天地有情
- サブタイトル
- 五十年の戦後政治を語る
- 編著者名
- 中曽根 康弘 著者
- 出版者
- 文芸春秋
- 出版年月
- 1996年(平成8年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 620,21p
- ISBN
- 4163520708
- NDC(分類)
- 312
- 請求記号
- 312/N42
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- インタビュー:伊藤隆,佐藤誠三郎 巻末:戦後政治史・中曽根康弘関連略年譜 付:引用した文献及び主要参考文献
- 昭和館デジタルアーカイブ
プロローグ 日本政治大転換への予兆
五五年体制崩壊の歴史的意味
小沢謙信対橋本信玄の戦い
日本再建の四つの根本的課題
自由民主か民主進歩か
集団的自衛権は行使できる
安保条約は再定義の必要あり
問われるトップリーダーの資質
村山内閣の功罪
政治の正統性を回復せよ
いま社会正義が問われている
堕ちた官僚の資質
第1章 五〇年戦争残照
廃墟の首都に立つ
天皇には戦争遂行を否定する権限はなかった
冷戦構造が日本自らの戦争責任を曖昧にした
マッカーサーに「日本独立」の建白書を呈示
戦場を駆けた仲間たち
司馬遼太郎の死と第三の開国
第2章 占領政治からの夜明け
矢部貞治と桃園会の思い出
官を辞し総選挙に立つ
わが旗印は修正資本主義
白ペンキの自転車で遊説に走る
義民、税務署に筵旗デモをかける
わがふるさと青雲塾
炭鉱国管法で田中角栄と大論争
徳富蘇峰の草堂通い
守旧派・重光葵と袂を分かつ
松村謙三から中国問題を託される
偽似一国平和主義者・吉田茂
厭戦思想が憲法改正をタブーにした
保守陣営はじめてのソ連・中国行
予感した中国の政治力
第3章 一国平和主義との戦い
ダレスに「防衛論」を献策
改進党綱領を起草
キッシンジャーとの出会い
造船疑獄事件で吉田内閣を追及
吉田茂の手練手管
原子力推進の原点になった原爆雲遠望
安保改定で芦田均と対立
日ソ共同宣言批判で国会演説全文削除
第4章 保守合同と安保改定
副幹事長で原子力政策推進
園田直の白亜の恋
鳩山首相引退説得に失敗
忘れ得ぬ人々
安保改定の明暗
池田勇人の豹変
二一世紀への科学的予言
時間を殺し、天下をねらう
憲法改正に動く
なぜ首相公選論だったのか
河野一郎、新党結成ならず
実現した基地縮小
河野一郎、無念の死
スーパーA三つで卒業の教育
第5章 五五年体制の爛熟
はじめての大臣就任
史上最年少の派閥の長
日韓国交正常化に奔る
日航機モスクワ乗り入れ交渉でソ連に乗り込む
運輸省大改革
防衛庁長官は陪食大臣にあらず
ジェット戦闘機で列島縦断
日中国交回復の軌道を敷いた佐藤栄作
政治の本筋を外れた「日本列島改造計画」
ロッキード事件の原点は田中角栄の石油政策にあり
周恩来と七時間の防衛談義
角栄、品定め
佐藤栄作の孤独
第6章 大・福戦争と自民分裂の危機
椎名裁定の真相
「法の番人」が崩れたロッキード事件
天下分け目のスト権ストとの戦い
三木降ろしと自民分裂の危機
政治を奔した大・福密約
保守再建めざし総裁選に立つ
大・福大戦争
対中国戦略をまとめる
四〇日抗争と初のダブル選挙
次期を睨んだ行管庁長官就任
鈴木善幸、高潔に身を引く
第7章 混迷から再建へ
鈴木内閣退陣劇
保守傍流はいつもジャーナリズムに叩かれる
安定政治は挑戦から生まれる、テンポとリズムが大切だ
政治にタブーはない
テレビが政治を左右する
権力の魔性を自戒せよ
戦後政治の総決算としての行革
憲法改正をタブーにするな
まだ終わっていない戦後処理
確信していた首相の座
功労者・思想家、田中六助
老岸、角栄を走らす
総・総分離を蹴って予備選に
孤灯の下、一人組閣構想を練る
政党政治は人事と決断
司令官は旗艦に腰を据えるべし
各派要人を要所に封じる
安倍の協力と岸の支持
なぜ大統領的首相なのか
中曾根流政治手法とは
第8章 日米中新時代を拓く
キッシンジャーがくれた誕生日祝電
ウィリアムズバーグ・サミット決裂回避の瞬間
サミット記念撮影裏話
初々しい恥じらいを秘めた鉄の女
「不沈空母」は対日不信の電気ショック療法
忠臣蔵「畳替え」予算
日韓新時代の幕開けとなった最初の韓国訪問
外交は手づくり
ソ連崩壊を垣間見せた大韓航空機撃墜事件
胡耀邦の失脚なかりせば
レーガンと日の出山荘に游ぶ
ロッキード裁判の問題点
「窮すれば通ず」で新自クと連立
いびられて支持率上がる
靖国参拝の波紋
はじめてのインド・パキスタン歴訪
二階堂擁立劇の茶番
第9章 ポスト冷戦と戦後政治のゆくえ
国鉄分割民営化の断行
三〇四議席獲得で総評を倒す
スト権ストの賠償が国労を自壊させた
ニューリーダーに道を拓く
予算編成権をめぐる大蔵省との戦い
プラザ合意前夜の真相
税制大改革の失敗
未完に終わった教育改革
ブレーン政治で超政党政治を断行
五五年体制の崩壊を見据えた八六年体制
ゴルバチョフ回想
いふべしとボタン押す指汗ばめり
パフォーマンスもまた実力
国連総会で東洋の共生哲学を説く
東京サミット秘話
ダブル選挙と国労の分解が五五年体制を崩壊させた
危機管理の要件
ヤルゼルスキーの涙
レーガンに財政赤字解消を説く
竹下指名の内幕
離党、そして復党
革命でもやる気でなければ行財改革はできない
一国平和主義の崩壊
漂流を続ける戦後政治
このままいけば日本はやがて被保護国に転落する
年譜・索引・参考文献あり
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