国語　３（昭和３８年発行）

１　生活と言語
語られることばの美（岸田国士）
会議を解剖する（黒田亮）
言語の機能（時枝誠記）
２　表現と鑑賞
思い出二つ（幸田文）
芭蕉遺語〔去来抄〕
春風馬堤曲（与謝蕪村）
俊成自讃のこと（鴨長明）
五重塔（幸田露伴）
３　中編と長編
高野聖（泉鏡花）
友情（武者小路実篤）
帰郷（大仏次郎）
中編と長編
４　漢文（唐詩）
李白（武部利男）
杜甫（吉川幸次郎）
白居易（吉川幸次郎）
唐詩抄
５　論説と論文
人生について（亀井勝一郎）
新聞の使命（千葉雄次郎）
歴史的なものの見方（林健太郎）
６　中古の文学
平安文芸（岡崎義恵）
若紫（紫式部）
花・虫・露（清少納言）
中古の和歌
中古の歌謡
７　随感随想
窓の少女（矢代幸雄）
秋窓雑記（北村透谷）
自然と人間（長与善郎）
８　漢文〔古文〕
帰去来辞（陶潜）
雑説（韓愈）
捕蛇者説（柳宗元）
縦囚論（欧陽脩）
前赤壁賦（蘇軾）
９　これからの国語
国語国字の問題（安藤正次）
国語の改良（白石大二）
１０　能と狂言
隅田川（観世十郎元雅）
かみなり〔狂言〕
演劇論
能楽論（世阿弥元清）
虚実皮膜論（穂積以貫）
１１　上代の文学
上代文学概論（高木市之助）
国しのび歌〔古事記〕
万葉抄
１２　日本文学と世界文学
人間と小説（生島遼一）
夜明け前（島崎藤村）
盲のジェロニモ（シュニッツラー・番匠谷英一訳）
国民文学と世界的文学（土居光知）
付録・付録目次有り