図書ショウワ000025599

昭和 第6巻

サブタイトル1~10
二万日の全記録 太平洋戦争 昭和16年~19年
編著者名
講談社 編者
出版者
講談社
出版年月
1990年(平成2年)1月
大きさ(縦×横)cm
27×
ページ
374,8p
ISBN
4061943561
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/Ko19/6
保管場所
開架大型
内容注記
和書
目次

索引有
昭和16年
米大統領ルーズベルト「四つの自由」説く。「生きて虜因の…」東条英機「戦陣訓」示達。
松岡外相、タイ・仏印粉争に「盟主として仲介」と表明。人口政策確立要綱決定「一家平均五児」呼びかけ。
「大政翼賛会は政治結社ではない」と政府が規定。
蘭印石油利権交渉に関し芳沢特使が報告「実力的解決以外なし」。李香蘭、日劇で大人気。
情報局、総合雑誌に内示矢内原忠雄ら執筆禁止。「皇国ノ道ニ則リテ…」小学校、国民学校と改称。
治安維持法改正公布「予防拘禁」制定にも反論なく。アメリカ、狐立主義放棄反枢軸側に七○憶ドル援助へ。
国民学校が発足教科書も新たに編修。六大都市で米穀配給通帳制成人一人一日二合三勺。
松岡外相・モロトフ日ソ中立条約に調印。外地を含む帝国総人口一憶五二二万六一○一人。
政治・経済・産業面で「満鮮一体化」強化へ。進む地方銀行の整理統合前年末より二七行も減少。
防諜週間スタート紙芝居で注意喚起。東京で「肉なし日」実施。
反日・反仏の民族解放戦線べトナム独立同盟会結成。配給切符の不正入手行う東京の「幽霊人口」四○万人も。
対南方施策要綱を決定米英の出方次第で武力南進。国民労務手帳法施行令公布労働力の流出を防止。
独軍三○○万、ソ連に侵攻「バルバロッサ作戦」開始。石油の獲得難航政府、蘭印交渉打ち切り。
内務省の呼びかけで全国の隣組が常会開催。「開特演」に兵力大増員日本、対ソ進攻準備。
大本営、第二五軍に南部仏印進駐を発令。米英はただちに日本資産を凍結へ。
日本軍、南部仏印へサイゴンなどに進駐。アメリカから日本への石油輸出完全に停止。
大西洋憲章発表、米英の首脳洋上で共通の戦争目的を確認。
金属類回収令公布不急品以外の鉄・銅製品も。帝国国策遂行要領決定外交交渉の傍ら戦争準備。
統制、みそ・しょうゆにも農林省、全国に通牒。東京のハイヤー、タクシーガソリン使用を中止する。
アメリカ国務長官ハル日米首脳会談の拒否を通告、もはや交渉の余地なしと陸軍。
尾崎秀実とゾルゲを検挙、モスクワに重大情報を送る。東条英機、首相に就任内相・陸相兼務の陸軍大将。
高女・中卒予定者、一月就業「早急に銃後社会に」と政府。鉄鋼・造船など一二業種重要産業第一次指定に。
帝国国策遂行要領決定日米交渉に日限不成立なら武力発動へ。
国民勤労報国協力令公布年三○日・無収労働が義務に。米国「対日最後通牒」堤示日米交渉ついに決裂。
日本、ついに開戦八日午前三時十九分日本軍真珠湾を寄襲。
全長二六三メ-トル、四六センチ砲九門戦艦大和、極秘裡に竣工。英国降伏、日本、香港も占領。
昭和17年
第一四軍、マニラ占領バターン半島攻撃開始。初の大詔奉戴日を実施。
国民の負担重く…増税一一憶円、月給基礎控除六○円から五○円に。東経七
度で作戦地域を区分日独伊、軍事協定に調印。
衣料品購入、点数切符制に都市部は一人一年一○○点。大日本婦人会発足三婦人団体を統合。
第二五軍、シンガポール占領ただちに「昭南島」と改称。パレンバンに落下傘部隊飛行場・製油所を確保。
