日本の選択第二次世界大戦終戦史録　上巻

第１編　開戦の際における戦争終末の見透しと戦争指導方針
対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案
情勢の推移に伴う対重慶屈伏工作に関する件
情勢の進展に伴う当面の施策に関する件
速に英を屈伏せしめ米の戦意を放棄せしむる為既定計画の遂行のみをもって充分とすべきや
今後採るべき戦争指導の大綱
世界情勢判断
ソ連邦の対西亜、印度動向如何
初期作戦の実績は予定計画に対比し、軍事的政治的経済的に如何なる差異ありしや
対独回答に関する件
第２編　戦争指導に関し東郷外相と東条首相との衝突　東郷外相の終戦決意と準備（在野時代を含む）
東郷茂徳口供書
木戸幸一日記より抜粋
湯沢三千男口供書
大東亜省官制外八件第七回審査委員会
第八回審査委員会
武藤章証言
来棲三郎著『泡沫の三十五年』
佐藤尚武口供書
日ソ外交交渉記録
東郷外相の議会における講和問題答弁問題となる
野口芳雄口供書
岡田啓介口供書
東郷外相口述筆記「終戦に際して」
東郷外相の「カイロ」宣言に関する見解
加瀬俊一著『ミズリー号への道程』
昭和十七年元旦東郷外相訓示の一節
第３編　終戦に関する天皇のご配慮と高松宮、木戸内府、松平内府秘書官長、近衛公の動向
木戸幸一口供書
木戸幸一日記
ローガン弁護人質問、東郷証人答弁
松平康昌内府秘書官長口供書中より抽書
米内光政口供書より抜粋
高木惣吉著『終戦覚書』
第４編　重光外相の就任と内府・外相による終戦工作の構想　松平（宮中）、加瀬（外務）、松谷（陸軍）の連
高木惣吉著『終戦覚書』
終戦に関する方針大要
木戸幸一口供書
木戸幸一日記に見える、木戸内府、重光外相の協力
木戸幸一証言
松平康昌内府秘書官長口供書より抜粋
高木惣吉「終戦覚書」より抜粋
岡田啓介手記『東条政権と重臣達』より抜録
重光文書「平和の探求」
第５編　重光外相と大東亜会議並びに第一回、第二回対ソ特使派遣申し入れ　付　来棲大使の和平意見
大東亜政略指導大綱
大東亜会議議事
特使派遣交渉（東条内閣時代）
戦争指導大綱（要旨）
来棲三郎著『泡沫の三十五年』
来棲三郎著『泡沫の三十五年』
河上清著『米ソ戦わば？』祖国日本に訴う
第６編　無条件降伏とカイロ宣言およびテヘラン会談
カイロ宣言（日本に関する英、米、華三国宣言）
東条首相全世界に放送（カイロ、テヘラン会談に対する反駁）
東郷茂徳外相手記
ジョン・アール・デイン口供書より
第７編　岡田、近衛、平沼、若槻ら四重臣の動向と東条内閣の倒壊
岡田啓介証言
岡田啓介記録『東条政権と重臣達』
『岡田啓介回顧録』
若槻礼次郎著『古風庵回顧録』
木戸幸一口供書
木戸幸一日記よりの抜粋
辰巳亥子夫「終戦覚書　その一」
野村直邦手記「東条内閣崩壊の真相」
野村直邦口供書
林三郎著『太平洋戦争陸戦概史』
内田信也回顧録『風雪五十年』
第８編　東久迩宮、吉田茂、有田八郎その他一部有志の動向
東久迩宮著『私の記録』
殖田俊吉手記「日本バドリオ事件顛末」
有田八郎手記『人の目の塵を見る』
志賀哲郎著『日本敗戦記』
嘉治隆一「ファッショ時代の七つの挿話」
緒方竹虎「人間・中野正剛」
若槻礼次郎著『古風庵回顧録』
若槻礼次郎著『古風庵回顧録』
風見章手記「近衛文麿氏をめぐって」
下村海南著『終戦秘史』
木戸幸一口供書
高木惣吉手記「終戦覚書」
高木八尺口供書
天羽英二口述
加瀬俊一口述
第９編小磯・米内内閣の成立と陸軍の態度
