山口歩兵第四十二連隊史

揮亳　（山口県知事・平井龍）
歴史を生きた戦士の証言（作家・古川薫）
刊行のことば（編纂委員長・丸谷順助）

第一編　明治維新と山口
長州藩の歩み
日本国軍の編成
鎮台（師団）の創設
軍人勅諭
徴兵令と国民皆兵
徴兵検査
明治維新と山口

第二編　山口歩兵第四十ニ連隊誕生
創設
手記・開地吉三郎
軍旗
手記・開地吉三郎
秋吉台大田演習場
手記・岡田哲男
兵隊の第一歩
初年兵
喇叭の響き
消灯の喇叭
兵隊と金鵄勲章
栄光・歩兵第四十ニ連隊
手記・福永孝之

第三編　北清事変
事変の概要
事変の起因
事変の経過
事変とわが連隊
動員下令
北京進撃
北京城総攻撃
復員下令
聖旨伝達
事変の特長

第四編　日露戦争
概要
得利寺付近の戦闘
遼陽および沙河の会戦
黒溝台付近の会戦
奉天付近の会戦

第五編　シベリア出兵
事変の概要
手記・谷村光春
主要な戦闘概要
手記・馬場英夫／谷村光春
各地の戦闘の概要

第六編　満州事変
事変の概要
柳条湖爆破事件の背景
事変の概況
臨時派遣隊
第五師団臨時派遣隊の出動

第七編　支那事変
支那事変の背景
北支における日中の対立
蘆溝橋事件の突発
中国共産党と事件の発端
支那事変への発展
動員下令
応急動員北支へ出動
チャハル作戦長城付近の戦闘
全般の情勢
河北省山岳地帯付近の戦闘
内長城線付近の戦闘
蔚県に集結
平型関口の激突
手記・徳原浄司／丸谷順助
太原攻略戦
概況
忻口鎮山岳陣地の猛攻
太原の攻略
保定付近および膠済鉄道沿線の警備
保定付近の警備
膠済鉄道沿線の警備
南部山東省掃滅作戦
概況
沂州付近の戦闘
沂州の攻略
●城付近の戦闘
北労溝の攻略
徐州会戦
徐州付近および津浦鉄道東部隴海鉄道沿線の警備
青島付近における集結訓練
広東攻略戦
全般の情勢
珠江の遡行作戦
大角頭島砲台攻略
広東入城および仏山付近の警備
山東省の掃討戦並びに治安粛清工作
山東省の情勢
魯北作戦
魯南作戦
ノモンハンの救援
第一次ノモンハン事件
第二次ノモンハン事件
ノモンハンの救援
南寧攻略
大高峰付近の戦闘
八塘付近の戦闘
崑崙関・九塘付近の死闘
八塘付近陣地の死守
賓陽作戦と南寧付近の警備
賓陽作戦
南寧付近の警備
龍州攻略戦
手記・川崎茂夫／堀田赳／室田輝雄／大田健一
仏印進駐
進駐までの経緯
ランソンの攻撃
ランソンおよび龍州付近の警備
上海における編成改正と集結訓練
編成改正
呂号特別演習
浙東上陸作戦および諸曁付近の戦闘
浙東上陸作戦
諸曁付近の戦闘
蘇北地区の清郷工作
上海付近の警備ならびに集結訓練

第八編　大東亜戦争
マレー進攻作戦
開戦までの経緯
開戦から国境まで
ペラク州を征く
クワラルンプールへの進撃
ジョホールへの進撃
シンガポール攻略
集結と攻撃準備
ジョホール水道渡河からテンガー飛行場へ
プキテマ付近の戦闘
シンガポール陥落
ペラク州の警備
東部ニューギニア上陸作戦
花輪第二大隊参加
東部ニューギニア敵前上陸
飛行場整備と敵機の爆撃
食糧の危機迫る
密林を切り開く作戦道路
原隊復帰命令
豪州北方作戦
概況
東部ニューギニア急進－第二大隊－
アラフラ海転進
最前線に展開
豪州北方の防衛態勢
誤認・敵輸送船団来襲
現地自活
豪北防衛拠点後退
転進・「光輸送」

第九編　終戦
日本敗戦
米軍の蛙とび作戦
豪北戦線を離脱
終戦の日
終戦処理
連隊旗よ、さらば
ケイ諸島集結
兵器弾薬、南の海底へ
豪軍艦でケイ諸島へ集結
ケイヅラ島へ移動集結
第三大隊の苦難
「光輸送」転進その後
先発隊の第十中隊
第三大隊主力
偽装病院船「橘丸」の兵隊たち
生きて帰るために
手記・田中正美
豪北最前線をあとに
終戦処理に向かって
日本へ帰る日

第十編　復員
最後の連隊長訓示
兵隊・浦島太郎
復員列車

第十一編　新設部隊
概要
主な新設部隊
藤部隊
槍部隊
開部隊
膽部隊
部隊概況表

第十二編　銃後
歩兵第四十ニ連隊補充隊
補充隊の終戦処理
手記・嶋田信行／木川茂
銃後のなかで
手記・丸谷キク／池田斌／大井富子／藤本キミヱ

第十三編　平和への道
原爆投下目標・山口
手記・内山芳男／安沢松夫
橘丸・行方不明の遺骨
戦友会
山口四十二連隊会
東京連隊会
タピオカ会
各中隊会
山口歩兵第四十ニ連隊史の編纂
平和への道

第十四編　余滴
手記・梶田清七／佐々木翠／原田芳一／福重芳久／
日高義雄／中元正男／山本茂一／井関正文／善岡英雄／
藤永正次／伊藤義重／長廣松雄／辻田稔次／豊嶋茂／
富川三朗／光巻正雄／斉藤佐一／藤山千里／白石勇／
黒岩太一／小野勝／堀田赳／山本修／菊谷茂吉／
内田正夫／藤田太郎／泉祐順／高井俊彦／泉川忠／
渡辺幸治／平尾直

第十五編　戦没者名簿
戦没者各隊戦闘別一覧表
戦没者市町村別名簿
歩兵第四十二連隊歴代連隊長
同行動図
同戦史年表

参考にした文献と資料
連隊史発起人および編纂委員
あとがき