第二次世界大戦後戦争全史
出版説明
編者序言
第一章 序論
局地戦の概念について
局地戦争の形態変化に関係する諸要素
局地戦争理論の形成と発展
米国の局地(限定)戦争理論の形成と発展
ソ連の局地戦争理論の形成と発展
局地戦争理論をどうみるか
局地戦争の軍事学上の発達にたいする影響
戦争指導の問題について
突然性の問題について
緊急反応と持久作戦の問題について
新技術の戦術変革への影響について
後方勤務・補給の問題について
第二章 一九四〇年代の局地戦争
概観
アジア地域の局地戦争
インドシナ三国人民の抗仏戦争(四五・九~五四・七)
インドネシアにおける英国・オランダの武力干渉反対と
民族独立の戦争(四五・九~四九・一二)
ビルマ人民の民族独立解放革命闘争
(四六・一~四八・一)
インド水兵の武装蜂起(四六・ニ・一八~ニ・二三)
中国の人民解放戦争(四六・六~五〇・五)
フィリピンの内戦(四六・六~現在)
インド・テランガナ地区の人民武力闘争
(四六・七~五一)
インド・パキスタンのカシミール戦争
(四七・一〇~四九・七)
英国・米国によるイエメン武力掠奪(四八・ニ~五〇)
ビルマの内戦(四八・三~現在)
第一次中東戦争(パレスチナ戦争)
(四八・五~四九・三)
マラヤ人民の反英植民地戦争(四八・六~五七)
アフリカ地域の局地戦争
マダガスカルの反仏武装蜂起(四七・三~四九)
ラテンアメリカ地域の局地戦争
パラグアイの武装蜂起(四七・三~四八)
コスタリカの内戦(四八・三~一二)
コロンビアの武装蜂起(四八・四~四九)
ヨーロッパ地域の局地戦争
ギリシャの革命戦争(四六・三~四九・一〇)
〔付〕第一次ベルリン危機(四八・六~四九・五)
第三章 一九五〇年代の局地戦争
概観
アジア地域の局地戦争
朝鮮戦争(五〇・六・二五~五三・七・二七)
アデン人民の反英武装闘争(五一~五九)
英国・サウジアラビアの武力衝突
(五二・八~五五・一〇)
中国人民解放軍の東山島上陸抵抗作戦
(五三・七・一六~一七)
英国のクウェート侵攻(五三・一〇)
南ベトナムの内戦(五四・七~六〇・一二)
オマーンの民族解放戦争(五五・一二~六〇)
ヨルダン人民の民族解放武装闘争
(五五・一二~五六・三)
インドネシアの反政府武装反乱鎮圧(五六~六一)
米国のレバノン武力干渉(五八・七~一〇)
イラク人民の武装蜂起(五八・七)
英国のヨルダン武力干渉(五八・七~一一)
中国人民解放軍の金門島砲撃
(五八・八・二三~七八・一二)
中国人民解放軍のチベット反乱平定作戦
(五九・三~六一・一二)
ラオスの内戦(五九・五~六二)
モルジブ諸島の反英武装闘争(五九・七~六五・七)
アフリカ地域の局地戦争
エジプトの民族解放戦争と
「エジプト七月革命」(五一・一〇~五二・七)
ケニア人民による英国の植民地支配反対武力闘争
(五二~六〇)
チュニジアの民族解放戦争(五二・一~五六・三)
ポルトガルのサントメ人民暴動鎮圧(五三・ニ)
モロッコ人民の反仏武力闘争(五三・八~五六・一〇)
アルジェリアの民族解放戦争(五四・一一~六二・三)
カメルーンの反仏民族解放戦争(五六・七~六〇)
フランス・チュニジアの武力衝突(五六・七~六ニ・三)
第二次中東戦争(スエズ運河戦争)
(五六・一〇~五七・三)