木戸幸一口供書
木戸幸一日記よりの抜粋
岡田啓介証言
若槻礼次郎著『古風庵回顧録』
高木惣吉手記「終戦覚書」
野村直邦「東条内閣崩壊の真相」
大井篤覚書
松平康昌口述要旨
内田信也回顧録『風雪五十年』
林三郎著『太平洋陸戦概史』
中村正吾手記『永田町一番地』
小磯内閣
中村正吾手記『永田町一番地』
情報局発表
中村正吾手記『永田町一番地』
田中武雄口供書
池田純久口供書
元関東軍将校等座談会「関東軍崩るるの日」
第１０編　独ソ和平問題および第三回対ソ特使派遣問題　外交問題に関し重光外相と小磯首相との対立
中村正吾手記『永田町一番地』
最高戦争指導会議記録
日ソ外交交渉記録
東久迩宮著『私の記録』
下村海南著『終戦秘史』
木戸幸一口供書
第１１編　米内海相の終戦工作開始　高木海軍少将の起用
高木惣吉手記「終戦覚書」
高木惣吉著『山本五十六と米内光政』
第１２編　重光外相の執筆した『我が外交』とスターリン声明
中村正吾著『永田町一番地』
中村正吾著『永田町一番地』
重光文書「平和の探求　その二」
第１３編　天皇、重臣の意見をご聴取　本土決戦論と近衛公の上奏文
木戸幸一口供書
松平康昌口供書
中村正吾著『永田町一番地』
今後採るべき戦争指導大綱
近衛公の上奏文　岩淵辰雄
若槻礼次郎著『古風庵回顧録』
内田信也回顧録『風雪五十年』
藤田尚徳記録
第１４編　ヤルタ秘密協定とドイツ処理方針公表文
「ヤルタ」協定
河上清著『米ソ戦わば？』
萩原徹著『大戦の解剖』
佐藤尚武著『二つのロシア』
クリミヤ会議公表文
第１５編　繆斌工作とその他の対華和平工作
東久迩宮著『私の記録』
第四十七号最高会議記録
重光文書「戦時外交　その二」
中村正吾著『永田町一番地』
中村正吾著『永田町一番地』
小磯国昭証言
重光葵最終弁論
嘉治隆一「ファッショ時代の七つの挿話」
石渡荘太郎口述
宇垣一成口述
斎藤良衛手記
東久迩宮著『私の記録』
東郷茂徳外相口述筆記
児玉誉士夫記『われ敗れたり』
田原慶一談
林三郎著『太平洋戦争陸戦概史』
第１６編　バッゲ工作
鈴木文史朗随筆「和平工作未遂の記」
下村海南著『終戦記』
ウイダー・バッゲ口供書
昌谷忠口供書
東郷茂徳口供書
高木惣吉著『終戦覚書』
日ソ外交交渉記録
東郷外相の口述概要
重光文書「平和の探求　その二」
岡本季正自記「瑞典における和平打診工作の経緯」
第１７編　小磯内閣の退陣と重臣会議
木戸幸一日記
木戸幸一日記よりの抜粋
木戸幸一口供書
第１８編　日ソ中立条約の廃棄通告
日ソ外交交渉記録
加瀬俊一手記「ポツダム宣言受諾まで」
林三郎著『太平洋戦争陸戦概史』
第１９編　鈴木内閣の成立
鈴木貫太郎口述『終戦の表情』
鈴木一手記「終戦と父」
鈴木武手記「鈴木貫太郎を憶う」
『岡田啓介回顧録』
高木惣吉著『終戦覚書』
下村海南著『終戦秘史』
下村海南著『終戦記』
丹羽文雄著『日本敗れたり』
迫水久常手記『降伏時の真相』
エリス・ザカーリアス「日本降伏後の外交工作」
内田信也回顧録『風雪五十年』
鈴木一手記「終戦と父」
志賀直哉著『翌年』「鈴木さん」
鈴木内閣
第２０編　東郷外相再入閣の経緯と東郷外相の決意
大井篤註（木戸、小磯両氏談による）
東郷茂徳口供書
鈴木貫太郎口供書
下村海南著『終戦秘史』
中村正吾著『永田町一番地』
松平康昌口供書
迫水久常口供書
中村正吾著『永田町一番地』
東郷外相口述筆記「終戦に際して」
東郷外相口述筆記「終戦に際して」
東郷茂徳口供書
付記あり