朝日新聞に見る日本の歩み　昭和３０年－３１年（安保体制下の国造り３）

昭和３０年
１月
日共、冒険主義を自己批判
ビキニ補償で日米交換公文
自由人権協会の沖縄報告
活発な十円牛乳運動
米の予約買い付け制決定
ザール国民投票で一致
両社党が同文の統一決議
法隆寺の大修理完成
改造社の紛争
衆議院解散
初の重要無形文化財指定
ソ連、国交調整申し入れ
ウィーン・アピール発表
２月
対ソ正式交渉を決定
秋葉ダムで爆発惨事
台湾海峡に米第七艦隊
ソ連首相にブルガーニン氏
生産性本部に総評不参加
老女無残！養老院火事
バラック建築の惨事
ＳＥＡＴＯ第一回会議
バグダッド条約調印
革新派、三分の一突破
３月
全候補者の確定得票
英も水爆製造開始
米、ヤルタ秘密文書を公表
南太平洋の遺骨収集
第二次鳩山内閣成る
共闘方式の春闘戦術きまる
旧三井系商社が合同仮調印
４月
初の合理化カルテル認可
火主水従の電力近代化
チャーチル英首相引退
日ソ交渉地でソ連回答
中国から通商使節団
中共が“反党”へ断
平沢の死刑確定
ソ連、対英仏友好条約破棄
妥結した日中漁業協定
ボタ山崩れ生き埋め
バンドン会議開幕
防衛分担金の削減妥結
高崎代表、経済協力を力説
浜村、大会新で優勝
世界卓球に男子快勝
七知事が三選
高崎代表、周首相と会談
バンドン会議、十原則宣言
日ソ交渉、ロンドンに決定
悪書追放へ追い打ち
５月
バオダイ主席解任
日中貿易交渉妥結
西独、主権を回復
米軍、北富士射撃演習強行
女高生ら提供の汚職事件
宇高連絡船紫雲丸が沈没
恐怖語る紫雲丸遭難者
座り込み続行の北富士
百六十人超す紫雲丸犠牲者
死刑囚が脱走
ワルシャワ条約調印
オーストリアも主権回復
天皇、初めて国技館へ
松川裁判批判を暗に非難
赤痢ワクチン集団中毒
ヌード撮影会手入れ
『広辞苑』と新書ブーム
６月
日ソ国交正常化交渉始まる
ソ連・ユーゴが友好宣言
日米が原子力交渉
滝川京大総長を監禁
保守結集で鳩山・緒方会談
日米原子力交渉に注文
野生タルホコムギ発見
初の日本母親大会
売春禁止法制定運動
日米原子力協定に仮調印
竹内景助被告の死刑確定
「女優は売春婦か」と抗議
放浪の天才画家の画集
波紋よぶ三鷹事件判決
印ソ両首相が共同声明
米、西独と軍事援助協定
７月
砂川町民が基地反対闘争
浪人激増で予備校繁盛
家庭電化時代の到来
毒ガ異常発生で大騒ぎ
売春白書を発表
洞爺丸海難審判で論告
ラッセル氏らの核戦争警告
東西橋渡しのネール外遊
トニー谷の長男誘かい
四国巨頭会談ひらく
六日目に誘かい犯逮捕
巨頭会談、型破りの終幕
波にのまれた女生徒３６人
狂乱の津市海岸
共産党、戦術を転換
総評事務局長に岩井章氏
特別国会、混乱の幕切れ
アジア太平洋集団安保提唱
８月
米軍五飛行場拡張を声明
防衛閣僚懇談会が発足
古川、二百平泳ぎに世界新
初の原水爆禁止世界大会
日共潜行幹部現れる
原子力平和利用の国際会議
ガット加盟確定
十度目の終戦記念日
野坂参三氏らの拘置請求却下
高校野球に四日市が初優勝
旧海軍燃料廠の活用きまる
朝霞にオネストジョン配置
論議よぶ教科書問題
十円牛乳運動ピンチ
問題化した粉ミルク中毒
ハワイへ選抜高校野球
こじれた砂川問題
９月
重光・ダレス共同声明
後遺症も心配な粉乳中毒
在日米軍が国府軍訓練
日ソ交渉、領土問題で対立
米中、民間人送還に合意
砂川の強制測量でもみ合い
ソ連・西独が国交樹立宣言
砂川の実力闘争中止
地球観測年に参加決定
大高根射撃場測量でも衝突
ペロン大統領辞職
ソ連、東独主権回復に調印
通信簿は五段階相対評価に
南極へ学術探検隊
１０月
新潟大火
日ソ交渉は中断
未成年の前借金に無効判決
両社会党の統一成る
米で反陽子を発見
保守合同へ前進
米、太平洋戦記録を公表
歌舞伎の中国公演
南ベトナム、共和国宣言
１１月
茂尻炭鉱でガス爆発
砂川でまたも乱闘
もめ続ける四国外相会議
オネストジョン初試射
保守新党問題で四者会談
本調印した日米原子力協定
自由民主党スタート
普選３０年・婦人参政１０年
成果なく四国外相会議閉幕
第三次鳩山内閣発足
中東条約機構を結成
農業合作化推進の中国
南極観測隊長に永田武博士
プロレス遊びに警告
１２月
中国から学術視察団
名瀬で九百五十戸焼失
総人口は八千九百万人
李ラインの実情訴える
カルボーネン優勝
黄変米に無対策
日本の国連加盟成らず
新アスワンダム建設に借款
北富士着弾地にデモ
“うた声”でスターリン賞