イフニと西サハラの反スペイン武装力闘争
(五七・一一~五八・ニ)
ベルギー領コンゴ人民の武力闘争(五九・一~六〇・六)
ルアンダ=ウルンジ人民の独立武力闘争
(五九・一一~六二・七)
ラテンアメリカ地域の局地戦争
ボリビア人民の武装蜂起(五二・四)
英国のガイアナ独立運動鎮圧(五三・一〇)
キューバの内戦(五三・七~五九・一)
グアテマラの内戦(五四・六)
ニカラグアのコスタリカ侵入(五五・一)
ニカラグア・ホンジュラスの国境衝突(五七・五)
ベネズエラ人民の武装蜂起(五八・一)
パラグアイ人民の武力闘争(五八・四~六一)
ニカラグア人民の反独裁闘争(五九・五~六〇・ニ)
ドミニカ〔共和国〕人民の反独裁闘争
(五九・六~九)
〔付〕第二次ベルリン危機
(五八・一一・二七~六一・一一・七)
第四章 一九六〇年代の局地戦争
概観
アジア地域の局地戦争
タイ人民の反米武装闘争(六〇・一一~七三・一〇)
インドのゴア回復戦争(六一・一~一二)
クルド人のイラン・イラク両政府にたいする武装闘争
(六一・三~八〇・四)
ベトナムの抗米救国戦争(六一・五~七五・四)
インドネシアの西イリアン回復(六一・一二~六三・五)
北カリマンタンの民族解放戦争(六二~七一・七)
イエメン・アラブ(北イエメン)の内戦
(六二・九~七〇)
中国の対インド自衛反撃作戦
(六二・一〇・二〇~一一・二一)
ブルネイ人民の反英武装蜂起(六二・一二・八~一〇)
南イエメンの民族解放戦争(六三・一〇~六七・一一)
キプロスの国内武力衝突(六三・一二~六七)
ラオスの民族解放戦争(六四・五~七三・ニ)
アラビア半島ドファール地区人民の「六・九」革命
(六五・六・九~七五)
南シナ海の「八・六」海戦(六五・八・六)
インド・パキスタン戦争(六五・八・二四~九・二三)
中国の東シナ海崇武海戦(六五・一一・一四)
第三次中東戦争(六日戦争)(六七・六・五~一〇)
イスラエルのエジプト・ナジャブハマディ発電所奇襲
(六八・一〇・三一)
イスラエルのベイルート航空夜襲(六八・一二・二九)
イスラエルのエジプト・レーダー基地施設強奪
(六九・一二・二五~七〇・一・二二)
中国・ソ連の珍宝島事件(六九・三・ニ~一七)
ソ連軍の中国テレクティ侵入事件(六九・八・一三)
アフリカの地域の局地戦争
コンゴ(キンシャサ)人民の反帝国主義
・反植民地主義愛国武力闘争(六〇・七~六四・一一)
アンゴラの民族解放戦争(六一・ニ~七五・一)
フランスのチュニジア・ビゼルト攻撃
(六一・七・一九~二二)
ギニアビザオとカボベルデの民族解放戦争
(六一・八~七四・八)
南アフリカ人民の人種主義支配反対武装闘争
(六一・一二~現在)
カビンダの反ポルトガル武装闘争
(六三・一~七五・一一)
モロッコ・アルジェリア国境の武力衝突
(六三・一〇~六四・ニ)
ザンジバル人民の武装蜂起(六四・一)
ソマリア・エチオピアの国境武力衝突(六四・一~三)
ソマリア・ケニアの国境武力衝突
(六四・ニ~六七・一〇)
モザンピークの民族解放戦争(六四・九~七五・六)
ジンバブエ人民の民族解放戦争(六五・四~八〇・四)
チャド人民の武装闘争(六五・六~七三)
ナミビア人民の反植民地主義武装闘争(六六・八~現在)
ナイジェリア内戦(ビアフラ戦争)
