図書ゲイジュツ トワ ナンゾヤ000025891

芸術とは何ぞや

サブタイトル1~10
編著者名
トルストイ 著者/木村 毅 訳者
出版者
春秋社
出版年月
1922年(大正11年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
215p
ISBN
NDC(分類)
701
請求記号
701/To47
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

1 芸術に浪費さるる時間と労力…芸術奉仕のため犠牲となれる生命…芸術は道徳を犠牲にし、怒を是認す…オ
2 芸術は斯る諸罪悪を償ひ得るや…芸術とは何ぞや…諸説の紛糾…芸術とは美の創造なりや…ロシヤ語の美の
3 バウムガルテンより現代諸家に到る迄の美学説及び定義の要約
4 美を基礎とする芸術上の定義…趣味は規定すべからず…芸術品を認容せしむるためには明確なる定義を要す
5 美を基礎とせざる諸定義…トルストイの定義…芸術の範囲とその必要性…古代人は如何にして芸術の善悪を
6 歓びのための芸術が何故敬重さるるに到りしか…宗教は善悪を指示す…教会的キリスト教…ルネツサンス…
7 如上の人生観に適合すべく形成せられたる美学説
8 これを採用せるは何人ぞや…真の芸術は凡ゆる人に必要也…現代芸術は大多数者に不可解にして有害也…芸
9現代芸術の堕落…現代芸術は既に自然的題材を見失へり…清新なる感情の流を〓ぐ…現代芸術が主として表現
10 理解力の欠乏…デカダン芸術…近代フランス芸術…吾々の好む所即ち善芸術なりと断言する権能ありや…
11 偽芸術を作るもの・模倣・剽窃・異常事・興味中心…真芸術の製作に必要なる諸要件及び偽芸術を作る諸
12 偽芸術出来の原因…職業的芸術家…芸術批評…芸術の学校
13 偽芸術の標本ソグナアの「ニイベルング」の指輪…その世間的成功及び成功の理由
14 偏見を抱ける者には最後の真理も亦認容せられず…偽芸術作品に対する真芸術作品の割合…芸術を認むず
15 主題より分離せしめて考へたる芸術の本質…芸術の標識たる感動性…趣味の堕落せる者は了解し得ず…感
16 主題に即して考へたる芸術の本質…感情の高貴なるに随ひ芸術的作品も愈々高貴也…教養ある階級…現代
17 真芸術〓乏の影響…悪芸術跋扈の結果…有害無用のものに浪費せらるる労力と生命…富者の病的生活…少
18 人間生活の目的は凡ての人を同胞的愛に結合せしむる点にあり…芸術も亦此の意識に指導されざる可から
19 未来の芸術は選まれたる少数者に独占せしむ可からず…完全と統一とに赴く手段とせよ
20 科学と芸術との聯絡…虚偽の科学、煩鎖の科学…科学は人生の大問題を処理し、芸術の基礎たらざるべか