図書ウミ ユカバ000024149

海ゆかば 下

サブタイトル1~10
太平洋海戦秘史
編著者名
出版者
鹿児島新報社
出版年月
1977年(昭和52年)8月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
411p
ISBN
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/U74/2
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和51年8月1日から同年12月31日まで日刊紙「鹿児島新報」に連載した記事に補筆したもの 日本海軍年表(昭和16年~20年)・参考文献:p400~411
和書
目次

1 中部太平洋戦争
歓楽街シンガポール
島というより航空母艦
爆弾なくても敵に備えよ
百機以上の敵機が襲う
隊長機が火をふく
天山もすべて被弾
次々にやられる丸裸の輸送船
玉砕準備に隊員は緊張
いよいよ敵機来襲
同期の桜と再会
隊長のヒゲで風向を観測
夜間戦闘で月光が活躍
風雲急な天長節
皇国ノ興廃此ノ一戦ニアリ
千人針の腹巻きをたたいて突撃準備
戦果に遺書を破り捨てる
古賀司令長官の戦死
戦死公報の日時はバラバラ
2 玉砕への行進曲
ひっ迫した航空機生産
目標達成は一億国民の悲願
曲がり角のサイパン沖海戦
命からがらグァム島へ
魚雷めがけて体当たり
波を枕に故郷の夢
「全員集合」の号令に一人も来ず
サイパン島も全滅
兵隊の軍歌合唱で艦も大揺れ
3 軍艦旗のもとで
玉砕続く日本軍
三度目のZ旗上がる
敵はカエル飛び戦術
解読できぬ鹿児島弁
レイテ決戦にも敗北
4 特年兵の喜びと怒り
数え年十四歳の兵士
インスタント教育で戦地へ
戦時の中の天国
平和な南の島も険悪化
頼りない味方水上機
「ホリョハコロシマセン」
捕虜の戦友を射殺
5 人間魚雷の怒り
“一人千殺”の新戦法
世界戦史上未曾有の武器
命中を祈る
“回天”突入に敵艦艇大騒ぎ
海の底でお正月
金剛隊の歌で発進
天武隊作戦
追撃する人間魚雷
米軍も恐れた“回天”
運命の十一月四日
“甲標的”が人間魚雷に
失敗した竜巻作戦
いまこそ決戦兵器を
6 “震洋”特攻艇の反撃
ボート特攻“震洋”
戦雲みなぎるコレヒドール島
無念のレイテ沖海戦
7 神風(しんぷう)特攻隊の鎮魂集
“十死にゼロ生”の特攻出撃
“桜花”を抱いて敵陣へ
航続距離抜群の彩雲
両眼負傷で閑職へ配置
大きな成果おさめた鹿屋航空隊
菊水一号作戦始まる
つらい必死隊員へのインタビュー
託された遺書と現金
「母は字が読めません」
純粋な気持で死の戦地へ
内容も違ってきた菊水作戦
戦場の花嫁
本土決戦に備える
ヒナ鷲も養成する
8終戦への道のり
本土決戦前夜
沖縄にも米軍が上陸
キノコ雲もくもくと
被災者は十七万六千余人
ポツダム宣言受託へ
重苦しい中で閣僚会議
殺気立つ御前会議
陛下の“断”を仰ぐ
涙で曇る陛下の眼鏡
9 終戦
国家維持にご心痛
鹿児島県だけは戦う
聖断ついに下る
ぼう然自失の生徒たち
夜を徹して将来を論議
第二種軍装で整列
宇垣中将の胸中
「死に場所を与えてくれ」
司令長官自ら指揮
大元帥陛下バンザーイ
東郷元帥の遺髪騒動
大混乱の縮図・鹿屋
10 戦犯裁判の岩壁
“PW”捕虜服に受ける屈辱感
“鬼の陸戦隊長”にも戦犯容疑
絞首刑の宣告受ける
一路、赤柱刑務所へ
戦犯の罪名は捕虜虐待
戦友の死刑に言葉もなく
死と対決の日々
怖い処刑確定の日
付録あり