軍人軍属短期在職者が語り継ぐ労苦 5
まえがき(勝又博明)
第1部 労苦体験記
〔南方〕〈フィリピン〉
呪縛の時代(松田勇)
比島フガ島戦について(船橋利平)
〔南方〕〈ビルマ〉
独立輜重兵第二連隊-ビルマ作戦に生き抜く(原田幸雄)
一兵士のビルマ雲南戦記(岸川力蔵)
〔南方〕〈その他〉
ガダルカナル島戦記(三矢猶吉)
レンバン島多根岬(猪瀬良一)
レンバン島追想(星野辰司)
終戦後シンガポール-ケッペル収容所(松塚才治)
〔大陸〕〈満州〉
今も心に、赤い夕日の満州が(岩城秀夫)
〔大陸〕〈北支〉
戦争と新兵教育(日置栄)
北支派遣軍-内蒙古でのめぐり逢い(杉浦覚弥)
〔大陸〕〈中支〉
徐州戦-北川中隊五十八勇士の決死隊(川戸庄治郎)
中支分路口分遣隊(小林年男)
荒漠千里(金子富栄)
〔大陸〕〈南支〉
南支独混第二十三旅団-私の戦争体験(佐藤武夫)
〔航空〕
あの日から五十年(三田全二)
東金飛行場大隊-労苦体験記(及川春幸)
〔その他〕
私の軍隊体験(永浜暁)
若き日の追憶(大森学)
第2部 聴取調査記録
〔南方〕〈フィリピン〉
比島遁走記(水野稔)
比島バターン攻略戦(岸本栄太郎)
フィリピン生き残り-盟兵団の通信兵(鈴木寅吉)
〔南方〕〈その他〉
満州から南海の孤島クサイ島へ(高橋茂清)
南方軍補充要員-プケット島で強制労働(植田太郎)
ラバウルの想い出(高橋正己)
歩兵第五十四連隊〈月兵団〉地獄の転進(小林元春)
戦争後期-マレーシアの従軍記-(唐沢甲子雄)
濠北派遣捜索第五連隊-海難ニューギニア防衛戦-(神在繁)
インドネシア独立の先兵-兵補教育と終戦(神崎芳郎)
奇しき運命の転機-ラバウルから生還(奥村昇)
アッツ島要員が南方スマトラ勤務(小山信一)
ラバウル戦線記録(外園肇)
南方抑留レンバン島(羽田野正義)
〔大陸〕〈満州〉
満州でソ連軍抑留(楠政己)
満州清明村開拓団-南方独混三七旅団通信隊-(勝智)
満州の衛生兵勤務-兄の遺児も幸せに-(西岡敏夫)
ソ連に連行されず-民間人で復員(阿部円次郎)
東安病馬廠隊員農奴となり奇跡の生還(角野喜三郎)
〔大陸〕〈北支〉
回想〈北支春二部隊〉(加藤一夫)
戦車第三師団工兵隊-河南作戦(小山正三)
我れ鷺兵団で戦えり(清水渡)
支那事変では北支で戦闘-戦争末期は内地飛行場大隊-(伊藤徳二)
三十四歳で初召集-妻子を残し河南作戦に参加(伊藤三十郎)
〔大陸〕〈中支〉
独立重砲兵-第六大隊桂林攻略戦(元木富士男)
渡河材料中隊(三津田泰永)
中支戦線の思い出(岡崎哲夫)
思い出の軍隊生活(長谷川賢次郎)
中支宜昌付近の戦闘-第十三師団歩兵一〇四連隊-(加藤清一)
中支を征く-百六師団(羽田野徹)
〔海軍〕
私の戦争体験(千坂定次)
海軍の通信-予科練習生の教育-(井沢健四郎)
海南島掃討戦-海軍第十五警備隊-(小栗浩嗣)
船団護衛-海防艦戦務一筋(末宗勲)
第九特別根拠地隊-「ああわが戦友山尾隊」(山尾蔦樹)
〔航空〕
航空情報隊-満州より本土防衛へ(河村直衛)
通信部隊の裏方話(長谷川幡尊)
戦友はビアク島で玉砕-航空兵転科で生き残る-(藤尾健造)
台湾航空情報部隊(伊地知薫)
〔その他〕
東奔西走-野砲と共に-(青木長吉)
幸運な第九師団-開拓義勇軍から満州、台湾へ-(七山幸雄)
暗号将校が少年飛行生徒の教育(鎌倉繁治)
運命か否天命だった我が従軍記録(富田礒海)
海上特攻艇始末記-ト号作戦出撃せず-(長岡清彦)
シベリア送り員数不足-北鮮で戦後の召集(金丸元美)