特攻

第１章　送る側、送られる側
引き金となったマリアナ海戦の敗北
軍令部も承知の体当たり作戦
捷一号作戦に向けた窮余の策
第２章　「神風たち」の周辺
反跳爆弾攻撃が特攻の前身
全員志願の裏側
正攻法の二航艦も特攻を決意
第３章　「全軍突撃セヨ！」
日本海軍の総力を投入
「武蔵」の沈没と「大和」の反転、再反転
不可解な栗田艦隊の戦場離脱
第４章　さまざまな曲がり角
続く「神風」の誕生
「特攻は、統率の外道」と大西長官
陸軍も独自の特攻隊編成
富永司令官の異常な言動
一航艦も台湾へ転出
部下を見捨てた四航軍の首脳たち
第５章　「回天」と「桜花」の狭間
竜巻作戦の挫折と回天の出現
九三式魚雷から「（６）金物」へ
一号艇、浮上せず
ベニヤ板の特攻ボート
帰環隊員たちの苦悩
ロケット推進の人間爆弾
第６章　壊滅への日々
自殺行為に士官も強く反対
潜水艦の犠牲も続出
「皆死ね、皆死ね、我も死ぬ」
終章　激浪の果てに
さまざまな破局
何を語る三千九百十人の死
主要参考文献、年表あり