図書目録ニッケイ カナダ イミン ノ チチ ホンマ トメキチ オウ ノ ショウガイ資料番号:000027540

日系カナダ移民の父本間留吉翁の生涯

サブタイトル
リッチモンド市が建設したトメキチ・ホンマエレメンタリースクールにその証を見る
編著者名
小山 茂春 著者
出版者
小山茂春
出版年月
1995年(平成7年)11月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
143p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/H85
保管場所
閉架一般
内容注記
本間留吉および著者の肖像あり 参考文献:p140~141
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
家庭使用人(家僕)としてカナダに渡る
長兄小山藤一が経営する事業概況
長兄小山藤一は国際ロータリークラブのメンバーとして活躍
本間清治氏と筆者の姪・上山静枝の結婚
本間清治の素顔
カナダ御訪問の皇太子殿下(当時御年二十歳)を御案内
第1節 本間留吉翁の生い立ち
駐日カナダ大使館公報による
三男清治氏が訪日の際、本間家の家系巻物を持ち帰る

本間留吉の移民時期
第2節 本間家の系譜について
本間家の系譜
本間家の家紋について
本間留吉翁累歴
本間留吉翁渡加年の諸説
第3節 本間家先祖の過去帳より
時代的考証による本間家の先祖
第4節 本間留吉翁の記事
第5節
本間留吉とステイブストン
移民が最初に足をむける土地(ステイブストン)
本間留吉が鮭漁の漁法を改革
漁法と漁船の移り変わり
漁者のランク「ライセンス持ち」「コントラクト」「デイワーク」等
漁者の漁業形態による分類「純漁者」「半漁者」等
日系漁者とキャナリーの罠
東洋系漁撈者を虜としてキャナリーを創設する
第6節 本間留吉とバンクーバー
虎視眈眈、出晩を窺う本間留吉
晩市で本間留吉逸速くホテルや料亭を経営
本間留吉「日本人協和会」を晩市で創立
当時のス村「ステイブストン)
ステイブストンがリッチモンド区に所属なる
当時の「ガス・タウン」(バンクーバー)
ステイブストンに定着した最初の日本人は誰か
ハワイから大挙して転住移民来たる
日系漁者の排斥の声高まる
三段階に分かれた鮭漁業
第7節 当時の日系社会
女ひでり
飲料水悪く病気流行
第8節 フレーザー河漁師団体
フレーザー河漁師団体結成さる
「フレーザー河日本人漁者慈善団体」に改称し、本間留吉を団体長に選出する
団体規約の生産活動統制の主要項目
フレーザー河日本人漁師団体の成立、本間留吉を総理に選出
ユニオン側がステイブストン漁者慈善団体を設立
「フレーザー河日本人漁師団体」の総理本間留吉引責辞職する
内憂外患交交いたる
「フレーザー河日本人漁者慈善団体」を再組織、本間留吉再び団体長に選出さる
ステイブストンで日白両漁者の衝突
「ステイブストン漁者慈善団体」と改称
バンクーバー暴動起こる
シアトルで発行の邦字新聞『日本人』
第9節加奈陀に於ける本間留吉
漁者団体創立前
フレザー河日本人病院報告
フレザー河日本人病院、収支決算報告
病院維持法に関する協議
本間留吉フレザー河漁師団体の総理に推挙さる 病院負債の償却たる
英領コロンビア州漁業規則改正
改正条項
フレザー河漁師団体規則
本間留吉フレザー河漁師団体の総理を辞任する
日本人病院広告
日本人病院寄附金
フレザー河日本人漁者団体第一年度報告 団体の起源
フレザー河漁者大会
全権委員に本間留吉等選任される
在晩、清水領事一行孵卵場を観る
潮鮭に関する神戸商業会議所の批評
横浜商業会議所の飛翔
日本人会設立
本間留吉晩香坡日本人会会長に選任さる
日本人協議会-その沿革と功績
加奈陀日本人協議会の設立
加奈陀日本人協議会常議員選挙を実施
カナダに於ける新聞・雑誌関係 晩香坡市に於ける言論界の変遷と其の趨勢
本間留吉等「大日本」を発刊
晩香坡言論雑俎
千葉県人会創設
晩香坡市及び附近の料理店・飯店等
晩香坡週報と新聞広告
晩香坡市日本人懇親会催さる
天長節奉祝行事
能勢領事歓迎会開催
第10節 参政権問題試訴提起
本稿を草するに当たり
林林太郎言
ステイブストン漁者団体を組織し、初代の会長に選任さる
日系人の参政権獲得運動を起こし、地裁、高裁、英国枢密院まで提訴する
トメキチ・ホンマ・エレメンタリー・スクールの建設
参政権問題についての試訴を提起した歴史は古い
熱血漢、本間留吉は、この人種差別に徹底的挑戦をする
カナダで最初に選挙に加わった支那人
投票隠語(クワかセツタか、またキセル)といった旨詞
鉱山長での選挙屋
バンクーバーに於けるマネー・バイローに対する投票権
ステイブストンの名称の起源について
本間留吉の脳裏に焼け就いて消えないもの、それは「基本的な人権」であった