原子力人事きまる
輸出増と豊作で“神武景気”
昭和３１年
１月
弥彦神社初参りの惨事
公社債市場の再開きまる
売春婦が“労組”結成
日ソ交渉再開
涛沸湖で南極設営訓練
コルチナ冬季五輪開幕
緒方竹虎氏が急死
米ソ両巨頭が親書交換
ワルシャワ条約軍に東独も
防衛分担金の削減方法妥結
２月
猪谷千春選手、回転で二位
南極探検に寄金ぞくぞく
両院で原水爆禁止要望決議
官公労の順法闘争に警告
西独政府、徴兵きめる
ダム工事人夫が生き埋め
授業休んだ紀元節式に批判
平和路線強調のソ連党大会
総評、強気の春闘開始
スターリン批判演説
全国の郡市別人口
親さがし運動を開始
涙ぐましい親子対面
３月
四空港の管制権引き継ぐ
もめた鳩山失言
米南部黒人の差別反対運動
仏、モロッコ独立承認
ビルマの遺骨収集
フルシチョフ秘密演説
十学長が教育二法案に反対
日ソ交渉、また無期休会に
小選挙区制案に野党抵抗
日米技術協定が妥結
能代大火
ソ連、サケ・マス規制発表
医薬分業スタート
４月
自民党初代総裁に鳩山氏
東海村に原子力研究所
八海事件で論争
スターリン批判の波紋
ウィーン・フィルに酔う
新増築競争のデパート
中小企業政治連盟が発足
世界卓球に四つの栄冠
コミンフォルム解散
首都圏整備法が成立
５月
小選挙区法案で荒れる衆院
売れ行き急増の国産乗用車
初の世界柔道選手権大会
国連総長の中東和平工作
日比賠償協定に調印
日ソ漁業協定の大筋妥結
日ソ漁業条約などに調印
日ソ漁業条約・協定の全文
日ソ漁業条約付属書の内容
ペニシリン・ショック死
日本初の定期昇給協約
日本隊がマナスル初登頂
新教委法案に早退の抗議
初の水爆投下実験
売春防止法が成立
深刻なサケ・マス漁業基地
米で急死の“原爆乙女”
初のソークワクチン注射
感激呼んだ京劇
６月
大混乱の参院に警官隊
モロトフ外相辞任
国産金属ウラン第一号誕生
衛視が怒りの声明書
日共、志田重男氏を解任
小選挙区法案など流産
プライス勧告に憂慮の沖縄
ソ連・ユーゴが共同宣言
エジプト大統領にナセル氏
ポズナニで反政府暴動
米、沖縄問題に善処約す
７月
東京で沖縄問題総決起大会
三木武吉氏死去
同音漢字の書きかえ決定
観光税に反対運動
参院の政党化強まる
革新派が三分の一突破
爆発的進出の創価学会
「もう戦後ではない」
非同盟三首脳が会談
新アスワンダム援助撤回
西独で徴兵法成立
スエズ運河国有化宣言
流行語“太陽族”
モスクワで日ソ交渉再開
南極予備観測計画きまる
８月
スエズ問題で国際会議招請
「百花斉放」の中国
長崎で原水爆禁止世界大会
日ソ交渉、またも休会に
“太陽族映画”に批判集中
強風下、大館市で大火
鳩山首相、訪ソを決意
エジプト、国際管理案拒否
平安高が三度目の優勝
傷跡かみしめる遺骨収集
続く防衛品調達の不手際
妥協不調のスエズ国際会議
総評、反共項目を修正
９月
南極予備観測隊員きまる
鳩山訪ソ問題で与党調整
カイロ会談決裂
フェーン現象で魚津市大火
深夜営業取り締まり
教科書執筆辞退声明
十一年ぶり中共八全大会
中国の第二次五ヵ年計画
１０月
教育委員制度きりかえ
砂川第二次測量はじまる
鳩山全権らソ連へ出発
北京で日本商品見本市
延暦寺大講堂など焼失
砂川の学生たち
また流血の砂川闘争
さらに九百人流血の砂川
国鉄参宮線で脱線衝突惨事
日ソ正式交渉開始
悲惨極まる参宮線事故現場
実用化された原子力発電
複雑化した中東情勢
日ソ国交回復に調印
ポーランドの民主化政変
ハンガリーでも暴動と政変
日本見本市で粗悪品即売
ハンガリー第一書記更迭
スエズ戦争始まる
１１月
英仏軍、スエズ地帯攻撃
スエズの航行止まる
ソ連軍、ハンガリー制圧
初の国連緊急総会開く
ハンガリーに親ソ政権
ソ連、英仏へ武力行使警告
アイゼンハワー大統領再選
英仏、停戦を命令
スエズ戦争と日本経済界
中東に国連警察軍創設
南極観測隊、壮途につく
ブダペストの市街戦
右翼、ソ連代表部に乱入
五輪村で反ソ行動
メルボルン五輪開幕
英仏軍が撤退開始
ハンガリーの難民
東和丸の四十二人絶望
１２月
レスリングで二つの金
二百平泳ぎと体操にも金
農民戦線統一協議会が発足
難航の鳩山後継問題
山中、健闘して二位
スト規制法を恒久化
日本最初の老年学会
日ソ国交回復
日本加盟、安保理を通過
自民党総裁に石橋湛山氏
日本の国連加盟実現
「石橋首班」を指名
石橋内閣スタート
ソ連から最後の集団帰国
スターリン批判を批判
年表あり