日韓協約と韓国併合

Ⅰ　研究の現状と問題点（海野福寿）
日韓旧条約無効論
脅迫による協約締結
「第二次日韓協約」の形式
残された研究課題

Ⅱ　すべての旧「条約」は不法、無効な虚偽文書
（金吉信　訳／朝鮮人強制連行真相調査団）

Ⅲ　乙巳保護条約の強制調印と問題点（琴秉洞）
はじめに
保護条約調印にいたる歴史的前提
強制調印の実態
条約調印上の問題点
日本・朝鮮民衆の反応
むすび

Ⅳ　乙巳五条約の新考察（尹炳●　訳／糟谷政和）
序言
日帝の韓国侵略と日韓議定書
日帝の韓国「保護国」化と乙巳五条約
結言

Ⅴ　光武帝の主権守護外交・一九〇五～一九〇七年
乙巳勒約の無効宣言を中心に（金基●　訳／金恵栄）
まえがき
対米交渉と米国の違約：一九〇五年親書・電報・白紙親書
勒約無効宣言と共同保護：一九〇六年一月二十九日国書
勒約無効、国際裁判所提訴の要請
：一九〇六年六月二十二日親書
主権守護外交の終焉と復活
：ハーグ密使派遣・急逝・独立運動
結語

Ⅵ　統監府の大韓帝国宝印奪取と皇帝署名の偽造
（李泰鎮　訳／金玲希）
まえがき
犯罪行為の背景―「丁未条約」
高宗皇帝退位強要と犯罪行為
純宗皇帝署名の偽造と統監府
おわりに

Ⅶ　韓国保護条約について
保護国とは
保護関係の端緒―「日韓議定書」
保護関係の成立―「第一次日韓協約」
保護関係の確立―「第二次日韓協約」
保護から併合へ―「韓国併合条約」

付録・関連条約
日韓議定書・議定書（一九〇四年）
日韓協約・協定書（一九〇四年）
日韓協約・韓日協商條約（一九〇五年）
日韓協約・韓日協約（一九〇七年）
韓國併合ニ關スル條約・韓國併合●關●條約
（一九一〇年）

あとがき