杉山元帥伝
序(石橋正二郎)
序(剣木亨弘)
第一篇 史実
生立
小倉藩の最期と厳父貞
明治初年における世の中の動き
幼少年時代
陸軍士官学校時代
修養時代
青年将校
日露戦争に従軍
杉山の結婚
情報将校としての杉山元
航空における杉山元帥
第一次世界大戦
頭角を現わした時代
満州事変ー陸軍次官ー
第十二師団長時代ー錦を着て帰るー
二・二六事件ー俄然男をあげるー
教育総監時代ー支那事変の前夜と宇垣内閣の流産ー
二・二六事件直後の内外情勢
支那の情勢
広田内閣の総辞職と宇垣内閣の流産
陸軍大臣時代(一)-支那事変の勃発と初期における戦争指導ー
林内閣の陸軍大臣に親任
近衛内閣登場
支那駐屯地の増強
北支事変の発端ー蘆溝橋事件ー
不拡大主義の、現地解決の方針
蒋介石の決意
情勢の深刻化
ついに動員令下るー支那駐屯地の攻撃開始ー
陸軍大臣時代(二)-支那事変は支那事変に、対支全面戦争に拡大ー
上海への派兵と北支方面軍の編成
臨時帝国議会の召集
上海への逐次増兵と河北省作戦
支那事変対処要綱と戦備の充実
対支全面戦争への推移
近衛内閣の改造と杉山陸相の退陣
軍事参議官時代
北支方面軍司令官時代
方面軍の行動
ノモンハン事件と第二次大戦の勃発
独ソ不可侵条約の成立と平沼内閣の退陣
北支方面軍司令官当時の思い出(北支方面軍専属副官・古東要)
二度目の軍事参議官時代ー支那事変の深刻化と大東亜戦争への道)
南方を含む東亜新秩序の建設
開かれた大東亜戦争への道
参謀総長時代(一)-大東亜戦争への道を進むー
東亜の地固めと北支の平安
日米関係
新国策の遂行に乗出す
開戦を決意する
参謀総長時代(二)-開戦ー
万事を決したハル・ノート
聖断下る
戦争、作戦指導要綱
開戦前の国内情勢
十二月八日
参謀総長時代(三)-大東亜戦争の統帥ー
予定どおりの進攻作戦
外廓要地に対する作戦
防衛体制の確立
米軍の反攻開始
米軍反攻開始時期における戦争指導
前方要域における作戦
大東亜政略の指導
情勢の推移に伴う対外施策
絶対国防圏の設定
国防圏前衛線の逐次崩壊
東条大将の参謀総長親補と杉山参謀総長の退任
元帥府時代
絶対国防圏の縦深的強化
インパール作戦
支那における大陸打通作戦ー作戦発起は杉山参謀長辞任後ー
西部ニューギニア方面の作戦
サイパン島の失陥とマリアナ海戦その他
参謀総長の更迭と杉山の教育総監、東条内閣の総辞職
小磯内閣の陸軍大臣時代
小磯内閣の登場
小磯内閣成立後の戦争指導
捷号作戦準備とレイテ決戦
昭和二十年初の戦争指導
南方その他各方面の戦況
本土決戦
本土決戦態勢の整備
第一総軍司令官時代
終戦
第一総軍司令官としての杉山元帥(元第一総軍参謀陸軍中佐・新庄絢夫)
終戦処理と元帥夫妻の自決
第二篇 思い出
杉山元帥夫妻に奉仕して(元帥副官陸軍中佐・小林四男治)
杉山元帥自決の状況(元第一総軍参謀陸軍大佐・田中忠勝)
追憶(元参謀次長陸軍中将・秦彦三郎)
杉山元帥の思い出(元北支方面軍参謀陸軍少将・重安穐之助)
杉山元帥の思い出(元陸軍大臣秘書官陸軍中将・小松光彦)
元帥の追憶(元陸軍大臣秘書官陸軍大将・松谷誠)
杉山元帥の思い出(元大本営陸軍部戦争指導課長陸軍大佐・甲谷悦雄)
大隊長と士官候補生(陸軍大佐・浜野正巳)
元帥と一少尉(陸軍少尉・加藤政太郎)
杉山元帥伝刊行に際してー附、啓子夫人のことどもー(夫人の実家当主・小山和男)
杉山元帥をしのんでー啓子夫人の印象ー(元帥義甥・長尾郡太)
杉山元帥をしのんで(元福岡県立豊津中学校長・中村十生)
外国人の思い出
あとがき(刊行会委員長・有末精三)