図書ケショウ000030111

化粧

サブタイトル1~10
ものと人間の文化史 4
編著者名
久下 司 著者
出版者
法政大学出版局
出版年月
1970年(昭和45年)1月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
371p
ISBN
4588200410
NDC(分類)
383.5
請求記号
383.5/Ku21
保管場所
閉架一般
内容注記
主なる参考書:p354-363
和書
目次

1 化粧の起原
2 原始時代の化粧
原始共産時代
母系氏族制時代
白粉使用の端緒
化粧料としての鉛
ナゾを含む石器時代の抜歯
3 大陸農業伝来時代の化粧
米作農業時代
奴隷農業時代
鏡は宝物
4 古代中国人の見た日本の風俗
『魏志倭人伝』に見える鯨面文身
『隋書倭国伝』の日本風俗観
5 上古の化粧とその流布
赤色に対する古代人の執着
大陸における化粧法
大陸美女伝
粉飾法の改新
東大寺の天平美人
わが国への大陸化粧の伝来
古代化粧法の特徴
公卿・武士にまで行なわれた黛
巴布爾とハラヤ
鉛粉の功罪
古代の櫛
古代鏡
古代にもあった歯みがきの風習
むらさき草
6 女と髪型
女子の長髪
男子の結髪・女子の垂髪
7 化粧と装身具
唐代の艶麗な化粧法
寵愛をねがう粧靨
脂粉黛黒の粧
化粧の延長としての装身具
頭髪の装飾品―櫛
美しくなるための沐浴
仏寺の浴室
8 経済発展と化粧の累進
化粧品が主役を演じた交易
市場と化粧品の流入
交通の発達と化粧の普及
9 化粧の先端を行く中世女人群
鎮魂と猿女君
神社に奉仕する采女
芸をひさぐ傀儡女
漂泊の民―遊部の婦女
仏教歌と白拍子
遊女の社会的地位
遊女と今様の流行
宿駅の発達と遊女
室町時代に地方都市に分散した遊女
鎌倉時代の鏡
柄鏡の出現
髪結い―うちぎのひと
10 江戸時代の泰平と化粧
上方文化の江戸への流入
幕府の遊女政策
化粧法度の農女
江戸時代の化粧法と化粧品
伊勢白粉
化粧の水
植物と化粧水
髪型の多様化
結髪のための用品
伽羅の油

ベニの発祥地
木曾伝統のお六櫛
櫛の老舗
櫛にまつわる迷信
浮世絵の江戸風俗
女子の元服と涅歯
「はぐろめ」から「おはぐろ」へ
歯の美化と楊枝
江戸時代における銅鏡の流行
鏡磨き
硝子鏡
鑑鏡の神異
狂言『墨塗女』
酒瓮の顔
鏡は婦女の魂
秋田の銀線細工
町人と銭湯
銭湯の看板
風呂焚きの刻限
鑑板の売買
澡浴に使われた用品
11 東洋人と化粧料
麝香
芳香美を漂わす香木
『源氏物語』に見える香
衣冠の薫り
12 匈奴が貴んだ色彩
身を扮する丹朱
紅粧の発達
高麗僧が携行した「ベニ」
有毒な「ベニ」「オシロイ」
参考文献あり