本間留吉をバンクーバーに拠らしめ、地市ニューウエストミンスターに山崎寧を拠らしめる
選挙権獲得試訴の軍資金集め
本間留吉を陣頭にしてバンクーバーから試訴を提起
本間留吉がバンクーバーへ申し入れ
本間留吉がバンクーバー地方裁判所に提訴
バンクーバー地方裁判所では勝訴となった、その判決文
トミー・本間(留吉・ホンマ)の提起した告訴事件の経緯
当時のタナダにも正義はあった
最高裁判所への上告
事大主義の渦中での裁判続行
スプリーム・コートの判決文、ここでも日系側の勝利の宣言
ユニオン炭坑会社対ブライデンの事件
本間留吉に最高裁勝訴の二度目の凱歌あがる
英本国、枢密院での裁判はじまる
カナダ帰化法の「政治上の権利」について
英本国枢密院での裁判は敗訴となった
外国に帰化するような不都合な者に、日本帝国の公使がどうして援助など出来るか
第11節 本間留吉小伝
本間ケースに関するサー・チャルス・タッパーの意見書
カンニング・ハム対トミー本間の係争について
司法委員会(JUDICAL-COMMITEE)
スタンレー・オー・バクマスターの意見
第12節 ユニオン炭坑事件
本間ケースに屡屡引用される事件
第13節 『カナダ移民・明けゆく百年』に出ている本間留吉翁
排日はつづく
BC州議会はナタル法案を創設
第14節 『日系カナダ人百年史、千金の夢』
一九〇〇年(明治三三)本間留吉、BC州政府を起訴
カナダ義勇兵講演会設立趣意書(一九六一年)
第15節 「カナダの万蔵物語」について
密航、脱船、上陸
選挙権(市民権)闘争の本間留吉氏
本間留吉氏、BC州選挙有権者リストに登録申請
本間留吉氏、参政権をめぐる長い法廷闘争始まる
地方裁判所では勝訴
カナダ最高裁判所に提訴
カナダ最高裁判所の判決でも勝訴となる
英本国枢密員へ提訴
英本国枢密員では敗訴となる
日系カナダ人に参政権付与の法案が連邦議会を通過する
トメキチ・ホンマ・ハイスクールの建設
ホンマ・ハイスクール卒業という履歴書
第16節 一世移民とヤマトダマシイ
二等市民の扱いを宿命論で片づけた日系人
この時代、カナダ日系社会でリーダー・シップをとったトミー本間
日系人に選挙権を付与せよと、本間留吉はブリティッシュ・コロンビア州法廷に立法訴訟を起こす
ブリティッシュ・コロンビア州法廷(第一審)並びにナダ最高裁判所法廷(第2審)とも本間が勝訴す
第17節後の世にも「本間ケース」と呼ばれる選挙権闘争
選挙権獲得と義勇兵
晩市の地裁、BC州の大審院ともに勝訴
本間留吉を助けよ、本間留吉を殺すなの日系側スローガン
当時非常識だった日本外務省の出先機関
レミュー協定の締結
義勇兵出征で忠誠心の証を
本腰を入れた義勇兵募集
第18節 義父本間留吉の晩年と私-在加奈陀国・ウィニペグ市・阿部美丸
私の生い立ち
父母の末カナダへの旅立ち
福岡県人塩見音吉の伝記
ポート・ハモンドで農業を営む父
本間留吉長女ヨシとの婚約
義父本間留吉の業績
『加奈陀之宝庫』及び『加奈陀同胞発展大鑑』編纂に協力
太平洋戦争勃発
『本間事件』について
キャナリーでの生活
戦時の最中阿部美丸と本間ヨシの結婚式挙行
全日系人の百マイル以東に強制移動させる
自発的に道路キャンプへ出発
第二班稲葉班の通訳係を仰せ付かる
田中キンジ青年の手紙
タシメ村の建設計画に着手
義父本間留吉死去
帝政ロシアから追放され移住した民族
準高校に本間留吉翁の名を冠し新築の報
トメキチ・ホンマ・エレメンタリー・スクール公式開校式
日系人総移動始まる
本間留吉BC州内陸クラウンテンバーの問題、総移動の問題
父の歴史的な本間事件等を政府に抗議を提出し、世論を動かし永遠に取り去る
第19節 日系リドレス5周年記念特集号-あるコミュニティ・リーダーの半世記-川尻岩一氏(94歳)に聞
当時もカナダへの移民はかなり制限があったわけですね
カナダ国籍は欲しいと考えていましたか
本間留吉を御存知ですか
弔辞でどんなことを述べられましたか
パウエル街でルーミング・ハウスを経営していたそうですが、開戦はどのようにして知りましたか
開戦と同時に日系人三十七人が逮捕されましたが、
一九四二年(昭和十七)、自主的に移動なさった理由は
道路キャンプのリーダー格として過ごされたそうですが
ストライキ事件もあったとか
川尻さんは、当時四十四歳で、キャンプでは長老格だったわけですね、それにしても度胸が座っていたのは、そ
5か月目でキャンプを出てからどうなされましたか
家族と合流されたのは
終戦前の日系社会も日本へ帰るかどうかで揺れたそうですが
反響はどうでしたか、第二十節 本間留吉氏
著者、中山訊四郎、斯く喝破せり
第二十一節うすい縁(えにし)ウ市(与志麿)
ある日あの頃(阿部美丸)
ある日あの頃-ウイニペッグ(阿部美丸)
タヒメを想う(与志麿)
雑記帳(与志麿)
参考文献有り

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