海外引揚者が語り継ぐ労苦 3
まえがき(藤井良二)
〔満州〕
国境の街からの邦人引揚記(安達為也)
在外邦人の敗戦体験記(吉田淳)
引揚者救済に一身を捧げる(滝田吉良)
東満彷徨四十日(岩間重雄)
コンクリートのベッド(岡村善四郎)
死の淵からの引揚げ(吉田久子)
敗戦、苦難の日々(神田雅夫)
夫は召集、子供二人は誘拐され(種藤はるの)
王道楽土の終焉(千葉六郎)
私の満州での戦争体験(佐藤高弥)
敗戦の悲劇から脱出して(畠山吉郎)
満州生活の辛苦(後藤栄吉)
満州開拓少年隊(佐藤喜太郎)
赤い夕陽の太陽は暗かった(鈴木久次)
世紀の終戦(山崎さとの)
私の終戦の想い出(下田登)
回顧の記(手島信)
動乱の中で友好の灯(飯田忠雄)
私の戦後一年(柳田友邦)
暴民の襲撃(宮沢謙介)
四百余名の自決(北条としゑ)
少年義勇軍の思い出(今川長門)
青春の想い出(森下虎男)
同胞の死を無駄にせぬために(三尾宇田子)
追憶(山口泰一)
私の終戦(鶴見順市)
私の八月十五日(吉村格)
終戦時を偲んで(坂出武雄)
八月一日!追想(平松純夫)
敗戦(鶴田政恵)
人生の半分の終結(佐々木定子)
さようなら吾亦紅(吉岡百合)
地獄の昿野(大淵チヒロ)
惨苦!満州鏡泊湖より幾千里(下田裕一郎)
現地召集を受けた一引揚者の手記(石原匠)
敗戦の記(村上広三郎)
悲惨であった満州の終末(阿部とみ)
満州浩良河開拓団の思い出(佐藤まつよ)
一生いたむ戦争の心のきず(板橋エナ)
敗戦と在満邦人の苦闘(斎藤藤子)
生後間もない幼な子を連れての逃避行(安藤シン)
ハルビンで終戦をむかえて(舛谷スエノ)
激動に生きて(北沢治雄)
海外居住の動機と私の家族(三橋博)
オカラと岩塩で命をつなぐ(正木千代江)
図們から新京、そして帰国へ(羽賀富一)
思い出の逃避行(堀義雄)
ああ!満州(久木孝作)
あれから四十五年(後藤英子)
妻子は生死不明、私はシベリアへ(古関民夫)
悲惨な五年の永い歳月の想い出(橋本克己)
私の人生航路(豊内政弘)
何より平和(中川静恵)
私の逃避行(広田きみ)
終戦から故郷の土を踏むまで(樋口匡)
敗戦国民の苦痛“「脱走三千里」”(神吉一夫)
終戦の思い出(菅恒子)
緑園(福永義久)
悲惨、満州の思い出(奈須竹子)
敗戦とわが子の死(坂本喜代子)
労苦の体験(吉村貞女)
平和をかみしめながら生きている(高橋ミキヲ)
母の終戦から引揚後の辛酸労苦の一生を省みて(佐藤康子)
NHKで孤児となった妹が判明、永住帰国に(上遠野香)
一族あげての開拓団の果ては(立花開)
七人の子供と共に(山村千秋)
満州チチハル地域からの記録(小野寺正夫)
幼な子を抱えて苦難の逃避行(鈴木末子)
満州開拓団の末路(玉田澄子)
夫は帰らず(野田静子)〔樺太〕
樺太での二十年の労苦(山田吉太郎)
赤ん坊を背負い、二人の子を抱き、息をのむ(佐藤静子)
崩れた丸太と共に川に転落・瀕死の重傷(金田善太郎)
女の私たちが監視哨に立ち(西田紀久子)
毒草をポケットに入れて(白鳥ヨネ)
樺太(サハリン)の終戦の思い出(南潔)
私の十八歳の出来事(川崎信道)
敗戦、引揚、勲五等受章までの労苦(大戸誠一郎)
樺太での終戦、引揚げ、引揚げ後の開拓の労苦(佐藤豊治)
引揚げ後の開拓に血の労苦(秋田竹雄)
義父のお蔭で命拾い(北村ユキ)
母の教え、情けは人の為ならず(中島富美)
やっぱり祖父はやられていた(松村重博)
亡き夫の労苦(島崎玉美)
母の背中に弾の破片が(遊佐英子)
魚雷を受けた第二新興丸で生還(佐々木嘉代子)
七人の子供を連れた私の恩人は今どこに!(小柳ヒフミ)
〔朝鮮〕
引き揚げてん末記(由浪英一)
引揚げ後の苦難の道(渡辺一正)
八月十五日終戦の日、父が重傷(井田明子)
朝鮮より涙の生還(梶原徳次郎)
私の戦争体験記(阿部強)
一心同体の再出発(山岸美恵子)
引揚体験記(今井健二)
引揚げて(小林秀治)
〔中国〕
中国華北鉄道の想い出(浜忠助)
人生を狂わした引揚げ(石山幸)
大陸生活二十三年(小田武夫)
北京より帰る(長谷部福美)
私の体験(大塚覚)
外地引揚者の思い出(嵩本正宣)
光陰矢の如く苦難の九十年(佐藤シイ)
わが子に書きのこす(浅野さだ)
上海から引揚げまで(乾キチ)
万里の長城よサラバ-張家口脱出の記-(中山隆)
〔台湾〕
台南日本人中学校(羽鳥直之)
引き揚げ苦労の体験記(石渡郁子)
遠きに在って想うものは祖国(二瓶忠雄)
小学生の終戦(平山純子)
我が家の戦中戦後奮戦記(大浜基子)
故郷喪失、そして(大友康弘)
縦断爆撃と戦後の苦労(木村楠男)
“母子家族”(砂口礼助)
引揚者の見果てぬ夢(根岸要八)
星は流れて(仲津定義)
さらば基隆(松尾恵美)
台湾引揚者(小林きく美)
〔その他〕
敗戦で強制送還されるまで(大谷行巳)
あ!南十字星(市川正子)
忘れ得ぬままに(佐々木譲二)
ルソン島での苦難(宍戸善作)
海南島の思い出(坂東貞市)
南方居住の動機(小沢頼助)