特攻
- サブタイトル
- 外道の統率と人間の条件
- 編著者名
- 森本 忠夫 著者
- 出版者
- 文芸春秋
- 出版年月
- 1992年(平成4年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 310p
- ISBN
- 4163465006
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Mo55
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 特攻の系譜
異端の予言者
大西中将 体当たり攻撃戦法を提起
「決して命令してくださるなよ」
擬似コンセンサス
成り行きの論理
「やむを得ないこと」
倒錯と至上の価値と
第2章 特攻の物質的基礎
日米海軍戦力パリティの推移
日米空母戦力比較
航空機戦力比較
事実の背景
大西滝治郎の「純正空軍」
ある試算
年ごとに開く乖離
腐敗と虚偽の構造
激しく乖離する日米航空戦力
日日戦争 木によって魚を求める
“基礎からの再建”と特攻
戦力二乗の法則が示したもの
陸軍航空の実相と矛盾
対立と分散と
第3章 特攻作戦の狼煙
『あ号作戦』以後 決戦方面の後退
『捷号作戦』の登場と航空戦力の温存思想
“命懸けの飛躍”
特攻兵器の開発と特攻作戦の採用
『回天』
『震洋』と『連絡艇』
『桜花』
“トップ・ダウン”陸軍航空特攻
正木少将の抵抗
私設の集団
かすかな曙光の中で
若者たちの生命を代償として
第4章 フィリピンにおける特攻作戦
レイテ決戦へ
第十六師団潰滅
指名された特攻隊員
相剋する想念
寡少な攻撃戦力
特攻戦発動
陸続として続く特攻攻撃
『薫空挺隊』による『義号作戦』
不可逆的作戦となった特攻
アメリカ軍機動部隊の対特攻「新機軸」
依然として続く十死零生の攻撃
特攻志願
特攻待機
指揮官の異常心理
“十死零生”か“九死一生”か
「九死一生をもって限度とする」
「蛇の生殺し」のような時間
鬼気迫る光景
割り切れない統帥の在り方
“美談”
自己目的となった特攻
特攻の戦略
連合軍ミンドロ島上陸
『桜花』投入の失敗
連合軍ルソン島に上陸 特攻 死の乱舞
特攻舟艇の戦果
富永中将の“逃亡”
第5章 沖縄における特攻作戦
沖縄を巡る戦闘の序幕
上陸破砕戦闘(三月二十五日~四月五日)
連合軍沖縄へ上陸
水上特攻『大和』の出撃と失敗
『菊水第一号作戦』『第一次航空総攻撃』(四月六日~十一日)
『菊水第二号作戦』『第二次航空総攻撃』(四月十二日~十五日)
『菊水第三号作戦』『第三次航空総攻撃』(四月十六日~十七日)
『菊水第四号作戦』『第四次航空総攻撃』『第五次航空総攻撃』(四月二十一日~二十九日)
『菊水第五号作戦』『第六次航空総攻撃』(五月三日~九日)
『菊水第六号作戦』『第七次航空総攻撃』(五月十一日~十四日)
『義号作戦』『菊水第七号作戦』『第八次航空総攻撃』(五月二十四日~二十五日)
『菊水第八号作戦』『第九次航空総攻撃』(五月二十八日~二十九日)
『菊水第九号作戦』『第十次航空総攻撃』(六月三日~七日)
『菊水第十号作戦』(六月二十一日~二十二日)
地上戦終了後の特攻作戦
生きていた死者
死と生のアポリア
束の間の再生の喜び
「よく士卒の耳目を愚にし」
生への回帰と死への回帰
特攻くずれ
“死に至る病”
夜が恐ろしい
生の絶対矛盾の中で
失われた特攻の大義
荒んだ特攻隊員の心理現象
自我の衰微
三分の一の特攻隊員が特攻を希望していなかった
運命の出撃
フェインティング現象
「厳かな儀式の始まり」
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