謀次長ー政党との妥協と藩閥の否定
大隈内閣の出現まで
政党とは
大隈内閣の退陣と寺内の出馬
田中義一の転向と寺内内閣の補強工作
寺内内閣の大陸政策と陸軍
長州閥陸軍の凋落経過
寺内内閣のたそがれ
シベリヤ出兵ーその一
米騒動

開眼！　田中陸軍大臣ー軍主導型帝国主義者から政治主導型帝国主義者への変身
原〈純政党〉内閣の成立
田中陸相の登場
「転換期」の外交指導ーワシントン体制の形成
シベリヤ出兵ーその二ー原内閣（＝田中陸相）におけるシベリヤ出兵の再形成