図書センカンキ キンキ ノウギョウ ト ノウミン ウンドウ000029587

戦間期近畿農業と農民運動

サブタイトル1~10
編著者名
三好 正喜 編著
出版者
校倉書房
出版年月
1989年(昭和64年)1月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
404p
ISBN
4751719106
NDC(分類)
612
請求記号
612/Mi91
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

序(三好正喜)
第1章 一九三〇年代後半における近畿近郊農村の経済的性格(三好正喜)
京都府久世郡槙島村下村部落と綴喜郡都々城村下奈良部落
和歌山県紀三井寺町大字布引・布引部落
滋賀県栗田郡下田上村大字黒津部落
大阪府豊能郡庄内村島田部落
第2章 畿内農業の基礎構造(荒木幹雄)
昭和戦前期における農民層分解と地主制
畿内農業基礎構造の概況
畿内米作農村の構造
京都府久世郡槙島村下村部落の場合
小自作中農経営
久世郡槙島村奥山徳次郎家(一九二七年)の場合
O家農業経営の技術
労働過程
O家農業経営の経済
価値形成過程
農業以外の収支
家計
まとめ
畿内果樹作農村の構造
京都府綴喜郡都々城村下奈良部落の場合
耕作地主の経営
綴喜郡大住村樺井市太郎家(一九二八年度)の場合
K家農業経営の技術
労働過程
K家農業経営の経済
価値形成過程
K家の農外部門
K家の家計費
畿内農業における農民層分解と地主制
第3章 一九二〇年代における労働市場の重層化と労働力流出構造(富山一郎)
地域経済の動向と労働力流出構造
農村労働力の地域経済への包摂
大阪労働市場への包摂形態
第4章 近畿都市近郊農業と商品市場(白木沢旭児)
兵庫県川辺郡川西町加茂の事例
近畿都市近郊農村の市場対応
川西町加茂の農業構造と小作農家経営
販売過程組織化の特質
加茂桃完熟組合の活動
農産物販売過程組織化の諸形態
産業組合と出荷組合
川西産業組合の穀類販売事業
産組共同販売の階層性
農村社会の変化
地主・小作関係を中心に
地主・小作の政治的位置
一九三〇年代における小作料減免交渉の展開
小作料水準
第5章 城南小作争議と農業生産力構造の再編(野田公夫)
京都府久世郡御牧村の分析
課題と方法
対象地の概況
御牧村における城南小作争議
城南争議前段階の階級対抗
一九二三・二四年
城南争議と御牧村
一九二五・二六年
村農会の指導性
地主制の変貌と小作経営
地主制の変貌
生産力主体の性格
農会による商品生産振興
争議終結と生産力対策
「協調団体」の設立
商品生産振興策
商業的農業の発展と挫折
城南争議後の商品生産展開
戦時体制下の商品生産潰滅
第6章 初期小作争議の一事例(今西一)
兵庫県下の場合
兵庫県下における初期小作争議の概況
米穀検査制度と小作争議
初期小作争議の諸要因
福崎村周辺の農村構造と初期小作争議
福崎村周辺の農村構造
土地所有と地主・小作関係
初期小作争議の特質
第7章 小作争議の経済理論(坂根嘉弘)
小作争議の展開過程
集団的小作争議について
土地争議について