昭和史の天皇 22
孤立する板垣陸相
日独提携強化へ
もめる“大島大使”
武官外交の禍い
トゲ抜いた軍部
難局に有田外相
「陸軍修正案」作成
独側が条約試案
日本案との比較
五相会議の合意
陸相“含み”残す
「有田一石三鳥電」
訓電ミステリー
二次修正案起草
抗議電ぞくぞく
語強く大島請訓
五相会議の責任
ねばり抜く陸軍
米内海相の“抵抗”
思想、デッド・ロック
「内閣危機に瀕す」
思想違う陸、海軍
陸軍の不協和音
海軍首脳の反対
陸軍、体質の違い
日・伊・独の関係
首相、辞意もらす
懐疑するチアノ
“戦争と平和”政策
「ローマ会談」詳細
伊の“プロポーズ”
独案と大同小異
大島大使が訪伊
英の出方待つ伊
慎重なイタリア
海軍、妥協案作成
三者三様の苦悩
後れとらぬ準備
行く人、帰る人
国民生活に影が
“総動員”の一本道
平沼内閣の使命
「近衛」から「平沼」へ
主要閣僚は留任
平沼首相の思想
同盟には消極的
欧州状況の変化
“仏伊緊張”を利用
締結を急ぐ独伊
「辞職」知らぬ大島
「独伊枢軸」の原則
大島電の結論
三度目の独提案
逆戻りした独案
早期締結望む伊
白鳥大使の心境
決断促す大島電
イワシとマグロ
歴史の“制限時間”
のるか、おりるか
緊迫の五相会議
海相、鋭く反論
日本案決定す
特使、人選の事情
陛下、陸軍にご不満
訓令でまた難航
兵力援助の扱い
特使携行の訓令
ギリギリの一線
防共、建て前堅持
「兵力」の限界盛る
英、適用範囲疑う
ク大使が警告
波紋、欧米へ拡大
英見解、米に伝達
日本は“オトリ”に
海南島占領の日
米に心のゆとり
オット大使報告
日、“対共産”を強調
崩壊への旅立ち
ナチの世界政策
欧州紛争の勝算
同盟強化の目算
独英妥協の条件
英に時をかすな
特使、極秘に出発
不安の欧州入り
大島大使が激怒
苦虫のリ独外相
「大島」の抗議電報
政府の再考要求
特使、立つ瀬失う
決断促す独外相
伊の日本除外論
駐ソ大使が反対
国威発揚図る伊
後退する東京電
日独の思惑の差
貧弱な日本軍備
英米派の牽制
陸軍の秘密会議
対英米戦を軽視
情勢判断の甘さ