軍人軍属短期在職者が語り継ぐ労苦 3
まえがき(藤井良一)
第1部 労苦体験記
〔南方〕〈フィリピン〉
英霊の五十回忌法要を営み、戦ったアノ戦闘の記憶を辿る(伴八三)
ミンダナオ戦線従軍記(大矢昌男)
ミンダナオの餓死行(松井駿平)
〔南方〕〈ビルマ〉
ビルマ-イラワジ川敵前決死の伝令-(鈴木清一)
白骨街道(田中善輝)
ビルマ通信隊(山本義男)
雲南ビルマ戦線撤退、終戦、復員まで(岩屋明治)
敗戦のビルマにて(富樫辰太郎)
〔南方〕〈ニューギニア〉
私の戦争体験(上田健二)
戦争とうた(下川武夫)
〔南方〕〈その他〉
従軍と家族の状況(矢野美三雄)
長い旅路(福成善太郎)
二年と十一カ月の大東亜戦参加(鈎吉道)
戦闘の無い戦歴(猪瀬良一)
軍国一色青少年時代回想記(中川啓夫)
〔北支〕
老河口戦記(佐藤彦四郎)
衣師団の軍馬について(黒崎敏夫)
日支事変・出征従軍記録(若杉米一)
河南作戦奮戦するも無念敗戦となる(小林武夫)
軍隊の想い出(岸野善高)
〔中支〕
中支戦線従軍記(村上竜夫)
徐州戦(川戸庄治郎)
体験記-去る大戦を省みて-(中西文次)
桂林攻略戦の回想(宮崎新作)
不幸な戦争を省みる(北川治郎)
軍国主義の渦の中の人生(宮野甚之丞)
白鶴舗の死闘-鞘は邪魔だ!白刃で突入-(清水啓一)
太平洋戦争従軍記(増田悦三)
服従を強いられた中国四千余キロの道のり(安江関一)
〔南支〕
歩兵第八十五連隊南支作戦(大竹清照)
湘桂作戦従軍記(木村二郎)
足跡(岩淵清之助)
通信兵の想い出-湘桂に戦う-(浅井洋雄)
白耶土湾敵前上陸と広東攻略(草野亀寿)
揚子江遡行(鈴木武)
〔満州〕
熱河の山で(椎原芳郎)
ノモンハンからの手紙(小山芳江)
軍隊生活七年の青春(西村安一)
満州・シベリヤ・北鮮の思い出(黄地誠二)
北鮮経由復員記(田中菊治)
速射砲中隊-乗馬小隊始末記(木下富士男)
私の初年兵時代(新田政之)
終戦時の関東軍一三四師団挺進隊の最後(白髪昇)
〔海軍〕
フィリピン・ミンダナオ島敗走記(淵上熊一)
軍艦「名取」の最後(金子富雄)
海上特攻艦隊戦艦「大和」と共に(牧野義美)
水中特攻・戦争体験記(本郷三郎)
比島沖海空戦敗残記(山崎博司)
〔その他〕
沖縄戦四十五年目の再会(内田常吉)
応召うら話(秋田守之)
第2部 聴取調査記録
〔南方〕〈フィリピン〉
武漢・コレヒドール攻略と比島敗退を体験し(小谷輝夫)
今の私を形成したミンダナオの戦場(稲田勇)
老兵と妻(伊森正春)
回想(伊藤司)
〔南方〕〈ビルマ〉
戦前・戦中ビルマ回顧録(島森一明)
ビルマの助人-狼兵団の初年兵(二場義照)
ビルマにおける俘虜生活(赤田恒雄)
〔南方〕〈ニューギニア〉
病院船撃沈さる-漂流五日間(武村長八)
比島・ニューギニア船舶工兵の死闘(和田盛正)
〔南方〕〈その他〉
スマトラ島の近歩五連隊勤務(島田三郎)
ビアク島-奇跡の生還-(渋谷惣作)
南方の船舶工兵、終戦後の重労働(山下広一)
アンポン、ケイ、セラム島-私の体の戦後は終らない(鳥井督三)
死線で母の顔(伊藤光夫)
南洋マリアナ孤島-パガン島の戦(畑岡清)
ポナペ島戦記(菅野四郎)
南洋トラック諸島従軍記(寺島武)
補給なき孤島ヘラム(川田一桜)
人間に敵味方はなし-バンキナン抑留所(酒井弘)
〔北支〕
北支での体験-石炭と兵隊(佐藤彦四郎)
〔中支〕
中国大陸に戦って-以徳報怨(稲井田一二)
初陣の常徳作戦(浜口敬治郎)
常徳・衡陽、シ江作戦従軍記(玉木斉吉)
シ江作戦従軍記(大柳弘)
私の想い出(畑中由松)
〔南支〕
湘桂撤退作戦殿軍のしんがり(大島寅次)
近衛兵の意気地-南支翁英作戦と慰霊(藤森良)
〔満州〕
北斗七星輝く下で(松田馨)
大東亜戦争従軍記〈医は仁術〉(吉田厚雄)
〔海軍〕
甲種予科練習生-特攻の生き残り(重政幸雄)
海軍航空隊-軍隊当時の思い出(中江清則)
空母「鳳翔」伊第一五七号潜水艦-航空・水中特攻隊と共に(池野安一)
ソロモン「せ号」作戦-必死の機動舟艇隊(高橋義平)
コロンバンガラの砲戦-第六特別陸戦隊(吉岡光男)
南大東島-第三百二十三設営隊(岸川甚一)
〔その他〕
七カ年の軍務、銃後も苦労を共に(皿島正春)