昭和　第１９巻

昭和６３年
天皇、一般参賀に手術後初めて姿見せる。「クリーン・メトロ」地下鉄全駅で終日禁煙。
一省庁一機関が地方移転へ、東京への集中是正。
大韓航空機事件を「北」の組織的テロと断定政府、制裁措置発表。
「ドラクエ３」にずる休みの子どもら殺到。浜松市の住民パワー暴力団一力一家を追放。
運輸省、初めて「禁煙タクシー」認可。水俣病刑事裁判やっと決着元チッソ社長ら有罪確定。
青函連絡船廃止津軽海峡線開業。日本初の屋根付きドーム球場落成。
修学旅行中の高校生ら上海列車事故で二七人死亡。一部対象者を除き「マル優」廃止。
瀬戸大橋開通ＪＲ、本州と四国結ぶ。アフガン和平協定調印反政府ゲリラよそに。
奥野国土庁長官、放言中国・韓国が猛反発。必死の「領土保全」最南端沖ノ鳥島に護岸工事。
日本の不動産投機にホノルル市長、抑制を要望。大阪のエイズ患者男女一五
人に性的接触。
「フロン規制法」公布まずは製造量許可制に。
関東一都三県で不法就労者一三七一人摘発。「超法規的措置」で出国の泉水博、マニラで逮捕。
日米摩擦の焦点牛肉・オレンジ自由化。「天皇の体重月々減少」高木顕侍医長が公表。
リクルート未公開株譲渡に大物政治家の名次々。米艦、戦闘機と誤認しイランの民間機撃墜。
東京都が全国初エイズ専門相談員置く。潜水艦なだしおと衝突釣船客三
人死亡。
野村証券、日本初Ｍ＆Ａ会社設立へ。「ホピ独立国」旅券で米インディアン来日。
「活力ある長寿社会」政府、対策推進会議発足。天皇、最後の公式行事戦没者追悼式に出席。
対日赤字減らしが狙い米包括貿易法成立。「マネーゲーム」自粛など日経連、企業倫理強調。
電力労連、原発推進の方針。コンピュータ・ウィルスＰＣ―ＶＡＮに侵入。
天皇、重体大量の吐・下血。天皇見舞いの記帳全国一二カ所で開始。
ベトナムの二重体児ベト・ドク、分離手術成功。「リクルート疑惑」に宮沢蔵相の名も。
東京地検、贈賄容疑でリクルートコスモス前社長室長を逮捕。
天皇容体にらみ自民、税制法案強行採決。コスモス株購入でけじめ社党上田卓三、議員辞職。
江副前リクルート会長ら衆院証人喚問席に。天皇「傾眠状態」と侍医団が認める。
「ふるさと創生」金全国市町村に一億円ずつ。「天皇の戦争責任はある」本島長崎市長、議会で発言。
まんが週刊誌「少年ジャンプ」五

万部突破。「税制法案」成立消費税、四月実施へ。
昭和６４年・平成元年
昭和逝く天皇、崩御在位六二年と一四日。
資料・細目次有
全資料・総文献・総索引有