「真珠湾の九軍神」発表特攻隊戦死者、二階級特進。大本営政府連絡会議が予想「米英の対日攻勢は一八年以降
第一六軍、バンドン占領ジャワ島蘭印軍降伏。中小企業に軍需優先の波政府、再編・職業転換促進。
起工から五年六カ月関門海底トンネル貫通。フィリピンに抗日組織フクバラハップ誕生。
第一四軍、総攻撃バターン半島の米軍降伏。米軍機、本土初空襲B25、一六機大都市へ飛来。
衆院「翼賛選挙」実施翼賛候補三八一人が当選。大本営「浙〓作戦」発令中国の米航空基地潰滅へ。
コレヒドール島の米軍降伏。金属の強制譲渡発令寺院の仏具・梵鐘など。
南方軍総司令官寺内寿一大本営に「作戦完遂」と報告。加藤隼戦闘隊長、ビルマ上空で戦死。
ミッドウェー海戦で大敗空母四隻・全艦載機を失う。吉田茂と内大臣木戸幸一終戦促進工作で意見交換。
「少年産業戦士補導週間」全国工場などでスタート。日本基督教団信徒九六人治安維持法違反で検挙。
米軍、望楼作戦でラバウルをめざす。陸上補給路確保へ泰緬鉄道建設に着手。
独外相リッベントロップ日本に対ソ参戦要請。政府、言論統制を強化新聞は各道府県で一紙に。
日本軍の命令によりビルマ中央政府開庁。第一次ソロモン海戦ガ島の攻防に呼応。
マンハッタン計画始動アメリカ、原爆製造へ。ガ島上陸の一木支隊奪還作戦に成功せず。
日米、ソロモンで激突空母部隊同士で海戦「竜驤」撃沈される。
伊二五号潜水艦、米本土攻撃塔載機でオレゴン州空襲。激増する不良少年工産業報国会が対策を協議。
兵力として動員の朝鮮人青年に錬成を義務化。
船舶需要増大で沿岸海上輸送は陸送に。統制重要物資の譲渡任意から強制買い上げへ。
「本土空襲の米兵は重罪」と防衛総司令部が布告。予科練の制服七つボタンとなる。
米英連合軍北アフリカに上陸。関門海底鉄道トンネル旅客輸送を始める。
中国人の強制連行で労働者不足の解消図る。スターリングラードでソ連軍が反撃を開始。
日米開戦を特撮で活写山本嘉次郎監督が完成「ハワイ・マレー沖海戦」。
輸送力増強に座席のない電車完成。「思想戦挺身」をめざし大日本言論報国会発足。
昭和18年
ガダルカナル島から日本軍全兵力が「転進」。米穀搗精規則改正で配給米「五分づき」に。
米英音楽、演奏停止ジャズなど約一○○○曲。男子就業禁止の職種を閣議が決定。
スターリングラードで独第六軍戦闘を停止。ガダルカナル島の日本軍一万千余人撤退。
ガダルカナル島撤退を大本営は「転進」と発表。大型サイクロトロン理研で組み立て完了。
野球用語を日本語化「セーフ」は「よし」。日劇に百畳敷き大の決戦標語「撃ちてし止まむ」。
重点産業への政府統制強化戦時行政特例法など公布。ビルマと日本の紐帯強化へバー・モー長官ら来日。
男子学生・生徒の体育訓練実戦を前堤にした錬成に。兵役施行令一部改正中学生の微兵延期制も廃止。
警戒警報はサイレンに三分間鳴り続ける。連合艦隊司令長官山本五十六大将、戦死。
東条首相、内閣改造で翼賛政治体制を強化。全国一斉「健民運動」で結婚を奨励。
少年兵への志願満一四歳から可能に。アメリカの潜水艦北海道幌別村を砲撃。
共産党再建を謀議と中央公論社社員ら逮捕。アッツ島守備隊玉砕戦死約二五○○人。
街路も「戦時農園」へ東京昭和通り、一部菜園に。国民徴用令違反許さず無断欠勤・二重稼ぎ者検挙。
女子・年少者の深夜業と坑内作業を認可。議事運営能率化のため衆院での質問取り止めへ。
東京でじゃが芋配給一キロで米一合分の代用。天然記念物「日光杉並木」造船用材として供木。
「芋類で勝ち抜け」と挙国芋類大増産運動開始。枢軸の一角崩れるムッソリーニ失脚・逮捕。