(六七・七~七〇・一)
ラテンアメリカ地域の局地戦争
グアテマラの反米・反政府武装闘争(六〇~六二)
ニカラグアの反米・反政府武装闘争
(六〇・一〇~六三・八)
ハイチ人民の反米・反独裁武装闘争(六〇・一一~七〇)
米国のキューバ侵攻(ヒロン海浜作戦)
(六一・四・一七~一九)
エルサルバドル・ホンジュラスの「サッカー戦争」
(六九・七)
〔付〕キューバ・ミサイル危機(カリブ海危機)
(六二・一〇~一二・六)
ヨーロッパ地域の局地戦争
ソ連のチェコスロバキア侵攻(六八・八・二〇~二一)
北アイルランド人民の反英武力闘争(六八・八~現在)
第五章 一九七〇年代の局地戦争
概観
米国の戦略的配置の調整と
ソ連との世界的覇権争奪の実力強化
局地戦争と軍事衝突の基本的状況
局地および武力衝突の基本的特徴と軍事学上の示唆
アジア地域の局地戦争
カンボジア人民の反米救国戦争
(七〇・三・一八~七五・四・一七)
ヨルダン国内のパレスチナ・ゲリラ鎮圧
(七〇・九~七一・七)
シリア・ヨルダン国境の武力衝突(七一~八〇)
米国・サウジアラビア傭兵軍のイメエン侵入
(七一・ニ・二〇~二四)
スリランカの内乱(七一・四~七八)
インド・パキスタン戦争
(七一・一一・二一~一二・一六)
イラク・クウェート国境の武力衝突(七三・三)
インドの出兵によるシッキム併合
(七三・四~七五・四)
中国の西沙群島自衛反撃作戦
(七四・一・一七~二〇)
イラク・イランの国境武力衝突(七四・一~ニ)
キプロスのギリシャ系・トルコ系両民族の武力衝突
(七四・七・一五~二二)
東チモール内戦とインドネシアの武力侵入
(七五・八~現在)
レバノン内戦(七五・四~七六・一〇)
イスラエルのレバノン南部地域侵攻
(七八・三・一五~六・一三)
アフガニスタン内戦(七八・四~七九・九)
ベトナムのカンボジア侵略戦争
(七八・一二・二〇~八六)
カンボジア・タイ国境のベトナム・タイ武力衝突
(七九~八四)
南・北イエメンの国境武力衝突(七九・ニ~三)
中国の対ベトナム自衛反撃作戦(七九・ニ~三)
ソ連のアフガニスタン侵攻(七九・一二・二七~八六)
アフリカ地域の局地戦争
ポルトガル傭兵軍のギニア侵入(七〇・一一・二二)
タンザニア・ウガンダの武力衝突(七二・九~一〇)
タンザニア・ウガンダ戦争(七八・一〇~七九・六)
第四次中東戦争(一〇月戦争)(七三・一〇・六~二四)
西サハラ戦争(七五~現在)
エチオピア内戦(七五・一~七八・六)
チャド内戦(七五・四~八六・一〇)
アンゴラ内戦(七五・七~七六・ニ)
イスラエルのウガンダ・エンテベ空港奇襲作戦
(七六・七・三)
ザイールのカタンガ傭兵軍侵入への
抵抗戦争(シャバ戦争)(七六・三~五)
ソマリア・エチオピアのオガデン戦争
(七七・七~七八・三)
エジプト・リビアの国境武力衝突(七七・七)
ラテンアメリカ地域の局地戦争
米国・英国のトリニダッド・トバゴ軍蜂起鎮圧
(七〇・四・二三)
チリのクーデタ(七三・九・一一)
第六章 一九八〇年代の局地戦争
概観
アジア地域の局地戦争
イラン・イラク戦争(八〇・九・二二~現在)
シリア・レバノンの武力衝突とシリア・イスラエルの
「ミサイル危機」(八一・四~七)
イスラエルのレバノン侵攻(八二・六・六~九・一五)
