炎と叫喚の記録
- サブタイトル
- 和歌山市空襲 戦争を知らない世代へ 14(和歌山編)
- 編著者名
- 創価学会青年部反戦出版委員会 編者
- 出版者
- 第三文明社
- 出版年月
- 1975年(昭和50年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 238p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/So32/14
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 内容:鬼畜となってわが子を焼く(田辺貞雄) ほか
- 昭和館デジタルアーカイブ
1“悪夢”の三時間
鬼畜となってわが子を焼く(田辺貞雄)
戦後三十年、まだ子供達の声が(保田たつ)
娘よ、息子よ「なぜ返事をしないの」(井野はな)
癒えた悲しみに追い討ち(柏木静一)
叫喚の一夜、四人の家族を失う(西村貞子)
九人の家族が半分に(湯川圭子)
早く息を引きとって(吉田志津子)
しのびよる死に笑った父(菊田信子)
壕を貫いた焼夷弾が祖父に(沖梅子)
人体解剖図のような私(九鬼由紀子)
無駄にはしまい、この体験を(高瀬保夫)
私は十日間、眠り続けた(滝光三)
やはり、あれが母だった(数見正子)
焦土から平和を祈る(岡本啓子)
語らずとも“体が語る”(三目源七)
植木が私を追いかける(松下シゲ子)
女手ひとつで育てた娘を(光吉玉枝)
わが子よ、熱かったろうに(中谷豊子)
強風で危うく左足切断(脇田寅楠)
つきまとう顔の火傷(又尾クスコ)
不運な長男の死(田中秀子)
婦人救護班として(御木糸枝)
帰省した兄の心痛は書けない(中谷貞子)
兄夫婦たちは今どこに(福田富子)
三日間、夫を捜し続けた私(奥野種子)
焼け出されて嫌われて(垣内のぶ子)
防空頭巾に託す反戦の願い(山崎富美子)
この記憶をとどめたり(安野谷花子)
この惨状を若い人に伝えたい(久保時弘)
忘れ難い“二つの空襲”(松尾久美子)
三時間の悲惨、忘れまい(岡崎富美子)
短夜やあまりに悲しき大嵐(多田平次郎)
2 私が見た空襲
地上四十メートルで目撃(坂田耕治)
七割が破壊された和歌山市駅(中山記一郎)
警報下で気象観測(野際義雄)
幼な心に刻まれた恐怖(浜田吉男)
炎の中を逃げ回って(堂上魏)
「七月九日を語り継ぐ」(安田喜代美)
“私達は助かったのだ!”(井口タマ)
あの老婆の気持が今わかる(太田ひろえ)
民間の救護部長として(新家正夫)
その夜“一つの生命”が誕生(増田茂)
「婦長さん、僕らを放って逃げて!」(飯村キミヨ)
外科医の献身(三好晴之)
教育者の信念貫く(辻幸三)
負傷者を収容した旅館(和中幸雄)
万葉の地に空襲の爪跡(北畑良三郎)
旧県庁跡の惨状(市川まさ子)
M百貨店付近の惨状(岡崎せつ)
商工会議所で見た地獄絵図(小浪徳松)
二百人の従業員が十三人に(岡本正三)
旋風(藤田喜多次)
汀公園の遺体処理(松岡栄一)
わが家の空襲前後(堀口治子)
罹災者の生活(西村貞一)
「衣」「食」を奪われて(北島フミ)
緊迫した食糧事情(玉置久夫)
“悪夢”の記憶(滝本順一)
二十日後の市議会(中西光之助)
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626