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朝日新聞に見る日本の歩み 昭和9年-11年(暗い谷間の恐慌・侵略3)

サブタイトル1~10
編著者名
朝日新聞社 編者
出版者
朝日新聞社
出版年月
1974年(昭和49年)3月
大きさ(縦×横)cm
29×
ページ
271p
ISBN
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/A82/1934-36
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和9年から11年までの『朝日新聞』(東京本社発行最終版、一部大阪本社発行最終版)から251面を選び、縮刷したもの
和書
目次

昭和9年
1月
数十年ぶりの豪雪
日印シムラ会商妥結
京都駅で将棋倒しの惨事
小林・大谷の俳優争奪
ひろがる流感
日本製鉄設立へ
福建人民革命政府壊滅
赤色リンチ事件
エチオピア皇太子妃きまる
東京市電に女性車掌
満州国の帝制きまる
荒木貞夫陸相辞任
2月
ドル大幅切り下げ
貴族院で帝人問題追及
五・一五事件民間側判決
佐郷屋留雄らに減刑
商相の『足利尊氏論』問題
パリなどで暴動
日英綿業協議会始まる
オーストリア騒然
英ソ通商条約成立
政友会の内紛表面化
3月
外人ショーを検閲
満州国皇帝即位式
武藤山治氏撃たれる
米海軍拡張案、両院を通過
水雷艇『友鶴』転覆
函館の大火
九万人超す被災者
四百人近い凍死者も
東京市会疑獄の上告棄却
4月
小学校教員精神作興大会
デ杯戦代表の佐藤選手自殺
三井報恩会の設立認可
金買い上げ価格引き上げ
国民会議派、議会進出へ
外務省が対華声明
パリにいたトロツキー氏
仏、独再軍備に反対
天羽声明の反響
5月
第十五回メーデー
徴兵検査風景
飯米にも事欠く小農
天覧武道大会
英の衣料輸入割り当て非難
シベリアにユダヤ人自治州
共産党転向派五人に判決
五府県の中学生が合同演習
帝人疑獄で検挙
東郷平八郎元帥死去
6月
日蘭会商はじまる
海軍が少年航空兵養成計画
ヒトラー・ムソリーニ会談
独が対外債の支払い停止
満州―華北に直通列車
7月
ナチス幹部を粛清
帝人事件で斎藤内閣総辞職
岡田啓介内閣成立
北陸地方に豪雨禍
官紀振粛を全官吏に通達
ウィーンでナチスが暴動
8月
ヒンデンブルグ元帥死去
熊本の農民、知事室襲う
玉ノ井バラバラ事件に判決
広範囲な東京の教育汚職
米国が銀国有を実施
駐満機関改組で三省対立
北満鉄道譲渡交渉が決裂
全国中等野球に呉港中優勝
バーなどから学生締め出し
末弘厳太郎博士を召喚
ニューヨークのギャング
映画界に永田騒動
『緑の地平線』が当選
「パパ、ママはいかん」
9月
東京市電がスト
軍備比率主義反対を決定
在満機関の首相案示す
東京市電ストに調停委
ソ連、国際連盟に加入
土方与志氏の爵位取り上げ
室戸台風、京阪神を強襲
リンドバーグ愛児殺し逮捕
関西地方の惨害
無残!学童や患者
10月
反響呼ぶ陸軍パンフレット
米西部で排日運動
東京市電の争議解決
ロンドン交渉はじまる
11月
若槻民政党総裁が辞任
中共軍、西遷を開始
深刻な東北の凶作地
ベーブ・ルースら来日
梅幸、舞台で倒れる
満州へ女性の初飛行
ふえる欠食児対策
軍需景気の工場ヘメス
血盟団事件に判決
空前の大型予算案きまる
“政民提携”の動き
またも出馬の高橋是清氏
12月
丹那トンネル開通
娘を売った貧農の嘆き
行き詰まった海軍予備交渉
イタリアとエチオピア衝突
対満事務局スタート
日蘭会商、一応打ち切り
職業野球団生まれる
ワシントン条約廃棄通告
二高ボート部員ら十人遭難
昭和10年
1月
中国―満州間に郵便業務
フランス・イタリア新協定
ザールのドイツ帰属決定
府県に経済部新設
民政党総裁に町田忠治氏
ジノビエフ派粛清
続く身売りに防止運動
北満鉄道の譲渡交渉成立
衆院で陸軍追及演説
三原山投身者を救助
2月
初代中村雁治郎丈死去
日本万国博計画を発表
天皇機関説などを攻撃
中国、対日方針を発表
「軍・官に下克上の風潮」
イタリア軍、東アフリカへ
天皇機関説で弁明
3月
坪内逍遥氏死去
オリンピック招致争い
忠犬ハチ公死ぬ
ドイツ、再軍備宣言
映画館楽士などスト
衆院で国体明徴決議
北満鉄道譲渡協定に調印
産業関係法案ほとんど流産
英、独再軍備をただす
4月
陸軍11月事件発表
満州国皇帝が来日
美濃部博士の三著書発禁
「憲法学説の国定」
三国首脳、対独政策を協議
内閣審議会設立へ
学校放送を全国的に開始
台湾中北部で激震
5月
戦前最後のメーデー
仏ソ、相互援助条約を締結
日中、公使を大使に昇格
内閣審議会発足
バード少将の南極報告
政民連携打ち切り
満州―朝鮮の連絡協定成立
帝国美術院改組を決定
