第一生命七十年史
序文(取締役社長 塚本亮一)
第1章 矢野恒太と生命保険
矢野恒太保険業界に入る
「新案生命保険規則」の発刊
相互保険に着目,その実現に努力
共済生命の設計
農商務省時代
第2章 第一生命の創立
「保険相互会社首唱之辞」
創立総会までの苦労
創立総会
経営の基本方針
第3章 基礎確立時代
開業
第1期の決算
日露戦争とわが社
配当の開始
通3丁目の社屋落成
矢野専務の文筆活動
火災保険相互会社設立を断念
地方進出に踏み出す
創業10周年
矢野恒太社長に就任
第1次世界大戦とわが社
スペイン感冒の流行
官営保険の事業開始
創立15周年社礎確立
第4章 堅実発展時代
積極策に転ず
矢野社長の地方遊説
5大生命に列す
出世保険
第一相互館新築
矢野社長の外遊
関東大震災
相互主義貯蓄銀行の設立
本社機構の変遷
業界の相互主義化
昭和金融恐慌と生保業界
創立25周年
金解禁問題
生保証券会社設立
第5章 準戦時時代
満州事変勃発
外野機構の拡充
業界第2位に躍進
廃疾条項の実施
本社機構の刷新
保険募集取締規則実施
団体特別取扱実施
結核対策とわが社
満州生命設立
日華事変勃発
国家統制の強化
石坂泰三専務取締役に就任
創立35周年
第一生命館の新築落成
矢野恒太取締役会長に,石坂泰三第3代社長に就任
支社制度の採用と監督部の新設
特種養老保険発売
第6章 太平洋戦争時代
統制強化
昭和生命の包括移転
創立40周年
労務関係諸法令と人事対策
決算月の変更
中国契約問題
戦局の急迫とその対策
保有契約100億円達成
終戦
第7章 終戦後の苦難と再建
太平洋戦争による損害
第一生命館の接収
混乱する世相
占領初期の生保業界
職員組合結成
地方事務機構改革
インフレ多策
矢野会長,石坂社長以下役員の辞任
矢野一郎第4代社長に就任
生命保険会社の法的再建
新発足
『生命保険の月』創設
再建の最終処理
合同経営協議会の設置
募集道義の是正
指定時前契約の特別措置
積極的再建体制成る
特別養老保険発売
終戦後の資産運用とディス・インフレ
契約者配当再開
新分野に進出
副社長制をしき鈴木敏一就任
外野機構の改革と経営の合理化
保健文化賞設定
新機軸の宣伝
矢野社長生命保険協会理事会会長に就任
朝鮮動乱と生命保険
大阪第一生命ビル建設
生命保険に対する税法上の優遇
第8章 創立者の一生
一人一業主義
計数の普及
わが社の感謝状
生命保険協会の表彰
第1号証券満期
逝去
保険名誉賞を受賞
第9章 再建の基礎完成
第1次保険料引下げ
新種特別養老保険の提供
第一生命館に復帰
創立50周年
浜口吉兵衞副社長に就任
事務の機械化
支部機構改革
農協の共済事業
戦後の簡易保険
矢野社長,矢田常務の海外視察
再建の基礎確立
第10章 相互主義による積極経営
第2次保険料引下げとわが社
災害特約発売
特別条件付保険
1兆円達成5ヵ年計画の進発
「第一生命の月」設定
外務職員教育の積極化
支社事務の整備と事務所長制度発足
地区月掛制度(デビット)
第3次保険料引下げ
皇太子殿下のご成婚記念標語
前副社長鈴木敏一逝去
保険審議会の発足
矢野一郎会長に,浜口吉兵衞第5代社長に就任
矢田恒久副社長に就任
神武景気と資産運用
金融機関としての地位向上
保険契約高1兆円達成
第11章 長期発展計画の推進
第2次長期計画(3兆円早期達成5ヵ年計画)の策定
支社および募集拠点の拡充整備
地区月制統の機構改革
高度成長経済とそのひずみ
保障割増保険発売
団体養老保険発売
国民生活環境の変化
適格年金制度の創設と企業年金発売
個人年金発売
保険審議会の答申
個別化行政
外務員試験制度の実施
第4次保険料引下げ
商法改正による保険業法の一部改正
生保会社の法人税法改正
創立60周年
第1回東アジア保険会議
矢田恒久第6代社長に就任
定款の変更
総資産2,000億円達成
保有契約高3兆円達成
保有倍増6兆円3ヵ年計画の策定
退職年金市場の開拓
厚生年金基金保険(調整年金)の創設
団体定期保険の積極的販売
団体信用生命保険発売
新こども保険発売
海外旅行生命保険発売
国債の発行と生保金融
矢野恒太生誕100年記念事業
生保保有契約高,国民所得を上回る
外野制度と職員資格・給与の改正
ゴータ生命フレルス社長の来訪
村上・塚本両副社長の就任
保有契約高6兆円の達成
住宅保険発売
医学的査定業務の近代化
経験死亡における死因の変遷
第12章 大井本社の建設
建設の理由
敷地の選定
建設工事の開始
移転
落成式
理想的地域社会の建設
第13章 資本自由化と生命保険事業
日本経済と自由化
保険業界と自由化
自由化対策実施の推進
第14章 保有契約高10兆円達成
10兆円達成3ヵ年計画
交通災害激増と災害保険
大型保障保険発売
心身障害者扶養者保険制度の実施
「DEC」運動の展開
内外勤職員の教育訓練
わが社のPRと広告宣伝
矢田恒久会長に塚本亮一第7代社長に就任
矢野会長相談役に就任
渡幸吉賞設定
1兆円金融機関としての体制整備
集金奉仕体制の充実
事務の改善と機械化
支社増設
保有契約高10兆円達成
国際生保界でベストテン会社となる
純保険料式責任準備金積立を達成
46年の支部制度改訂
第15章 限りなき前進
総合発展5ヵ年計画の策定
総資産1兆円達成
ドル・ショックと円切上げ
不動産投資の動向
資産運用の現況
配当の個別化自由化推進
新情勢下における発展策
46年度の一般情勢とわが社の業績
困難を克服し限りない前進をめざして
第16章 社会公共への奉士
保建文化賞
公衆衛生院奨学資金制度
矢野恒太記念会
愛児館の建設
健康農村活動の助成
心臓血管研究所
地域社会研究所
姿勢研究所
アジア生命保険振興会
主要関連事業
追記・付録有