現代史の断面・戦時総動員体制

第１章　陸軍、内閣をたおす
天皇、組閣に干渉
依然として言論圧迫
陸軍、米内内閣をたおす
第２章　三国軍事同盟の強化
枢軸派の復活
三国軍事同盟への急転回
南進政策への布石
海軍反対派への脅迫
第３章　日ソ中立条約
積極的な陸軍
熱心な松岡外相
ソ連外交の勝利
第４章　汪兆銘政権の承認
汪政権ができるまで
新政府の圧制政治
無能と腐敗
清郷工作
軍票による収奪
第５章　第二次近衛内閣
新党運動から新体制へ
政府の補助機関としての活動
戦時体制の整備
産業報国会
生活の面では
隣組と常会
すべて秘密のうちに
予防拘禁と国防保安法
ファシズムが共産主義に見える－企画院事件
第６章　『戦陣訓』と『臣民の道』
『戦陣訓』
『臣民の道』
『愛国百人一首』
文化と教育のしめあげ
「国策」映画のみ製作
第７章　中国人民を抗戦においやる日本軍
空白地に生まれた新情勢
国府の弱体化
共産軍の民衆動員
三光
宣撫工作
反清郷作戦
『魯迅全集』の刊行－知識人の抵抗
第８章　工場・職場の兵営化
国民の奴隷化へ
軍事工場の女子挺身隊
第９章　太平洋戦争への跳躍台
仏印における前哨戦
進駐してフランスを屈服さす
蘭印に向かって
タイ国と共に仏印包囲
日本軍南部仏印へ
アメリカの態度の硬化
強まる報道規制
第１０章　独ソ開戦と関特演
冷却してゆく独ソ関係
予期しなかったイタリアの敗北
スターリンの甘い夢
赤軍総くずれ
関東軍特殊大演習
独ソ開戦とアメリカ
ソ連の崩壊を待つ
『東洋経済新報』の静観