兵役法改正され朝鮮にも徴兵制施行。ビルマのバー・モー政府英国からの独立を宣言。
事業主にも「白紙」軍需工場、会社ぐるみ徴用へ。閣議、大学の研究に関し戦争遂行目的に限る、と決定。
女子にも体力章検定。連合軍、ニューギニアに上陸。
イタリア敗北バドリオ政権連合軍に無条件降伏。
車掌・理髪師などへの男子就業を禁止。理工系を除く、学生・生徒の徴兵猶予停止。
出陣学徒壮行試合早慶野球部が挙行。米麦の買い出しは買い手も厳罰に。
出陣学徒壮行会明治神宮外苑に七万人集合。民間六八三社を軍需会社に指定。
兵役法改正公布服務年限四五歳に延長。東京で「大東亜会議」戦争完遂など宣言。
米英中、カイロ会談を開催。ぶえのすあいれす丸、撃沈される。
米国、カイロ宣言公表日本の無条件降伏と戦後処理を明記
一二都市の疎開実施要綱を決定。徴兵適齢一年引き下げ満一九歳に。
昭和19年
食糧自給態勢を強化閣議「戦時農業要員」指定。東条首相「大東亜」に向け戦争完遂を訴え。
「軍需会社」第一次指定三菱重工業など一五○社。政府、航空力増強のため軍需関連企業を整備。
内務省「建物疎開」実施東京・名古屋の密集地対象。「中央公論」「改造」編集者治安維持法により検挙。
米軍、トラック島空襲日本軍機二七○機損壊。職業能力の申告拡大男一二~五九、女一二~三九歳。
決戦非常措置要綱で総動員体制を徹底。海軍、特攻作戦採用「人間魚雷」の試作を命令。
インドへの進攻インパ-ル作戦開始。一二~三九歳の独身女性を「挺身隊」へ強制加入。
連合艦隊司令長官古賀大将行方不明。旅行制限始まる寝台車・食堂車は全廃。
都市居住者は「身元票の所持を」と、防空総本部が通牒。
別居手当一五円支給で勤労者の疎開を阻止。東京の外食最高価格は昼食二円五○銭・夕食四円。
公正な配給めざし東京都が世帯票規則公布隣組長に人数把握の義務。
学校工場化実施要綱発表校舎を軍需工場化。特攻艇「震洋」の試作一号艇が完成。
「史上最大の作戦」成功連合軍、ノルマンディ上陸。東条、ヒトラーに激励の打電。
中国の成都からB29飛来北九州に初空襲。日本軍、マリアナ沖海戦で大敗。
「インパール作戦」中止死傷病者七二パーセントにも。サイパン島陥落守備隊四万人余全滅。
「学童集団疎開」六都府県で四○万人対象。東条内閣ついに総辞職重臣会議「反東条」で一致。
一億国民総武装せよ竹槍訓練スタート。最高戦争指導会議創設重要審議に天皇臨席。
連合軍、グアム占領日本守備隊一万八○○○玉砕。最高戦争指導会議「あくまで戦争完遂」決定。
「勤労即教育」とする学徒勤労令公布。パリ、四年ぶり解放独軍、降伏文書に署名。
第八五臨時議会召集「勝ヲ決スルノ機…」と勅語。中国雲南の拉孟・騰越で日本軍守備隊孤立し玉砕。
ラウレル比大統領米英に宣戦布告。最高戦争指導会議が想定ドイツ崩壊後の対ソ施策。
米軍、沖縄本島を空襲那覇市に壊滅的被害。比島攻略の陽動作戦米軍の空襲、台湾にも。
日米、レイテ沖で激突「連合艦隊」崩壊。神風特別攻撃隊出撃米空母に体当たり、一隻撃沈。
「ふ号」作戦開始米本土へ向け風船爆弾。B29、東京を初偵察マリアナ基地から発進。
人間魚雷「回天」初の特攻米軍大型タンカーを撃沈。B29、東京初空襲中島飛行機で死者七八人。
火薬原料不足深刻、料理屋の古座蒲団まで回収。東京に初の夜間空襲B29、レーダー照準爆撃。
B29、今度は名古屋を空襲、一○日に三度、死者六六四人。ルソン島作戦指導要綱策定日本軍、レイテ決戦放
飛行機の木製化推進へ木材の増産・増送を強力展開と次官会議。
資料・細目次有

細目次ことば 外食券あり