図書キンセイ ニホン ギョソンシ ノ ケンキュウ000024936

近世日本漁村史の研究

サブタイトル1~10
編著者名
荒居 英次 著者
出版者
新生社
出版年月
1963年(昭和38年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
662,35p
ISBN
NDC(分類)
662
請求記号
662/A62
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
折込図1枚 巻末:日本漁村・漁業史関係文献目録(35p)
和書
目次

序論 近世日本漁村史研究の課題
過去における漁業史学の成果と特徴
漁村史研究の課題
第1部 漁村の構造と展開
畿内漁村岡田浦の発展と関東出漁
岡田浦初期の村落構造
岡田浦の発展
関東出漁
関東出漁の衰退
関東出漁の歴史的性格
東北漁村唐桑村の構造
農業生産と村落構造
塩業生業の特質
漁村構造と隷属漁民の動向
漁獲物流通の構造
東北漁村の歴史的特質と唐桑村の特殊性
伊豆内浦長浜漁村における封建制の形成
戦国末期における伊豆長浜郷の構造
太閤検地と封建漁村の形成
近世初頭における大川一族の動向
建網漁業における労働力の進化
建網漁業における網子衆の性格
村方騒動の性格と封建制成立の時点
江戸内湾奈良輪村における漁業部落の成立
近世前期における奈良輪村
漁業部落の形成と高須漁民の系譜
高須漁村民の土地保有
上総における海苔株の形成と崩壊-江戸内湾における封建的区画漁村の成立と解体-
海苔養殖業開始直前の村落構造
海苔株の形成
崩壊運動の勃発事情とその発端
崩壊運動の経過
近世における漁村共同体の構成と展開
-外房漁村相浜村の場合-
相浜村の漁場
相浜村の階層構造
相浜村の家族構成
相浜村の村役人制
村寄合の構成とその機能
漁村における共同体規制の特質
近世における南房漁村の研究-近世漁場争論研究序説-
南房漁村の構造
館山湾の漁場争論
近世における九十九里漁村の研究-網主水主の地主小作関係を中心として-
地曳網漁業の成立とその漁業形態
地曳網漁業の生産関係
村落における網主と水主
村落における網主水主関係の総括
第2部 漁村と商品流通
近世における漁獲物流通過程の研究-生魚押送船と江戸魚問屋との関係を中心にして-
幕府の川船統制と押送船
押送船の分布
漁村における押送船
魚問屋と仕入と押送船
近世における在方魚仲買株の成立とその崩壊-江戸内湾富津村地小買株の場合-
富津地小買株の形成
地小買株の崩壊-天保改革との関連-
幕末における房州魚商人三浦家の発展と在方問屋化
坂之下村の概要
村落内における三浦家の経済的性格
村名主と領主勝手方賄い
三浦家の漁獲物独占と在方問屋化
近世漁村の在郷商人-房州館山新井浦島田家の場合-
新井浦成立発展の概観
島田家の漁業経営と江戸の魚問屋
島田家漁業経営の衰退
島田家の在郷商人化
島田家と新井浦漁村
島田家在郷商人化の特質
近世における魚肥の生産・流通の特質
魚肥流通研究の重要性
魚肥生産成立の社会経済的前提
近世前期における出稼的魚肥生産
近世前期における魚肥流通
出稼的魚肥生産の衰退と地元漁業の発展
近世中期における魚肥流通の変質
北海道産魚肥干鰊〆粕の登場
研究の総括と今後の課題
幕末明治初期における北海道産水産物の流通-特に鰊魚肥の内地移出について-
幕末期における水産物の移出
明治初期における鰊魚肥の移出
内地における鰊魚肥の商品流通
鰊魚肥流通の特質
第3部 郷村としての漁村と文化
郷村制と漁村
房州平郡不入斗村高崎浦
房州長狭郡横渚村前原町
房州平郡坂之下村
幕領伊豆内浦における漁税制の確立
戦国大名後北条領における漁税制の形態と特質
豊臣・徳川初期に期における漁税制の確立
漁税の徴収と村役人
近世地方文化としての漁村文化-外房州西方漁村の場合-
外房西方漁村の概要
漁村の祭
漁村の石尊祭
伊勢参宮
浄璃瑠芝居その他
近世漁村の通婚圏-房州相浜村の場合-
相浜村の概要と通婚圏
通婚圏の形成と政治的支配関係
通婚圏の形成と漁撈技術の関係
文献目録・図表有