労働者の生活
- サブタイトル
- 維新から九十年 岩波新書
- 編著者名
- 森 喜一 著者
- 出版者
- 岩波書店
- 出版年月
- 1963年(昭和38年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 209p
- ISBN
- NDC(分類)
- 366.7
- 請求記号
- 366.7/Mo45
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
1 血とあぶらのしたたりの中で―近代労働者の創出―
労働者の歴史的出発
日本の本源的蓄積
「高島炭鉱の惨状」―一つの典型
土地を追われた農民の賃労働者化―労働者創出の過程(一)
職を失った士族の没落と賃労働者化―労働者創出の過程(二)
旧職人層の没落と転業―労働者創出の過程(三)
囚人労働の利用と意義
当時の労働者数と構成
労働者育成の経路と性格
創出期の労働条件(労働時間と賃金)
労働者は下層生活者であった
労働者の抵抗と労働政策の芽ばえ
2 近代労働者の階級形成は急速に進んだ
資本とともに労働者階級は成長した
婦人および幼少年労働者
労働者の素質は低かった
労働条件はいぜん劣悪であった
細民的生活状態
労働力は荒廃する
工場法問題の登場とその制定
階級の形成と労働者運動の開幕・進行
3 労働者階級は歴史的発展の時期をむかえた
重工業労働者の増大と結果
労働力不足の問題と給源
労働条件は変化した
労働環境は悪く,傷病は増大した
大戦と労働者生活
労働者運動の復活と新段階
4 あいつぐ恐慌は労働者階級を鍛えた
労働者の増勢は鈍化した
労働者の資質は多少高まった
戦後失業問題の登場
労働条件の変化
労働者生活は窮迫した
労働者運動の新しい転回期
工場法改正と労働組合法案の登場
5 世界恐慌が労働者階級の上を吹き荒れた
恐慌と労働者
恐慌と資本的合理化は記録的な失業となった
労働時間は短縮したが賃金は下がり,生活の困窮はつのった
最高記録に達した労働争議と組合運動
6 15年戦争のなかの労働者階級
戦争の深まりは労働者を激増させその構成は歴史的な変化をとげた
戦時労働力の調達と給源
戦争は労働条件を最悪のものにした
家計の悪化と生活の崩壊
争議は減少し組合は消滅した
7 労働者階級の歴史は新しいページを開いた
労働者階級の変化
階級的地位と構成変化
労働時間とその短縮運動
労働賃金と生活のいちじるしい変化
労働者運動の画期的発展
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