図書カラフト センキュウヒャク シジュウゴネン ナツ000023533

樺太一九四五年夏

サブタイトル1~10
樺太終戦記録
編著者名
金子 俊男 著者
出版者
講談社
出版年月
1972年(昭和47年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
409p 地図
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Ka53
保管場所
閉架一般
内容注記
巻末:参考文献・資料,樺太終戦年表
和書
目次

凍土に起る砲声
迫る危機感
始まったソ連の進攻
進攻前触れの通信分断
風騒ぐ国境線
国境陣地の構築
対米「あ」号作戦の展開
戦時下樺太の実態
自給自足策と島民の防衛意識
腹背の敵に対処
米潜水艦の出没
海豹島、砲撃さる
バープ号跳梁
スパイ潜入阻止に苦心
ソ連参戦の背景
ソ連軍、ついに進攻開始
国境へ、国境へ
緒戦における国境戦闘
砲声下、婦女子の避難
半田陣地の死闘
増える死傷者
半田陥落
敵戦車隊、師走川に迫る
不可解「越境すべからず」
凄惨、師走川陣地の全滅
ソ連軍阻止と住民避難
引返した航空隊
国境戦線異状あり
ソ連軍、古屯に急進攻
竹槍にゴボウ剣
古屯駅奪回に部隊集結
友軍機来らず
連隊主力、八方山で待機
わがもの顔の敵戦車隊
ソ連艦、安別を急襲
安別放棄
終戦の後も……
古屯駅を逆襲
古屯駅奪回ならず
古屯の激戦
頼りはわずか連隊砲一門
最後の斬込み
眼前の敵戦車に戦慄
生存わずか四十二人
砲声のなか戦死者の最後の声
最後の命令「大隊長の遺体を……」
声のかぎりに叫び突撃
戦友の遺体を盾に
無謀な敵中突破
ソ連兵と捨身の格闘
八方山の戦闘停止
ソ連軍、八方山に迫る
猛攻受ける前地点
執拗な襲撃に戦死者続出
北極山にも激しい敵襲
白熱の手榴弾戦
停戦、しかし自衛戦闘継続
三号無線分隊、敵中突破ならず
硝煙のなか、打ち振る白旗
戦闘停止十九日午前零時
軍旗脱出
敵味方、求めあう握手
山野にしみわたるラッパの音
混乱の始まり
橋梁爆破
気屯停戦成らず
上敷香でも交渉決裂
帯なす避難民の群れ
停戦交渉ようやく成立、だが……
北西地区の戦闘、完全に終了
国境地域の混乱と動揺
ツンドラと濁流のなかを避難
列車に襲いかかる敵機
狂乱の町、敷香
ソ連軍、塔路に進攻
恵須取にも猛爆
猟銃と竹槍の義勇隊
頼りにならぬ軍
悲劇の一家心中
焦土の町にソ連軍上陸
停戦に町長の犠牲
住民を説得、ようやく下山
野ざらしの死体
恵須取、上恵須取の壊滅
終戦放送に箝口令
徹底欠いた撤退命令
義勇隊、激しい抵抗戦
めざましい女子監視隊の活躍
「その軍刀で刺して……」
死を覚悟の薄化粧
決死の敵中突破
合い言葉は「雪」と「月」
上恵須取、灰燼に帰す
決裂した停戦交渉
民間人停戦交渉使節
死の避難行
死の内恵道路
子も捨て親も捨て
内路目前に心中
珍内にあふれる避難民
爆死の母、ひとことも残さずに……
取り残された人びと
「私たちはここで死にます」
看護婦の集団自決
非情の果て
被占領地区に潜入
知取にソ連戦車隊進駐
炭鉱義勇戦闘隊長、覚悟の自害
心中・発狂・斬殺
三神医師の単独停戦交渉
緊急疎開
貨物列車に鈴なりの人
人波に埋まる桟橋
輸送力増強に苦肉の一計
難民あふれる稚内
三引揚げ船の遭難
千七百余の遭難者
小笠原丸の沈没
家族犠牲に遺体収容
第二新興丸、敵潜と遭遇
雷撃、船艙に大穴
見事敵潜を轟沈
散乱する血と肉魂
続いて泰東丸も
死体だらけの海
地獄図絵、真岡の町
ソ連艦艇、港内で砲撃
疎開めぐるみにくい争い
軍旗奉焼後、事態急変
住民に容赦ない砲撃
射撃命令下らず
停戦軍使射殺さる
戦闘の火ぶた切る
ソ連軍、真岡を掌握
す早かったソ連軍の上陸
疲労、空腹、絶望の逃避行
豊原へ豊原へ
うちつづく自決、心中
戦い敗れて……
真岡の戦死者名簿
殉職九人の乙女
町長、奇跡の生存
親を失い子を死なせ……
真岡警察の動き
憲兵、警官の犠牲者多数
清水村の集団自決
逢坂も灰燼に帰す
第一大隊かく戦えり
第一橋梁爆破に失敗
乱れ飛ぶ砲弾
消し飛んだ工兵分隊
熊笹峠に部隊集結
迫りくる敵軍
正面陣地突破さる
第四中隊の最後
停戦軍使再び出発
宝台ループ線上の攻防
重傷の身で指揮をとる
真岡方面の戦闘終了
樺太一九四五年八月以後
停戦後の豊原空襲
白旗無視、非情の空爆
ソ連軍、豊原に進駐
ソ連の軍政始まる
頻発する暴行と略奪
果てしない労苦
祖国めざし、決死の脱出
厳寒の海に乗り出す
残留島民の引揚げ
年表・資料・地図あり