アメリカ軍のレバノン駐留シリア軍侵攻(八三・一二)
イスラエルのイラク原子炉奇襲(八一・六・七)
イスラエルのパレスチナ解放機構本部空襲
(八五・一〇・一)
スリランカ内戦(八三・七~八七・七)
南イエメン指導部内部の武力衝突(八六・一~ニ)
アフリカ地域の局地戦争
リビア・チャド戦争(八〇・一二~現在)
南アフリカのアンゴラ侵入(八一・八~八四・ニ)
南アフリカのモザンビークなど諸国への侵入
(八一・一~八四・三)
米国・リビアの空中戦(八一・八・一九)
アメリカ軍のリビア空襲(八六・三、四)
ラテンアメリカ地域の局地戦争
英国・アルゼンチンのマルビナス〔フォークランド〕戦争
(八二・四・ニ~六・一四)
エルサルバドル内戦(八一・一~現在)
米国のエルサルバドル海・空封鎖(八四・四)
ニカラグア内戦(八三・三~現在)
米国のニカラグア港機雷封鎖(八四・ニ~五)
アメリカ軍のグレナダ侵攻
(八三・一〇・二五~一一・ニ)
原註
付論 一九九〇年代の局地戦争(浦野起央)
一九九〇年代の局地戦争概観
アジアの局地戦争
概観
ブーゲンビルの自決紛争(一九八八~現在)
カシミールのインド・パキスタン対立(一九八九~現在)
湾岸戦争(一九九〇・八~九一・四)
イスラム過激派の反イスラエル闘争
(一九九一・三~現在)
イラクのクルド人弾圧(一九九一・三~四)
アフガニスタン内戦再開(一九九一・三~現在)
南北朝鮮の軍事対立(一九九二~現在)
中国・フィリピンの南砂群島紛争(一九九四~九五)
イエメンの内戦(一九九四・四~七)
エリトリアとイエメンの領土紛争(一九九五・一二)
アフリカ地域の局地戦争
概観
スーダンの内戦(一九八三・八~現在)
ソマリアの内戦(一九八八・五~現在)
リベリアの内戦(一九八九・一二~九四・一二)
ルワンダの内戦(一九九〇・九~九四・七)
ナイジェリア・カメルーン国境紛争
(一九九一・一~九)
セネガルのカザマンス分離闘争(一九九一~現在)
米国・英国・フランスのリビア制裁
(一九九一・一一~現在)
アンゴラ内戦再開(一九九二・九~九四・一一)
エジプト軍のスーダン侵攻(一九九二・一二~九三・一)
ラテンアメリカ地域の局地戦争
概観
アメリカ軍のパナマ侵攻(一九八九・一二~九〇・一)
ハイチへの多国籍軍介入(一九九三・六~九四・一〇)
メキシコのサパティスタ闘争(一九九四・一~現在)
エクアドル・ペルー国境紛争(一九九五・一~ニ)
ヨーロッパ地域の局地戦争
概観
ナゴルノカラバフおよびナヒチェワンの紛争
(一九八八・ニ~現在)
ユーゴスラビアのコソボ紛争(一九八九・三~現在)
ドニエストルの自決紛争(一九九〇・九~九二・八)
南オセチア紛争(一九九〇・一二~九二・六)
旧ユーゴスラビア紛争(一九九一・三~九五・一一)
マケドニアの自決問題(一九九一・九~九三・四)
グルジアの国内紛争(一九九一・九~九二・一)
カバルダ・バルカル紛争(一九九一・一一~九二)
チェチェン紛争(一九九一・一一~現在)
タジキスタン内戦とタジク・アフガニスタン国境紛争
(一九九二・八~九五・四)
アブハジア紛争(一九九二・七~九四・四)
北方セチアのイングーシ紛争(一九九二・一〇)
アルバニア・ギリシャの軍事対立(一九九二~九四)
訳者あとがき(浦野起央)