世紀の転進
プロローグ
運命の日・一九四五年八月九日
登院
真夜中の集合
健康傷病兵
思いは千々
八月九日の夜は明けた
哈爾浜
関東第四部隊
傷心
ロシア民族性
ロシア史
キエフ公国
イワン雷帝
戦国時代よりロマノフ王朝へ
ピョートル
ツアーリーの侵略政策
世界の漁場
ロマノフの終焉
革命以後
新らしい侵略体制
侵略は続く
スラブ族の妄想・残忍・狂暴
血の臭い
二つのルスとモンゴル
人間とけだものの間
獣性の神性の間
アムールの流血
ロシアよりロシアへ
マルクス・レーニン主義
まえがき
慈悲あふれる共産教育
自由なき自由
暴力の無限界行使
武装蜂起指令
プロレタリアート独裁
マルクス主義の改ざん
ファシズムとマルキシズム
マルクス主義
マルクス主義批判
共産帝国建設者
要約
嘉悦将軍のデッサン
満洲国軍事顧問
嘉悦顧問の輪廓
嘉悦家
嘉悦将軍の略歴
偉大な凡人
軍部独裁
独裁への道
陸海の相克
権力の乱用と無力政治
ゼロテイズムとヘロデイズム
十字架を背負え
じ後の外交関係
日ロ間の宿命的対決
日シと朝鮮と
清国の衰退と日本の大陸政策
侵略軍
スターリンの胸算用
侵略軍の作戦
国際条約のじゅうりん
作戦準備
ソ連の真実
スターリンの本性
スパイと謀略
日本の外交
戦機のは握
軍人外交
詭道外交
日ソ関係
共にアジア人だよ
対英米関係
日本の官僚
官僚制度
法匪
官僚の特性と法令の山
バッカスの踊り
耐乏の時代
思想弾圧
法令の埋葬
太平洋戦争
軍事目標と大戦までの経緯
みずくかばね
奪回さるる拠点
最後のとりで
鉄の花火
西欧の戦局
関東軍
無敵関東軍
沈みゆく関東軍
対ソ作戦の推移
彼我戦闘能力(編成装備と士気)
関東軍の難民救済
流民
民族移動
零時刻
人間の野性化
生命は安い
死よりの脱出
青山を後に
天に悩む
花火のように消えた村
運命に翻ろうさるる者
朝・昼・夜
崩れゆく一枚岩
死に至るまで忠実であれ
か弱い人々
匪賊・暴徒・モップ
飢えと絶望と
死との対決
残照
偉大な精神力
空きかんを腰に
心との闘い
運命論
運命劇
歴史のパターン
肉体的疲労の付加
すがりつくもの
聖なることば
宇宙の中の地球人
確立一○○パーセント
運命打開への道
残虐の歴史
西欧残虐史
紀元前
暴君ネロ
ローマ・ビザンチン時代
じ後における殺りく史
オリエントにおける残虐史
シナ民族の残忍性
人間の本性
日本人の非人道性
平頂山事件
シナ事変
捕虜に対する拷問方針
南京事件
大陸各地における蛮行
バターンの死の行軍
生体解剖・人肉し食と虐殺
赤旗を先頭に
武装した野蛮人
罪状転嫁
盛りづいた動物
人間狩りと掠奪
北行する輸送車
主義と行為のかい離
ハルビン及びハルビン収容所
青いあこがれの海
同一線上の人々
希望の港
物平らかならざれば鳴る
決意
恐怖のラプソディ
戦犯追求探索
尋問
人民裁判
国家統治原理
大衆裁判
さる芝居
舞台裏
裁かれる満人
殺人兵器
先例なき戦史
独断専行
兵術は常識
転進計画
病院列車の確保
首都新京へ
軍司令部
留るべきか退くべきか
衛生部員の意見
兵科将校の意見
問題の再討議
部隊長の心境
不安焦燥
恐怖のるつぼ
おののく将兵
決心
部隊の運命
兵は拙速を貴ぶ
早急の決意を!
部隊の生死は一心に存する
脱走逃亡を認める
召集解除
日本共産化の岐路
戦略
戦機のは握
配車交渉
患者後送
ヘラクレスの夢と決心
統師の妙
考えるあし
ドラマチックな一瞬
撤退
水に常形なし
転進作戦のデテール
起死回生
奇蹟
遺言書
七、○○○人の腹
軍規違反
さらばハルビンよ!
嘉悦夫人
国境へ
王よ!李よ!
奇妙な問題
転進
梯団転進
本梯団の転進
危地を脱せよ
転進間の諸問題
満系機関士の逃亡
自動車隊
赤い星の跳りょう
道はるか
救いを求むる人々
流れゆく日本女性
異民族の妻しょう
通化事件
パルチザン
長白山の鬼
招かざる客
暗黒の北鮮
地獄絵巻
北鮮から南鮮へ
京城
梯団集結
京城におけるハプニング
第三の偶発事
第四の事件
第五の問題
朝鮮の離断と第六の問題
釜山へ!
用船
ポンポン船で!
死地を脱して
痛恨事
ああ母なる大地よ!
先遣隊と部隊長
祖国よ!
部隊長に対する責任問題
名将とは
将師の器
さらば戦友よ!
最後の勝利を信じよう
軍人諸君よ!
荒野に立つ文字なきオベリスク
エピローグ