図書目録マンシュウ タイリク ノ ハナヨメ ワ ドウ ツクラレタカ資料番号:000030596

満洲「大陸の花嫁」はどうつくられたか

サブタイトル
戦時期教育史の空白にせまる
編著者名
相庭 和彦 [ほか]著
出版者
明石書店
出版年月
1996年(平成8年)9月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
494p
ISBN
4750308560
NDC(分類)
334
請求記号
334/A22
保管場所
閉架一般
内容注記
主な参考文献:p477~478 「大陸の花嫁」政策略年表:p482~488
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章 「大陸の花嫁」と社会教育史

第一部 「大陸の花嫁」とは何だったのか
戦時期青年女子の自己形成と国家接合点をどうみるか
「大陸の花嫁学校」卒業生のたどった道
訓練所の現地視察から合同結婚式へ
―福岡ミつめさんの場合
進学先としての桔梗ヶ原 ―桜井三十さんの場合
日本語教師としての渡満まで ―手塚すみよさんの場合
「花嫁」志願者にとっての桔梗ヶ原
―鳥羽千代江さんの場合
送りだされた立場と送りだした立場(一)
青年学校生徒として ―柴山ちどりさんの場合
青年学校教師として ―大泉利治さんの場合
送りだされた立場と送りだした立場(ニ)
「花嫁」になった女子青年団員 ―大場久枝さんの場合
「花嫁」送出活動に参加した女子青年団員
―藤井いち子さんの場合
「花嫁」へのさまざまな経路と人生選択
満蒙開拓青少年義勇軍の家族招致と現地訓練
―林義子さんの場合
女子青年団長としての短期訓練参加
―大島まさ子さんの場合
満洲建設女子勤労奉仕隊としての渡満
―鈴木五三美さんの場合
小括―事例からみた「大陸の花嫁」への道程とその影響力
「花嫁」にいたる主要なルートと契機
「花嫁」を選んだ「動機」と諸要因

第二部 「大陸の花嫁」はいかにして養成されたか
はじめに
「大陸の花嫁」政策の成立と展開
地方における「花嫁」送出に向けての取り組みと
帝国会議での議論
満洲開拓政策基本要綱と地方移植民行政の整備
満洲開拓女子拓殖事業対策要綱と地方移植民行政の動向
「女子拓殖事業」の基本構想と展開の様相
拓務省『女子拓殖指導者提要』にみる
「大陸の花嫁」像と具体的期待
主な「女子拓殖事業」の趣旨と実態
「大陸の花嫁」養成の社会的基盤(一)
ジャーナリズムによる「気運」の形成
文芸作品にみる「大陸の花嫁」イメージ
移民推進をめぐる諸団体の動向
「大陸の花嫁」養成の社会的基盤(ニ)
女子青年団にみる「大陸の花嫁」
送出にむけての取り組み
教育会と学校教員の認識と動向
地域における「大陸の花嫁」政策の展開
―長野県を手がかりに―
「大陸の花嫁」政策の地域的発展における長野県の位置
学校教育と教員の動向
社会教育団体の動向
長野県立桔梗ヶ原女子拓務訓練所の設立経緯と実態

特論について
特論一 開拓移民政策による中日人民への災難
日本の移民侵略の四つの段階
土地の掠奪と人民からの抵抗
「大陸の花嫁」による移民侵略
残留婦人と中日人民の友好
特論ニ 中国人からみた「大陸の花嫁」
「大陸の花嫁」との出会い
歴史認識の違い
中国人からみた残留日本婦人問題
特論三 「大陸の花嫁」の戦後
帰国状況
「残留」後の元「花嫁」
帰国後の元「花嫁」
今後の課題

おわりに ―「大陸の花嫁」研究と私たち
研究の経緯
執筆を終えて

主な参考文献
付録 「大陸の花嫁」政策略年表
索引

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