宮本常一著作集 2
- サブタイトル
- 日本の中央と地方
- 編著者名
- 宮本 常一 著者
- 出版者
- 未来社
- 出版年月
- 1967年(昭和42年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 273p
- ISBN
- 4624924029
- NDC(分類)
- 380
- 請求記号
- 380/Mi77/2
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 日本列島にみる中央と地方
衰微する地方の町
離島の悲運
中央集権の基盤
地方文化の薄さ
武士の行方と明治の政治
出稼ぎの価値
国内植民地
文化の浮動化
人材待望
地方自主経済確立へ
2 島のくらしと出稼ぎ―周防大島の場合―
サツマイモと島の人口
海外への出稼ぎ
伊与子による労力補充
りっぱな家と悪い道
小島の衰亡
生活を支えた出稼ぎ送金
島の再生のために
3 農村文化と都市文化
比較精神の芽生え
都市に奉仕する姿
ひきさかれ続けた農村
共同体への外からの刺激
4 農民不安の根源―風にそよぐ茸―
はしがき
自然征服より自然順応を
天候こそ恐ろしきもの
花見以前
花の呪性と人のこころ
生活がうんだ日和見
東京砂漠
危険分散
風にそよぐ茸
根源は自然への態度
5 僻地性解消のために
住家散在のなげき
国有林の圧迫
大山林地主
山村の産業変遷
旧習ののこるわけ
教育の機会不均等
文化の光も弱い
上すべりの運動は悲劇を生む
住民の交代
指導者と村
スギを植える
林道の効果
山地居住についての反省
第二次産業の導入
生産の共同化
乳牛が生活をかえる
居住地の生産力を知る
新しい知識と技術
村と村との壁をやぶる
兵庫県鴨庄の例
政治や法律の理解を
6 社会開発の諸問題
はじめに
農村人口と農業人口
山林行政と山村行政
地方の植民地化
蓄積の資本化
制度金融
出稼ぎ
家族生活の破綻
老人の自殺
まず道を
社会教育
教育と生産
無用の徒
腰をすえる
7 民衆の生活と放送
農村生活をかえたテレビの説得力
実生活とテレビの中の生活
放送文化と民俗芸能
より民衆生活に密着を
8 戦争体験を生かす道
惨忍不感症
連帯感の欠除
人間無視
民衆の自覚へ
9 現代生活における住意識
明治以降の向都離村
長屋住居
郊外住宅
住居と作業所の分離
戦災と住宅革命
人間革命と居住様式
住居の意義
住居の意義の変化
10 中国山地の過去と将来
山村の人びとのくらし
はなやかな過去の歴史
”僻地”をきりひらく道
11 広島県境地域の現状と問題点
僻地ではなく安住の地だった
資本主義の発達で取り残される
芸北・備北の格差の原因は
観光開発のむずかしさ
”理想郷”はなぜできぬ
島の漁民を救う道
福山の躍進と問題点
中国従貫道に大きな期待
島の華僑と養殖漁業
広域行政で県境解消へ
あとがき
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