NIRA準則に違憲判決
華北の日本軍が強硬警告
6月
美術院改組の反対拡大
吉岡隆徳選手が世界タイ
梅津・何応欽協定
英独海軍協定案きまる
宋軍のチャハル撤退要求
テレビ電話実験に成功
国府、再び日本の要求受諾
西日本に豪雨禍
7月
別府航路の緑丸沈没
真崎教育総監を罷免
カナダに通商擁護法発動
コミンテルン第七回大会
臨時工問題などで労働運動
8月
満鉄総裁に松岡洋右氏
政府が国体明徴声明
自動車国産化を推進
永田軍務局長刺殺される
粛軍実現を申し合わせ
中等野球に松山商優勝
日本脳炎、各地に流行
9月
陸相、永田事件で辞職
尾瀬の電源開発が問題化
独、ユダヤ人弾圧決定
美濃部氏、貴族院議員辞任
緊迫続くエチオピア問題
高騰続ける株式・生糸
リース・ロス氏が日中打診
関東に豪雨禍
破竹のジョー・ルイス
利根川はんらん
演習中の駆逐艦真っ二つ
10月
イタリア軍一斉進撃
イタリア制裁を決定
軍部、中国対策で策動
転向元小学教員の精神鍛練
帝展側と在野団体折れ合う
日中提携三原則を要求
河北省で農民騒ぐ
また関東に豪雨
赤池炭鉱で爆発
列車、激流に転落
11月
汪兆銘氏、襲撃される
中共、大西遷に成功
中国、幣制改革を断行
中国幣制改革に反対声明
陸戦隊員射殺に抗議
学生・生徒の健康状態
冀東防共自治委員会成立
一億に迫る日本の人口
12月
予算案の四七%が軍事費
華北の自治を要求
米英、日本に警告
大本教を弾圧
華北に冀察政務委員会
ロンドンで海軍軍縮会議
北平の学生が抗日デモ
脱税容疑で天理教本部急襲
建艦自主宣言案を拒否
南進政策を検討
三閣僚ら昭和会を組織
イーデン外相登場
徳王が独立運動
親娘三人で日大生殺し
昭和11年
1月
総同盟と全労が合同
進行中の北陸線燃える
ロンドン軍縮会議脱退
英ジョージ五世ご死去
休会明けに解散
2月
東京に数十年ぶりの大雪
雪崩で四十四人死亡
若い転向社長
続発する満州国境紛争
ガルミッシュ冬季五輪
左翼候補ぞくぞく当選
開票中の大阪で地震
政友惨敗、鈴木総裁も落選
二・二六事件突発
東京に戒厳令
東京警備に近在部隊
3月
「兵に告ぐ」ビラで説得
生きていた岡田首相
驚く身代わり義弟の遺族
殉職警官に同情集まる
反乱部隊と鎮圧部隊
まず近衛公に組閣命令
陸軍、組閣に干渉
内大臣など決まる
独軍、ラインランド進駐
広田内閣ようやく成立
北一輝ら百五十人検挙
大本教に解散命令
サンガー夫人再来日
電力国家管理を計画
続発する小作争議
中共軍、山西軍を圧迫
国際連盟、ドイツ問責
反乱兵の留置を解除
二・二六事件の詳報
メーデーを禁止
4月
満州建国をのろう秘密結社
低利公債に借り換え
内閣審議会を廃止
ソ蒙相互援助条約が成立
将校の政治的関心で訓示
“財界転向”の底流
貴族院改革の動き
忠隈炭鉱の惨事
大日本帝国に国号統一
イタリア制裁強化は絶望
不安定なスペイン人民戦線
5月
アジスアベバ陥落
労農無産協議会を結成
治安警察を強化
相沢中佐に死刑判決
大福もちで千二百人中毒
北支駐とん軍増強を発表
貴族院で初の懲罰決定
陸海軍大臣・次官は現役に
阿部定事件
6月
仏人民戦線内閣成る
中国西南派が反蒋抗日運動
有田=リース・ロス会談
電力国家管理案きまる
満州国の治外法権撤廃
帝国美術院再改組で紛糾
大工場に集中する熟練工
北海道で皆既日食観測
7月
イタリア制裁を撤廃
二・二六事件関係者に判決
「コム・アカデミー」検挙
スペイン内乱起こる
京浜三都で連合防空演習
農村次三男を満州に分家
8月
東京オリンピック決まる
村社、一万メートルに四位
榛高跳びの日米争覇
三段跳びに一、二位
マラソンの宿願成る
前畑がんばる
男子競泳、再び制覇
ハンセン患者千人ハンスト
初陣の岐阜商業が優勝
庶政一新の国策決定
独ソ、常備兵力を拡張
成都で日本人記者二人殺害
9月
スペイン内乱の波紋
陸軍工廠労働者を圧迫
帝国在郷軍人会令を制定
五私鉄疑獄に最終判決
ひとのみち教団教祖を検挙
陸海両相が行政改革案提出
10月
『養子のフクちゃん』登場
山西の抗日運動活発化
左右両系の国際的対立
大規模な大阪湾観艦式
11月
街頭で千人針お願い
校庭に二宮尊徳像
レビュー熱に冷水
ルーズベルト大統領再選
内田前鉄相を起訴
ダンスホール営業停止に
軍の議会制改革意見に反発
帝国議会新議事堂が落成
好況にうるおう米労働者
首都マドリードを放棄
内蒙軍、綏遠東部に進出
マドリード攻防戦
ジャピー機、山中に墜落
尾去沢鉱山の貯水ダム決壊
日独防共協定を締結
12月
王冠をかけた恋
日中国交調整は不調
無条約時代の海軍陣容
英皇帝、自発的退位
張学良軍、蒋介石氏を監禁
阿部定に懲役六年
周恩来氏、西安で活躍
蒋介石氏、洛陽に生還
成都・北海両事件解決
中国へ進出する欧米資本
日本をめぐる国際情勢
年表あり