警視庁史　〔第２〕

第１節　大正期における内外の情勢とその推移
明治から大正へ
第一次世界大戦とその影響
大戦の原因
各国の参戦
日本の宣戦
大戦の経過と休戦
パリ会議と国際連盟
日本に及ぼした大戦の影響
思想及び労働運動
左翼運動の推移
右翼運動の推移
労働運動の推移
法制
治安維持法の施行
普通選挙法の施行
工場法の施行と工業課の設置
労働争議調停法の施行
暴力行為等処罰に関する法律の施行
第２節　組織機構等の変遷
概説
警視庁官制の変遷
本部の変遷
警察署及び分署等の変遷
警察職員
部課の新設置
刑事部の設置
人事相談課の設置
任用と服務
警察犬訓練係員の任命
巡査服務心得の改正
外勤勤務三部制の実施
鑑識写真係を警察署に配置する
判任文官特別任用令の施行
巡査休暇規程の改正
教養と訓練
警察官と消防官との教養訓練を分離する
警察講話規程の制定
巡査訓授応問規程の制定
対署試合のはじめ
施設と装備
護送用自動車の配置
火災専用電話の設置
全警察署に電信機を設置
巡査合宿所の整備と改善
警察官のけん銃携帯
馬場先門内の仮庁舎に移転
警察署に自動車を配車する
警察署の新築及び改築
給与と共済
給与の改善
自警会の設立と自警の発行
警察共済組合の設立
第３節　警戒警備
警衛と警護
明治天皇の大喪儀
昭憲皇太后の大喪儀
大正天皇の即位大礼
警衛規程の制定
皇太子殿下外遊の警戒
英国皇太子御来訪の警衛
朴烈事件
虎の門事件
皇太子殿下御成婚の式典
四谷の直訴事件
政治及び労働を背景としたおもな事件
憲政擁護騒じよう事件
阿部外務省政務局長暗殺事件
山本内閣弾劾騒じよう事件
大隈首相襲撃事件
米騒動
政友会本部放火事件
外務官邸爆破事件
東京市電の同盟罷業
李王世子暗殺陰謀事件
閔元植暗殺事件
原首相暗殺事件
第一次日本共産党検挙
右翼主義者による極左主義者の射殺事件
大杉栄殺害事件
二重橋の爆弾事件、米国国旗窃取事件
福田大将暗殺陰謀事件
一木邸の暴漢襲撃事件
鈴木喜三郎邸の暴漢乱入事件
銀座街頭の無政府主義者暴行事件
関東大震災とおもな火災
神田の大火
自動車ポンプの採用
新宿の大火
浅草の大火
関東大震災
高田町の大火
日暮里の大火
雑踏および風水害の警戒警備
大正期の国葬
大正博覧会の警戒
大正三年の水害
大正六年の暴風雨被害
明治神宮鎮座祭の警戒
平和博覧会の警戒
大正十四年の風水害
第４節　刑事事件
おもな凶悪事件
高輪の三人強盗殺人事件
電流装置による巡査殺害事件
麹町の老婆殺し事件
巣鴨の三人惨殺事件
小石川の七人殺傷強盗事件
大森のお春殺し事件
赤坂の三人強盗殺人事件
稀代の凶賊大米竜雲の検挙
常習貰子殺し事件
鈴辧殺し事件
新宿の三人殺し強盗事件
浅草の四人鏖殺強盗事件
名士邸専門の強盗を検挙
十六人殺傷事件
五人組集団強盗事件
海賊船大輝丸事件
桐ヶ谷の六人殺し事件
千駄ヶ谷の五人殺し事件
日本橋一家三人殺し強盗事件
二十余名の貰子殺し事件
本所の三人鏖殺強盗事件
殺人鬼吹上佐太郎を検挙
大岡山の三人強盗殺人事件
ピス健事件
銀行を狙う爆弾強盗事件
おもな暴力及び窃盗事件
暴力団の一斉取締
日暮里の博徒斬込事件
洲崎の集団闘争事件
浅草の博徒斬込事件
軍隊式組織の窃盗団を検挙
三十余名の窃盗団を検挙
知能犯事件
シーメンス事件
廉売米に絡む汚職事件
東京市の疑獄事件
偽造紙幣を種の大詐欺団検挙
六百余戸を焼いた保険金詐欺の放火魔を検挙
利殖組合を装う詐欺事件
穏田の怪行者事件
全国的の貨幣偽造犯人検挙
高柳事件
復興局汚職事件
弁護士を抱えた大詐欺団を検挙
第５節保安、衛生の指導と取締
風紀取締
闘犬闘鶏闘牛取締規則の制定
区長、区会議員をまじえたと博団検挙
興行場及び興行取締規則の制定
活動写真興行取締規則の制定とフイルム検閲
千住及び新宿遊廓の移転
悪ポン引の一斉検挙
青少年の指導と取締
未成年者飲酒禁止法の施行
少年法の施行
五十名の不良グループを検挙する
銀座の不良青少年グループの指導取締
三田の不良少年団の指導取締
交通の指導と取締
交通専務巡査を配置する
赤バイによる交通取締
乗合自動車の許可問題
自動車取締令の施行
交通規制及び交通整理を実施する
横断歩道をはじめて設ける
はじめて交通信号機を使用する
道路取締令の施行
自動車運転手試験規則の制定
衛生の指導と取締
売薬部外品営業の取締
ペストの大流行
コレラの大流行
インフルエンザの大流行
精神病院法の施行
結核予防法の施行
畜犬の取締
健康保険法の施行
銭湯値下げ問題
建築物の指導と取締
市街地建築物法の施行と建築課の設置
土木建築請負営業取締規則の制定
第６節　大正天皇の崩御