第十三期海軍飛行専修予備学生誌
序にかえて-“激動の歴史”への証言
第1章 第13期海軍飛行専修予備学生かくて誕生せり
日増しに苛烈の度を加える戦局
ついに火蓋は切られた
戦局は消耗戦へ突入
海軍の戦略構想と思惑
海軍航空軍戦備、軍拡への進展
予備学生大量募集と呼応する学徒
学園にせまる戦時色
画期的な予備学生大量募集(海軍予備学生募集告示)
学園から隊門へ直行
決意に新たに入隊(土浦空、三重空採用通知)
厳しい飛行適性検査
飛行科合格者発表と新分隊編成
秋空の下、晴れの入隊式
大量採用の背景と第十三期の特色
海軍は何を期待したか
予備学生教育のあり方
十三期、2ヵ年の軌跡
第2章 悪条件を克服しての激烈な教育・訓練
教育航空部隊の概要
練習総合航空隊の編成
教育の各教程と練習と航空隊
教育訓練期間の全容
海軍軍人育成への基礎教程
基礎教育の概要
教育内容
次期教程への配属
操縦専修(陸上機)
練習機教程
実用機教程
艦上戦闘機
艦上爆撃機
艦上攻撃機
陸上攻撃機
操縦専修(水上機)
練習機教程
実用機教程
偵察専修
関係各航空隊への配属
教育内容
飛行作業
いよいよ実戦部隊へ
初めて設けられた行用務専修
なぜ飛行要務士が必要とされたか
飛行要務の術科教程始まる
学生で早くも実戦部隊へ
第3章 13期、勇躍して熾烈な戦いに挑む
当時の戦局と航空戦備
戦況は一段と深刻化
航空部隊配備の変遷
教程終了後の実戦部隊等への配属
実戦部隊に於ける活躍
航空隊の区分等について
基地航空部隊
艦隊勤務に就いた十三期-空母-戦艦,巡洋艦、潜水艦-
異色の航空隊
秋水部隊の顛末
十三期が戦った海空攻防戦
太平洋決戦・マリア海空戦没者(あ号作戦)-サイパン、テニアン失陥-
台湾沖航空戦
比島沖(レイテ)と比島の山野に散った十三期
硫黄島ついに玉砕
第二次丹作戦発動
九州沖航空戦
総合艦隊,ついに死す
第4章 士官特攻の主力となった十三期
特攻隊編成の経緯
特攻へ追いつめられた戦局
体当たり攻撃の発動
比島方面特攻作戦
台湾方面特攻作戦
硫黄島方面特攻作戦
ウルシー方面特攻作戦
九州南東方面特攻作戦
沖縄島上陸前哨戦の特攻作戦
沖縄本島上陸直後の特攻作戦
菊水特攻作戦
特攻戦の戦果
神雷部隊桜花隊の十三期
水上偵察機、観測機特攻隊
白菊神風特別攻撃隊
最後の航空特攻と十三期
末期に計画された特攻隊
不発だった剣・烈大奇襲作戦
未遂の白菊特攻隊・八洲隊(大井空)
中間練習機特攻隊
十三期特攻の遺書から
特攻回顧 国難に凝集した特攻精神とその消滅
『月光の夏』所感から
第5章 終戦-その後の歩み
終戦とともに本領発揮の十三期
厚木航空隊事件
山中湖畔篭城の厚木十三期
シンガポール・セレター軍港作業隊
戦後の九三六空レンパン島派遣隊
ケンダリー(セレベス)の終戦と復員
香港・啓徳基地の十三期の連絡将校
シベリアに抑留された十三期
モンテンルパ・死刑囚からの生還
人民解放軍とともにすごした十五年
軍用機に地元民を乗せ観光飛行
戦没同期生の慰霊
機銃包囲下の慰霊祭
十三期遺族会の発足
(社)白鴎遺族会への改組
生存同期会の設立
十三期会の発足と活動
潮会の歩み
各地に同期の会が発足
名簿・年表・引用・参考資料図書有り